医者って信じられる?
今日、図書館で「私は薬に殺される」福田実著(幻冬社)という本を借りました。まださわりしか読んでいませんが、高脂血症と診断され、それを治すために飲んでいた薬の副作用で、筋肉障害になった著者の戦いの記録のようです。
私は医者が嫌いです。理由もなく嫌いなのではなくて、医者って、大体、患者をバカにしている。いや、バカにするつもりはないのかもしれませんが、忙しすぎて、一人一人の病人にかまっていられないようです。患者になんて何か説明してもどうしようもないと思ってる。患者とその症状に対してきちんと向き合い、説明できる能力がない。無口で無愛想な医者がいても、きっちり治せるならいいけれど、どんな病気にも対応できる医者なんてこの世にもそもそもいないのです。
Dr.コトーみたいな医者がいればいいのに・・・この本の著者もあちこちの病院をまわるけど、どの医者も、著者の症状に耳を貸さない。精神的な症状だと言われたりもして・・・なんだかその無念さが伝わってくるようです。
結局医者は、患者といっしょに戦ってはくれない。「助けて!」ってすがりついてるのに、「忙しい」からといって、そこに見捨てていく。患者はいつだってたった一人で戦うしかないんです。
ああ、そう思うと健康っていかに大事かって思います。大嫌いな医者の世話にはできるだけなりたくない。でも、病気って気をつけててもなるときはなるんですよね。
信じられる医者っていますか? 誰かにYESと言って欲しいのが、実は私の本音です。
この本の著者はどうなってしまうのかなぁ・・・実は彼がまわった数々の病院は全て私の今、住んでいる場所の地元。う~どの病院も絶対行きたくない(汗)
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