「マトリックス・レボリューションズ」
昨日は、マトリックス三部作の最後の作品「マトリックス・レボリューションズ」をDVDレンタルで見ました。私は、マトリクスって、一番最初の作品がとても好きでした。二作目の「リローデッド」は映画館で見たのですが、それが実は今一つでして・・・^^; ではシリーズ最後の「レボリューションズ」がどうだったかといいますと。
ストーリーが、分かるような、分からないような・・・マトリックスってもしかすると、映画だけじゃあまり話が分からないのかもしれませぬ。解説本がいろいろ出てるようですが。
私はけっこうSFが好きで、多分、普通の人よりは読み込んでいる方なのですが、マトリックスって話は、現実と仮想現実の絡みがなかなか複雑です。キアヌ・リーブスが演じる「ネオ」という主人公は、現実と仮想現実、両方の世界を救う救世主としての役割を背負っています。レボリューションズでは、ネオは、仮想現実内で、暴走、増殖したスミスというプログラムを倒すことで、機械と人間の現実社会での戦争を終わらせることに成功する。きちんと救世主としての役割を果たしたんですわ。ネオ、えらい。
でも、つい考えてしまうのですよ。
「スミスを倒す」というのは、実際、どういうことだったのか。
映画内では、それが映像となって、アクションシーンとして繰り広げられるわけですけど、実際はマトリックス上のデータが相手を消去せんとして戦ってるわけですよね。不思議だ。
そして、そもそも・・・「リローデッド」を見たときから思ってたのですが、「ネオ」の存在自体が、もしかすると現実のものではなくてコンピュータ上のプログラムだったような気もします。
でも、一応、現実の「有機物としての」ネオはちゃんといて、トリニティーという恋人と、人間らしいラブラブシーンを演じたりしてるんですけどね(これは「リローデッド」でのお話)。
ネオという、マトリックス上の、全てを超越する存在。その存在とバランスをとるために、コンピュータが生み出してしまったバグ(?)、スミスの存在。
「マトリックス」という作品に、私が惹かれるのは、仮想現実(=マトリックス)の世界では、生きている人間以外に、たくさんの、人間ではない、仮想空間上の「プログラム」が人間以上に人間らしく暮らしているという設定だったりします。もし私が、マトリックス内に入れたら、「預言者」とか、会ってみたいなぁ。
なんちゃって、やばい・・・以前「ルサンチマン」というマンガをこのブログで紹介したことがあるんですが、私はどうもそういう仮想現実の設定に魅力を感じているみたい。
現実逃避かなぁ?(^^;)
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