「マイノリティー・リポート」
DVD鑑賞が最近くせになり、昨日はトム・クルーズのマイノリティー・リポートを借りてきて、見ました。以下は感想でネタばれ注意~。
一言でいうと、「もっとすごい話かと思った」・・・です^^;
なんとなく、SFというよりは短編推理小説みたいなお話で。同系統の映画で思い出すのは「トータル・リコール」(主演、シュワちゃん)や「12モンキーズ」(主演ブルース・ウィリス)なんですが、その方がもっともっとドキドキしたなぁ。あとあれ。同じトム・クルーズものなら「バニラ・スカイ」。「オープン・ユア・アイズ」という映画をトム・クルーズがリメイクした作品ですが、あれはすごかったなぁ。記憶と偽記憶が入り乱れ、真実がぐちゃぐちゃになる。
この「マイノリティ・リポート」も、殺人事件を予知し、未来の殺人犯を事件前に逮捕することで、殺人を未然に防ぐというシステムがある未来世界で、未来の、まったく身に覚えのない殺人事件の犯人として追われる身になってしまうのが、トム・lクルーズ演じる主人公。未来と現実が入り乱れて、結局、予知どおり、主人公が、殺人を犯してしまうシーンはなかなかどきどきはしました。
「あれれ?」と思ったのは後半で。
主人公は、事件後に、結局はつかまってしまって、どうも「マイノリティ・リポート」というキーワードがうまく響いてこない。言いたいことはつまり、未来は自分で変えられるということのようだけど、主人公は、理由はどうあれ、殺人を犯してしまったことは事実なわけだ。
それに今、思ったのだけど、結局、主人公を嵌めて、殺人犯にしたてあげたのは誰だったのだろう?
ふむ・・・つまり、殺人には理由があってそれは殺人が起こった後に理由が判明することもあるし、それでいくと、殺人の実行犯だけを裁けないから、未来予知により、事前に殺人を防止するシステム自体がやはりまちがってるということなのかしらん?
まあ、それならそれで、そういうふうにお話をまとめれば、まだすっきりするけど、お話の中では、主人公の義理の父親の犯罪などが明らかになったりして、結局その未来予知による犯罪防止システムは崩壊する。
なんとなく見ていて、消化不良のような、言いたいことがなんだかよく分からないような、でもまぁ、その未来予知システムで利用され続ける限り、人間らしい生活ができない未来予知能力者(プリコグ)は、システムの崩壊で、任務から解放されて幸せになって、それだけはよかったような・・・
とにかくちょっと「訳分からないまま終わったなぁ」という印象が残る映画でした^^;
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