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2004.11.19

poem その⑪

「幸せな終末」

出会って恋に落ちるまでは
そう時間はかからない
どんなささいなきっかけだって
始まりには理由がない

結局恋はひとりよがりなもの
「欲しい」と願い
「得られない」と嘆き
「信じられない」と疑っては
「それでも好き」と
言わずにはいられないもの

相手には何の得ももたらさず
ソレさえ分かっていても
自分では止められないほど
強く相手を求めてしまう気持ち
つまりそれはパワーなのだろう

恋は病である
ビョーキそのもの
傷がいつかは癒えるように
病気はいつか治っていく
そしてそれは思い出になる

どんな恋もおそらくは
同じ経過を辿るのだろう
叶わぬ恋も実を結ぶ恋も
行き着く先は同じだ

ある日我に返って
お互いを見つめ直した時
せめて恋をしていた時の思い出を
共有できる関係でいられたら

それが恋の
おそらくは幸せな終末

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