「キリクと魔女」
先日、「キリクと魔女」という作品のDVDをレンタルしました。いっしょに、「猫の恩返し」もレンタルしましたが、印象度では「キリクと魔女」のインパクトがはるかに強かったなぁ~。浅野温子が魔女の声をあててるのですが、なかなか熱演でした。「キリクと魔女」はフランスのアニメなんですが、確か、スタジオジブリの招待作品、って位置づけだったようです。
小さくて頭のいい子、キリク。「一休さん」みたいだなぁと思いましたが、どちらかというと、昔のアニメ、「小さなバイキング、ビッケ」(タイトルちがうかも)を彷彿させますね。小さい男の子が、その機転で大人をぎゃふんと言わせるお話という点において。
キリクの機転や知恵は、それだけで見ているこちらがスカッとしますが、やはり、勧善懲悪が幻想だというところが、私としては好きです。
ネタばれになってはまずいので、詳細はここでは書きませんが、「なぜ魔女は意地悪なの?」という質問に、大人たちは誰も答えてくれません。魔女が意地悪なのは当たり前。理由なんかいらない。そう大人たちは言いますが・・・物事には何にせよ理由があるもの。キリクは最後にその答えに行き着き、それを克服することに成功します。
政治家は私服を肥やし、公務員は無駄遣いばかりし、若者は礼儀知らず。でもそれを嘆いているばかりでは、キリクの村の人々と同じなのかもしれない・・・
リスの小さな巣穴を通って賢者の元へたどりつこうとするキリクの小さな冒険が、とても楽しく見られました。う~ん、クリスマス用に、これをとっておけばよかったなぁ(笑)
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