poem その⑫
「忘れていいよ」
10年たったら
きみは忘れてしまうかな
私がきみを大好きだったこと
きみが私を好きだと言ってくれたこと
きみが一人だったこと
みんな一人だったこと
私がここにいたこと
私ときみがもしかしたら
同じものを求めて苦しみ
そしてそれが
互いの中にあると
気付いた朝のことを
忘れてもいいよ
私がちゃんと覚えておくから
10年たって
もしきみが遠くへいってしまっていても
私はここにいて
覚えておくから・・・
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