poem その⑮
「或る休日」
きみは今頃どうしているか
久々に部屋をそうじして
一人でお昼ごはんを食べているか
それとも友達がやってきているか
私の知らない間にきみが何をしているかなんて
私に分かるわけがない
それはそう、逆も同じ
きみの知らない間に私はいろいろなことをしている
きみの知らない友達と旅行へ行ったり
きみの知らない同僚と仕事の話をしたりする
そうして日々は過ぎるもの
友達も仕事ももちろん大事なんだけど
きみはそもそもそのどちらでもない
誰とどこに行ったって 誰とどう過ごしたって
それがきみに代わるわけじゃない
きみは今頃どうしているか
考えてみたってどうしようもないことを
つい繰り返してしまう毎日
きみの知らない間に私はいろいろなことをしている
きみを想い
きみの幸せを
いつもいつも 考えてる
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