自由と束縛
中島みゆきの曲「ファイト!」にこんな一節があります。
(引用開始)
あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ
(引用終わり)
世の中の男と女ってのは、そもそもはこういう力関係なのかなぁ? 支配するものされるもの。
昔から、私が目指していた未来っていうのは、誰にも何者にも束縛を受けないこと、だったりしました。
まあそれほど縛り付けられて育てられていたわけでもないんですが、 学校教育を受けていた頃は学校に。親と住んでいた頃は親に。一応、縛られてはいたかもしれない。
欲しかったのは自由。そして、それは今、手に入った・・・・かもしれない。
昔は、大人になること、というのはイコール、社会の枠組みに自分を押し込めていくことだったりしました。もちろん、それはいいこともあるし、そうじゃなきゃ社会は成り立っていかない。
だから、子供の頃は、大人になるのはいやだったなぁ。20歳過ぎたら何の自由もないかと思っていた。
いざ実際に大人になったら、景色はずいぶんとちがっていました。子供の頃とちがって勉強も好きなことだけすればいいし。
家庭を持たないことで、社会人としての義務を果たしていないなぁという気にはちょっとはなります。出生率の低下にも貢献している。しかし。
誰の思うままにもならず、自分の選んだ自分の道を行く。誰にも縛られない。そのことはやはり「幸せ」と言っていいんじゃないかな、と思ったり、します。今の時代なら、それができる。女に生まれても、ね。
いえ、別に何があったというわけではないんですが。自分は恵まれているなぁと思って。自分が幸せであることに気付けるということは、それだけでもとても幸せなことだと思います。
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