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2005.02.07

Hyper CUBE

先日、たまたまテレビを見ていたら、東京12チャンネルで、「CUBE2」って映画をやってました。
 私は、昔から、小松左京、眉村卓などをバイブルに育ったSF大好き人間なので、こういう映画はまさにツボなのです。CUBE2というタイトルから分かるとおり、この映画には、CUBEの1というのもありまして、私はテレビ東京で、「CUBE2」を見たあとで、レンタルで「CUBE」と「CUBE2」をまとめて借りてきました。
 見たのが、CUBE2からだったせいか、私は「2」の方が好きですねえ。SFチックで。CUBEの1は、完全にサスペンス映画です。ちゃんと順番に1から見ていたら、「CUBE2」が「1」の世界を踏襲して作られているのが分かるんですが、私は「CUBE2」から入ってるので、あとで「1」を見て、「これ、2と同じだー」などと、逆の見方をして喜んでおりました。(amazonやyahooのレビューを見ると、1作目に比べて2作目は駄作だと酷評されています^^;)

 「CUBE2」には超立方体(「テセラクト」とか「Hyper CUBE」とかいうらしい)が登場します。縦、横、奥行き、という通常の三次元立方体に、もう一つの次元を加えた四次元立方体。その中で起きる、数々の出来事・・・パラレルワールドあり、時間のずれあり、いやー、私のような、ミーハーSF人間にはたまらない事件のオンパレード。小松左京の世界です。そこに閉じ込められる男女数名が心理的に追い詰められていく様子もなかなかリアルでした。

 んで。いや、あの、なんでそれが囲碁カテゴリに入ってるのかと言いますと。
 以前、私は、「空を飛ぶ鳥のように」という記事の中で、囲碁の初心者から初級者からの道程を「地上を歩く人と空を飛ぶ人の違い」だと書きました。局所しか見えていない石が、空を飛ぶことによって、19路の面として見えてくる。つまり、これは、「線」である一次元の世界から二次元の世界への進化なのですねえ。
 今日、実は、囲碁にもう一つの次元があることを発見してしまいました。それは・・・時間。
 いや、時間って、そりゃいきなり四次元だろうという話ですが、囲碁の場合は、三次元はなさそうなので、いきなり四次元に突入。
 囲碁の盤面には、その瞬間に見えている盤面、だけでなくて、そこからのあらゆる変化が同時並行的に存在しているんですな。 
 いや、自分にとってはすごい発見なんですが、囲碁ができる人にとっては、「何を当たり前のことを・・・」って話でしょう。
 だって、平面に時間が加わった概念で、囲碁を捉えてるからこそ、プロの方々は当然のことながら、強い人たちは、初手からずっと並べて検討ができる。
 これはすごいことです。囲碁ってHyper CUBEだったのか! いや、立方体じゃないから、CUBEではないですが、ミーハーSFでおなじみの、「時間」や「並行世界(パラレルワールド)」はまさに囲碁の世界に存在するんです。
すごい、すごい・・・!

 ・・・あー、囲碁も「CUBE2」も知らない人には、「何、言ってやがんだ、こいつ」の話だなぁ・・・

 「時間」という新しい次元の存在には気付きましたが、私がそれを操れるようになるのは、まだ先の話。でも、考えてみれば初段くらいになると、ちゃんと、自分の棋譜を、初手から並べ直せるようになるようなので、囲碁を始めた人が本当に誰でも初段になれるなら、人は、誰もが(囲碁の中でですが)「時間」を操れるようになるということか・・・
 人間の能力ってすごいですわね。

 訳の分からない話で、一人で興奮してて、すみませんでしたm(__)m 

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Comments

くやしいけどその CUBE っての知らないんだけどさ(苦笑)。

囲碁における「時間軸」って面白い着眼だね。初手から並べ直すことができるのは、むしろ交わされた石の会話をリニアに追いかけることができるという感じでむしろ二次元的かとは思うけど。変化図や、その変化図からさらにAの方向に変化した盤面とBの方向に変化した盤面を見ているというのは確かに時間軸と言えなくもない(^^).私はまだ誰も見ていないが、私のふるさとであるジパングを見ているのだって感じ(^^?

囲碁を始めた人が誰でも初段にはなれるってのは私も思うところ。BUBIさんの囲碁世界はどんどん広がりそうですね(^^)。

Posted by: まえだ | 2005.02.07 at 09:23

 まえださん、コメントありがとうございます^^
「CUBE2」の話は、四次元とか三次元とかって話を引っ張ってくるための前振りですから、見てなくても大丈夫。

 話がややこしくなるので「初手から並べ直す」話を「時間」の例で書いてますが、どちらかというと、まえださんも書いておられるとおり、現在の盤面から、次の一手から何手も先までを見通すこと、それも、Aの変化図だけでなくBもCもDも、と複数の変化を想定しながら打つ、という世界が、多次元的だと思うのですよ。数学の強い人が囲碁の強い人に多いわけだ。
 まえださんは、数学、好きですか?

Posted by: BUBI | 2005.02.07 at 10:52

話は違うけど、うちのブログのコメント欄がまるっきり見えないの? おっかしぃなぁ…

で、本題。

数学は好きでしたよ~。結局法学部で犯罪学を学ぶようになりましたが、ず~っと数学で飯食えれば嬉しいとか思ってた。今では電車に乗れば読書はたいてい棋書だけど、昔は幾何の問題集だった(笑)。

ちなみに孔令文先生は数学オリンピックの中国代表選手だったそうで(^^;。足し算が得意みたいで、目算早いんだよな~、彼<って、そういうことではあるまいに(^^;。

Posted by: まえだ | 2005.02.07 at 14:13

数学が強い人って憧れちゃうなぁ・・・
碁でも空間把握能力が高いととっても有利だろうなぁと思います。羨まし~

でも私の職場の囲碁サークルに教えに来て下さる先生に前、聞いたら
「私は数学、苦手ですよ^^;」
とおっしゃっていましたっけ。それ聞いてちょっと嬉しくなったっけな。

ちなみに先生はプロ棋士の「大澤奈留美」女流鶴聖の妹さん。若くてとってもかわいい人です♪

Posted by: BUBI | 2005.02.08 at 18:29

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