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2005.02.03

poem その⑰

両の手のひらいっぱいに
愛をすくいあげた
それはまるで砂のように
手のひらからあふれた

それをきみの手のひらに
そのまま渡そうとしたけれど
愛はこぼれるばかりで
ちっともうまくはいかない

うまくいったこと うまくいかなかったこと
振り返ればどちらの方が多かっただろう
うまくいかなかったことばかりを数えて
自分を役立たずだと思う日々

結局何一つ渡せないまま
私の手はからっぽになった
手のひらに少しだけ残った粒が
私を悩ませる

うまくいったこともたくさんあった
幸せだと思い
笑えた日もたくさんあった
なのになぜ 私達は
できなかったことばかりを
思い返してしまうのだろう

見渡せば
ここは波打ち寄せる砂浜
愛は
どこにも行かずそこらじゅうにある

両の手のひら いっぱいに
もう一度 愛をすくえ

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