これだけは許せない、こと
世の中に許してはいけないことはたくさんあると思うので、「これだけ」という言い方には実はちょっとだけ抵抗があるんですが・・・
昨日からずーっと気になってしかたがないことがあるので、ブログで語らせてください。
昨日書いた「ビックコミックスピリッツ」という毎週買っているマンガ雑誌の連載の一つに「GO!GO! HEAVEN!」(作・小原信治、画・海埜ゆうこ) というのがあります。
深夜枠ですが、実写ドラマ化などもされており、注目の作品といったところ。内容も「自殺サイトで集まった少女達が『自決少女隊』というバンドを組んでメジャーデビュー。自殺を売りにした過激なパフォーマンスで社会問題となる」という感じで、「自殺」というテーマを正面から扱ってるところが、真剣に考え始めると大変に重い作品です。
そういえば、ちょっと前のブログでもちょっと触れましたね。
「無神経な大人になるの、すごく怖い」
と言った少女の話。それも、この自殺サイトで集まった少女の一人のコメントでした。
彼女達には、自殺をしたいと願う事情がそれぞれにあります。はっきりしている子もいれば、未だ謎のままの子もいますが、その事情の中で一人の女性の場合、「家庭内性的虐待」がそれに当たります。
私が、この世で一番許せんと思うことは、これ。「家庭内性的虐待」。私もいい年をした大人、人の性的な嗜好への許容範囲はかなり広いつもりではいますが、これだけは許せない。許せないというか、どういうつもりでそんなことをするヤツがいるのか、信じられないし、そんなことをするヤツは、人間じゃないとまで思ってしまいます。
いや、そんなことは現実にはないと思われがちですが、けっこうあるらしいのが、また腹が立つ。
妻に対する夫の性的虐待は昨今ようやく言われ出した話ですが、それ以前に・・・
ある調査によれば、児童期に性的虐待を受けた女性について調べてみると、米国では、義父による場合が多いのに対し、日本では実父による割合が多いとか。児童期の性的虐待は家庭外よりも家庭内で発生しやすく、慢性化しやすいと・・・
「ふざけんなー」と思いませんか。
自分の娘に性的行為を強要する父親なんて信じられない。どういう神経だとそういうことができるんだろう。
子どもにとって、家庭は、逃げ出すことのできない檻のようなもの。そこを出たら生きて行かれない。その中で、そんな虐待を、弱いものに対して強いるなんて人間のすることじゃない!
と、いうわけで、未だに父親の性的行為の強要に抵抗できない彼女を見ていて、正直ちょっと「GO!GO!HEAVEN!」を読むのが辛くなってきました。
こういうことが事実としてもあるのを考えると、人間って何てひどい生き物なんだろうと思います。
いえ、ここで語ってても意味はない話なんですが・・・世の中に虐待や暴力の話って本当に多いですよね・・・他人なら抵抗できるのに、親って・・・う~む。世の子ども達にとってせめて家庭は、そういったものとと無縁であってほしいと願わずにはいられません。
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