楽しかった対局
昨日は、久々に囲碁を打って「あー今日は楽しかった」と思いました。そしたら、対局相手である「囲碁雑考RETURNS」のまえださんが・・・
「え? 今日は?」
だって・・・いつもは、対局の後は大体、自分のアホさ加減に自己嫌悪に陥り、悶々と身もだえしながら眠りにつくパターンが多いのですもの。
最近はたとえ勝っても、相手の見損じがなかったら負けてた、みたいな碁ばっかりだし、負けた碁は途中まで勝手たはずがヨセが甘くてやられたり、途中で見損じで大石を抜かれたり、
「なんでちゃんと読めないかなー、私」
って展開ばかりで、ホント嫌になります。いえ、嫌になるのは自分であって、碁じゃないんですけどね。
読めなくてむかつく自分、ヘボでアホーな自分・・・でも、囲碁に関しては、今はひどくても、ちゃんと一つ一つ経験を積み、勉強し、パターンを読み、形を知り・・・と、がんばっていけば、ましになることを一応は信じることができる。だから私は碁を打つわけです。いつかたどりつくはずの「初段」を目指して・・・
目標に一歩一歩近づいているのだと思えば、アホさ加減を知ったり、自分に何が足りないかを知ったりすることは、自分のプラスになると思うから嫌なことではないんですが、毎日誰かと対局していて、そのこと自体を楽しいと思うかというと、実はそうでもなかったり^^;
ダイエットと同じ。ダイエットのために食事制限をしたり、早く帰りたい気持ちを抑え1駅歩いたりするのは、別にそれ自身はあまり楽しくない。いつかたどりつく「やせる」という結果が楽しい・・・というか嬉しいから、がんばるわけです。
いや、もちろん、電車に乗らないで一駅歩いたりして体を動かすことが、多少は楽しいのと同じように、碁も打ってて楽しいと思う瞬間が全然ないわけではありません。
私は、碁は序盤が特に好きです。碁盤に自分の石を置いて、これから始まるドラマをイメージしている内はワクワクしてとても楽しい。でも大体、そういうワクワク感は打ってる内に、無くなってきます^^; 置き碁だと圧勝だったのを(いや、だって最初はアドバンテージがあるんですから圧勝に決まってます)どんどん差をつめられるし、互い先でも相手に攻められてのっぴきならない状況をしのぐのに必死になってるうちにいつの間にか、どうやっても逆転できなくなっている・・・とか。
必死にがんばってもおいつかなくて、結局負けて、自分の悪いところを振り返り、自己嫌悪・・・それがパターンですわ。
だけど。前置きが長くなりました。昨日は久々に楽しい対局でした。
負けたけど存分に戦った、って気がしました。見損じとかで負けるんじゃなくて、こうやって、一応対等に戦えれば、終わった後もすごーくすっきり。コウ争いも勉強になったしなー
・・・なんちゃって。まえださんの手の内で踊らされてるだけなのかもしれません。上手恐るべし(笑)。
上手ってのは、相手がどんな下手でも、ちゃんと「碁になるよう」打ってくれてるわけで。ヒカルの碁の塔矢くんが持碁を作った時みたいに、相手が自分に損な手を打てば、自分も少し緩む。それで持碁を目指すわけですが、いくら上手ががんばっても、下手がとことん自分が損する手を打ったりすると、上手はどうやって碁にするか困るのでしょうねー。いつも苦労かけてんだろうなー。
ふふ・・・でも、また、昨日みたいな碁が打てたらいいなと思います。もっとうまくなって、昨日みたいな対局がたくさんできるようになりたい。がんばろっと。
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Comments
ばかたれが(笑)。
昨日みたいな碁だと? 八子局だろ? 昨日みたいな碁じゃなくて、さっさと私をやっつける碁を打って下さい(笑)。BUBI さんには本当に期待してるんだからね(^^)。
Posted by: 囲碁雑考のまえだ | 2005.03.31 11:55
コメントありがとうございまーす。
もちろん、まえださんをやっつけられるようになる日を夢見るからこそ、毎日、やられまくっても、碁を続けていかれるんですよ^^
しかし、そうなったら、私相当強くなってるなー♪
楽しみだなー。
Posted by: BUBI | 2005.03.31 14:10