共依存
毎週買ってるマンガ雑誌「スピリッツ」で、今週も「GO!GO! HEAVEN!」(作・小原信治、画・海埜ゆうこ) を読みました。前回「これだけは許せない、こと」で、家庭内児童虐待が許せんと書きましたが、今日の話もその「彼女」の話の続きです。
彼女は、この話の中で、実の父親に性行為を迫られてたわけなのですが、彼女とその父親は、「共依存」の関係にあるのだそうな。カンタンにいうと「自分を価値のない人間だと思い込んでしまい、誰かに必要とされることでしか自分の存在意義を認められなくなる」(「GO!GO! HEAVEN!」track13より引用)ということね。
ふーむ・・・私もちょっとそういう気持ち、分かるなぁ。
私は少なくとも、自分をそんなに価値がある人間だと思ってないし、囲碁にも恋愛にも自信がない^^;
誰かに「君が必要だ」と言われればきっとものすごく嬉しいし、なんでもしてあげちゃおうと思ってしまうかも。でも、あいにく、今のところ、好きな人はおろか誰にもそう言われたことがないので、そのせいで共依存にはならずに済んでおります。
誰にも必要とされなくても生きていていいのだと私は思う。
だって、野の花も桜も誰かに見てもらうために咲いているわけじゃなし。
多分この世界に生まれた全ての生き物は、必要とされるためにそこにあるわけじゃなくて、あるべくしてあるだけで。
もしも、何かに必要とされているのだとしたら、それは世界の全てに、生きることを許されているのだろうと思ったりいたします。
生きることを許されている・・・なんてのは、これもマンガのフレーズの引用なので、出典元を明らかにしましょう。
「グラン・ローヴァ物語」(作・紫堂恭子)
まあねえ。そんなわけで私は毎日を生きております。生かされているからには、何か、まだこの世界でやることがあるのだろうと。誰にも必要とされなくても・・・
そして、その自覚こそが、一歩一歩、私をまだ見ぬ未来へ導いてくれているのよね。私はそれを嬉しいと思う。
ただ・・・まあ、好きな人ができて思うのは、一応、好きな人には必要とされたいと思うことがあるわけで。
必要とされないと寂しいと思ったりするんだよなー。そんで恥ずかしいことに
「君がいないと・・・生きている意味がない」
なんていっちゃったりするわけさね。
「君がいなくても生きていける
でも君がいないと
生きている意味はない」
これは、他の作品の引用ではなく、自分の作品からの引用。
う~ん、これって依存なのだろうか・・・ちょっと不安になるなぁ。
でもさ。恋するってそういうことじゃないのかな?
今日は「GO!GO! HEAVEN!」を読みながら、そんなことを考えておりました。
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