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2005.05.19

「HIDE AND SEEK」(ネタバレ注意)

 昨日は近所の映画館がレディースデーだったので「ハイド・アンド・シーク-暗闇のかくれんぼ-」を見に行きました。この記事はネタばれです。これから見る予定の人は読まないでね。

 母親の自殺により、父と娘、二人っきりになってしまった少女は、父親に連れられてニューヨーク郊外の静かな別荘地に移り住むこととなります。
 そこで彼女は新しい友達、「チャーリー」に出会います。しかしその友達は父親には見えない。父は心理学者で、母を失った娘が、心の傷を癒やすために「架空の友人」と作り出したのだろうと思います。
 まあ、のちに、その友達の正体ははっきりします。けして架空の存在じゃなく。チャーリーは実在します。なぜ父親にはその存在が見えないのか・・・そこが本作のキーなんですけども。
 私は映画を見ていて、彼女、エミリーにとって、新しい友達「チャーリー」はどんなふうに見えていたのだろうなーと不思議に思います。かなり異様ですよ。なぜなら・・・チャーリーは、心理学者である父親の「もう一つの人格」だったのですから。
 映画をラストまで見ると、ラストでは、心理学者であった父親の、表層にあった人格は消え、チャーリーが表に現れるのですが、私にはどうも、このチャーリーが、娘のエミリーと仲良く遊んでるシーンって想像できなくて。父親役はロバート・デ・ニーロですが、二重人格者をもうちょっとリアルに演じて欲しかったなぁ・・・
 ここまでネタをばらしてしまったので、ついでに書いてしまうと、母親はホントは自殺でなくて、父親に殺された、というのが真相です。母親が死ぬ前に、父親は、母親が別な男とパーティでいちゃいちゃしているシーンを目撃してしまって。逆上して殺人に及んだらしいですが、そのときもチャーリーだったのか、それをきっかけにチャーリーが発現したのかは作品の中では語られていません。
 最愛のパートナーが自分以外の男に奪われるという時って、やっぱり殺したくなっちゃうものなのかなぁ・・・私は作品のミステリー部分に関係ない、そんなことを考えておりました。
 男の浮気は許されるのに、女の心変わりはなぜ許されないのであろうか。
 結婚式で花嫁をさらう男性はヒーローなのに、家庭のある男性と女性が付き合うと、なぜ不倫というネガティブなイメージになるのであろう?
 でもまぁ・・・ホントに愛してれば、妻が心変わりして自分の元を去っていくかもしれない、というシチュエーションになった時に、「心変わりが許せない」からではなく、「妻を失いたくない」ために思わず殺人に及んでしまう、というのってなんとなく分かりますわ、私には。本当に愛していたら・・・ね。
  いや、冗談ですよ?(ニヤリ)。

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