人類は滅びようとしている!?~「オメガトライブ」~
毎週月曜日に小学館の「ビックコミックスピリッツ」を買っています。青年誌なので、時々えげつないマンガも出てますけども、面白いストーリーのものがあるので、すっかり月曜日の習慣と化しています。2003年12月から読んでいるんですが、読み始めた当初から、連載の途中で、話が分からないマンガがいくつかありまして。「20世紀少年」などもそうですが、今日書こうとしている「オメガトライブ」(著 玉井雪雄)も然り。
なんとなく気になるので、久々にマンガ喫茶に行った折り、一巻から順番に読んでみました。そしたら・・・かなり面白かった。
「生きる力」が湧いてくる作品ですね。これは。
親に殺されかけたアフリカの奥地で、人類を進化させる「Ωウィルス」に感染し、現存人類の次の世代の最初の一人となった少年、晴(ハル)。元・引きこもりにしては、けっこう頭が切れ、カリスマ性のある少年なのです。そうなったのもΩウィルスのせいかな?(笑)
物語の設定によると、現存人類は、進化の終着点に達していて、自ら滅びようとしているらしい。親が子どもを殺すなんていうのは、その、最も象徴的な証拠だと・・・。
滅びゆく人間は「楽を求め」、生き残る次世代の人間は「快楽を求める」、ともその作品の中で語られます。これ、すごくよく分かる概念なのですが・・・うまく説明できないため、詳しくはコミックをご覧下さい。
絶望を知り、その絶望の後に立ち上がる次世代のオメガ。親に殺されかけ、誰にも必要とされていないと悟った晴は、逆にこの世界の方を自分を必要とするモノへ変えていくために、戦いを始めます。
晴の戦いは暴力的で、作品の中では人が死ぬシーンが山のように出てきますが、それでも、最後の一線で晴はいいやつだなぁと思うのですよ。「親は子を殺さず、子は親を殺さない」これが日本オメガのスタンダードであるように・・・(作品を知らない方には意味不明ですみません^^;)
全然違う作品ですが、先日は、上戸彩主演の「あずみ」というコミック原作の映画をDVDで見ました。彩ちゃんはかわいかったけど、この作品も山のように人が死ぬ^^; 刺客という自分の使命に疑念を抱きながらも、剣をとり、人を討たなければ生きてはいけない「あずみ」の生き方も見ていて、惹き付けられてしまいます。
両作品に共通するのは、やはり「生きる」こと。
私のプラス思考の源って、こういう作品に触れるところから生まれてるのかもしれません。
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