我が武蔵野線
私は日常的にJR東日本の路線の一つ「武蔵野線」という路線を利用しています。関東に詳しくない方に向けてカンタンに説明しますと、東京駅からまず東京湾岸の京葉線の路線を使って千葉方面に向かい、大きくカーブしながら、埼玉県を横断、そして東京都下の国分寺などを通り、府中へ至る、という路線です。関東の路線というのは、東京から放射状に地方へのびているのが一般的ですが、東京を横目にぐるっと関東を半周する、珍しい路線なのです。
初めて、武蔵野線に乗った時、子供だった私に、母がこんなふうにこの路線を紹介しました。
・・・下を走ったり、上を走ったり、面白い電車だよ・・・
武蔵野線を知っている人は、納得、ではないかしら。地下を走ったり高架になったり・・・ホントにするんです。
元々武蔵野線は、貨物専用の路線だったらしく、そのせいで、人里離れたところを、ひっそりと走っていたのでしょうね。今でこそ、南越谷、朝霞など、乗り換えの駅でかなりにぎやかなところもありますけれども。
そのほかにも不思議なことがたくさんあった路線です。たとえば、今、この路線は東京~府中本町間を走っていますが、普通は東京行きが「上り」ですよね。が、武蔵野線に限って言うと東京行きは下りで、府中本町行きが上りです。以前、東京までつながっていないで、千葉県の西船橋~府中本町を走っていた電車だったので、たとえ都下であろうと「東京都」である府中が上りだったことの名残です。紛らわしいので、今は「上り」「下り」という言い方、していないかもしれませんが。
また、この武蔵野線は、かつては平日ダイヤと休日ダイヤが同じという異質な路線でありました。普通は平日ダイヤの方が多いですよね。これにはちゃんと理由があり、府中には府中競馬場、船橋には中山競馬場と、二つの大きい競馬場を結んでいる「ギャンブル列車」だからです^^;(ついでにいうと新松戸から二駅で競輪場も。船橋にはオートもあるし。)今日は日曜日で、日本ダービーかな・・・をやっていたせいで、やたら武蔵野線は混んでいました。いつもはガラガラなのになー。
私はなぜか、武蔵野線には縁が深く、埼玉と千葉を結ぶ、この路線には常々世話になっております。大学の頃は通学に使っていたし、最近は府中方面に移動することが多く。端っこから端っこまで全て乗ったことがあるという路線の一つなのです。
かつては、終電は早いは本数は少ないわで、使えない路線の代名詞でしたけれども、かなり周辺が開発され、ダイヤは改善されてきました。武蔵野線も、ごく普通の路線の一部として、一般化されつつあるのかもしれませんね。新三郷のように上りと下りのホームが恐ろしく離れているなんていう不思議も、解決されてしまいましたし。
それでも・・・なんとなく、私にとってはノスタルジーを感じる電車の一つです。
以前、誰かがこんなことを言っていました。ジブリのアニメの「千と千尋の神隠し」ありますよね。あれで、千尋が乗る電車。武蔵野線に乗ると、あの電車から見る風景に出会えるらしいですよ^^
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Comments
武蔵野線、いいですね。
私も必要に迫られて使うことはないですが、
気づいたら全線乗車してしまっていました。
都会に近いにも関わらず、あののんびりとした住宅街の
風景。。。
ディズニーランドにいくときに新松戸から舞浜にいくときとか、
府中から新松戸までぐるっと回ったりとか。。
今は義妹夫婦が西浦和に住んでいますが、徒歩圏内の一戸建てに住んでるので
うらやましく思っています。
Posted by: かわも | 2005.06.19 09:58
かわもさんのコメントに書かれている駅名が全て理解できてしまう私は、やはり、武蔵野線フリーク・・・(笑)
その内、降りたことののない駅もなくなるのではないかと、ちょっと心配です。
ちなみに西浦和周辺もけっこう詳しいです^^
Posted by: BUBI | 2005.06.20 11:36