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2005.07.31

ニートと似ている「何か」

 キャリアカウンセラーの小島貴子と言う人の書いた「我が子をニートから救う本」という本を買いました。
 私自身は、大学出てすぐ就職したので、ニートになった経験はなく、身の回りにもそういう人はいないのですが、なんとなく以前から興味がありました。「ニート」・・・一体なぜ、ニートになってしまい、それから抜け出せなくなってしまうのか?

 まああの、ニートについて、関心のある方は、この本を読んでいただければいいと思うのですが、私は読んでいて、ふと「ニートって何かに似ているなぁ」と思ったのです。それはね・・・「結婚しない人たち」。

 普段このブログを見ていただいてる方には、書いている私が単身者であることはばればれだと思うので、それを前提に以下を読んでいただければと思います。

 この本にはこんなことが書いてあります。

 ニートは働きたくても働けない、働かない。
 今のままでいけないと本人も思っているけれど、どうしたらいいのかが分からない。
 人とのコミュニケーションにすごく苦手意識があり、自意識過剰。
 自分をだめな人間だと思っている。

 うーむ・・・いや一概にはいえませんけどね。結婚しない人(男女問わず)にも共通なことが多いなぁと。

 ニートにとっての「働くこと」と結婚しない人の「結婚」には多くの共通項があります。
「したほうが世間体がいい。でもしなくても当面困らない。」
 
 たとえば本の中にこんな記述があります。

「多くのニートは、今自分が働いていないことや社会のとの関わりを断絶していることが、社会的にヘンだと言われていることに気付いていません。自分の中ではよくないなあと思ってはいます。でも様々な面でそのことが社会的な問題になっているということは分かっていません。
 長らくニートでいると友達にも会わなくなります。会ったところで社会に出ている友達とは話が合わないので孤立してしまうからです。」

 これをこう読み替えてみたりして。

「多くの単身者たちは、今自分が結婚していないことや社会との関わりを断絶していることが、社会的にヘンだと言われていることに気付いていません。自分の中ではよくないなあと思ってはいます。でも様々な面でそのことが社会的な問題になっているということは分かっていません。
 長らく独身でいると友達にも会わなくなります。会ったところで結婚していて子供もいる友達とは話が合わないので孤立してしまうからです。」

 いや、独身でいることが「社会との関わりを断絶している」かどうかということは極論でしょうが、すくなくとも、家族や家庭を持つということと、1人でいるということは、まったく世界が違います。世間との関わりも少なくて済むし、ニートと違って「職場」という場所で社会との関わりはありますが、それは「家庭」とはまったく別次元のものなのではないかと。

 働かないニートの存在は社会的にも問題になっていますが、出生率の低下はある意味それと同じくらい重要な社会的問題です。
 なぜ子供を産まないのか。なぜ結婚しないのか・・・
 そう問われた時に、置かれている状況は、「なぜ働かないのか」と問われるニートとなんだか同じような気がしてしまいます。

 今の時代、「結婚して家庭を持つ」ことが全てではないと言う人は多いし、私自身も誰かに聞かれたらそう答えたいです。しかし。「働くこと」が当たり前であった時代の少し前には「結婚すること」が当たり前であった時代がありました。時代の変化とともに、それをしないことも選択肢の一つとして広がったわけですが、そのことによる社会的影響は大きく、それをどう考えたらいいのか、また、もし「働かない」や「結婚しない」ことを選択した人が増え、それを容認するなら、その影響をどう解決して行ったらいいのか・・・

 また、この本の「ニート」への働きかけと同様に、もし、結婚したいと思っていても「結婚しない」という状況にいる人たちに対して、何かアプローチ策を考えるべきではないのか・・・などということを考えていました。そうしないと出生率は下がるばかりです、真面目な話。

 あはは、自分を棚にあげて何をいうやらですなぁ。でも、結婚してる人には、結婚していない人がなぜ結婚しないのかは分からないかも^^; ニートが何を悩んでニートになっているのかがその親には分かりにくいように・・・

 コミュニケーション不足という部分を突かれると、私自身、かなり反省すべき点が多いですねぇ。
 職場は男性も多いし、職場以外でも趣味仲間というのはけっこういて、異性と知り合う機会はあるはずなんですが、それがそれ以上に結びつかないのは・・・うーむ。

 まあ、私個人はともかくとして、非婚率がこれだけ上がってくると、仲間が増えてうれしいとばかりも言っていられない。ニートたちにジョブカフェがあるように、結婚には結婚相談所があるけれど、単に縁結びとかそういうことじゃなくて、ニートが働けるようになるためのこういう本があるように、「結婚しない」人が結婚したくなるような、そういう本もあればいいのになぁ。とりあえず私はそういう本があったら買います(爆)。

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Comments

こんばんは。HR-Miller@私もシングルです。
今回の記事、興味深く拝見しました。
昔と違って、今は結婚に強制力ってないですよね。
家の為、もしくはかつて存在した常識の為に、周りが一生懸命に世話を焼いてくれる時代ではないんですね。
世の中も未婚を許容する雰囲気が出来上がりつつあるから、本人も問題視する必要がないかもしれません。
そんな私もまだシングルで、一族からはかなり強いプレッシャーを一身に受けてます。一族で30才過ぎて独身なのは、もはや私だけなので。
最近までずっとその重圧に抵抗してたんですけど、最近はほんのちょっとだけ前向きに考えはじめました。
でも、奥さんはやはり自力で決めたいですね。なんとなく。

Posted by: HR-Miller | 2005.08.01 at 22:04

 HR-Millerさん、いつも読んでいただいてありがとうございます。私の場合は、家を出て一人暮らしをしていますし、友人にも単身者が多いので、あまりプレッシャーはありません。ありませんが・・・やはり「私の一生はこれでいいのか」と迷うことはよくあります^^;
 もちろん、いいも悪いも自分が決めることだと分かってはいるのですが、迷う気持ちも本当なので、たまにはこうして正面から向き合ってみたりしています。
 迷って散々考えて、結局結論は同じだとしても、まあ、迷う事自体は無駄ではないのでしょう、きっと・・・
 また書いちゃうかもしれませんが、よろしければこれからも読んでやってください^^

Posted by: BUBI | 2005.08.02 at 10:12

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