「with」・・・その後へ君の名を・・・
中島みゆきさんの作品には一つ一つ、思い入れのある曲がたくさんあって、語り出すと止まらなくなってしまう私。今日はこの曲、「with」について。
私、この曲の歌詞、すっごく好きなんですよ~!といって全文引き写すわけにもいかないので、全文を見たい方はぜひ「女神の翼」というこちらのサイトでご覧いただければと思います。
(引用開始)
誰だって旅くらいひとりでもできるさ
でも、ひとりきり泣けても
ひとりきり笑うことはできない
with そのあとへ君の名を綴っていいか
with さみしさと虚しさと疑いとのかわりに
(引用終わり)
人間、長くやっていて、この年代になると、自然と気が付くことが一つ、あります。それは「一人でも生きていける」ということ。多分、世の中って、特に都会は、人が一人でも生きていけるように、暮らしやすいようにできているのですな。(もちろん、健康で、仕事がある、ということが条件にはなってしまいますが^^;)一人で生きるというのは自由でいいですよ~。・・・でもね。そう、でも・・・
人が「一人で生きていきたい」と願ってしまうのはなぜだと思いますか。
人と関われば関わるほど、さみしくなったり、虚しくなったり、相手を疑ってしまったりするからです。そんな思いをするくらいなら、一人で生きていった方がいいと思う。一人で誰にも迷惑をかけずに、ひっそりと。
でも、そうなったときにも・・・人間関係で嫌になって、もうだめだ、と思ったときでも、
with その後へ君の名を・・・
綴れる誰かがいたなら。そう願う「人の気持ち」というのは、なんとも切ないものだよなぁと、私は思ってしまいます。これを読んでる皆様にはそういう方がいるかしら。
私? 私はまあ、許しも得ず勝手に綴ってる人はいますけども(爆)。
「自由に歩いてゆくのなら一人がいい/そのくせ今夜も人の戸口で眠る」(中島みゆき「友情」より)
人間ってほんと、勝手ですよねえ。一人がいいだとか、誰かといっしょがいいとか。でも、みゆきさんの歌を聴いていると、「まあそれもあり、かな」と思えてきます。だからみゆきさんて好き♪・・・あら、また同じオチになっちゃったわ^^;
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