シンクロニシティ
倉阪鬼一郎の「サイト」という本を読んでおります。まだ途中ですが訳の分からない小説なのであまりお勧めはしません^^; amazonの書評でも散々な酷評を受けております。
が、まあ、ちょっと今日はその中に出てくる、シンクロニシティというキーワードについて少し。
シンクロニシティというのは、簡単に言うと「偶然の一致」のことです。心理学者のユングの書ではそれを「共時性」と言っています。
たとえば、サイトという本の主人公は右目の視野が元々狭かったのですが、手術を受け、まったく普通の状態ではないものの、以前よりも右目の視力が回復してきました。ただそれからというもの奇妙な幻覚を見るようになり、それと同時に自分の書く小説と、現実世界の出来事が、奇妙な符号、つまり「シンクロニシティ」を見せるようになる・・・という小説なのですが。
私もたまたま・・・いや、ほんとにたまたまですが、今どうも目がオカシイので。
「あら、これも考えてみればシンクロニシティだわ」
と思ったりしました。
あるマンガで、「似たものは似たものに作用する」というおまじないの原理を読んだことがあります。
たとえば人型を作って、それを傷つけると、そのモデルになった人間も傷つく・・・わら人形とかですわね。それもそれに基づくもの。わら人形は呪いですが、そのマンガには、たとえば体におできができたときに、そのおできによく似た・・・たとえば小豆などを川に捨てたりすると、偶然におできも取れる、と言ったような、民間のおまじないをそこで例示していました。
もし、本当に、似たものが似たものに作用するならば。そして、それが共時性の原理に基づくものならば。それを利用することができるかもしれませんね。まさに「おまじない」の世界ですが。
「サイト」の主人公は、これからどうなるだろう? 最後に死んだりしないよな・・・。それにシンクロしちゃうと大変ですが、逆に、この主人公に私の目の違和感も背負ってもらって、小説の世界に持っていってもらえれば、私の現実は安泰になるかもしれない・・・?
ということで、こっそりおまじない。小説の結末が良い方に転ぶにせよ悪い方に転ぶにせよ、私の目によい働きをもたらすように願いたいと思います。
おまじないですから、自分の都合のよいように考えるのですよ。そう「ぼのぼの」のスナドリネコさんも言っていた。
「『なる』のと『ならない』のとどっちを信用するんだ?」
ぼのぼのはそれにこう答えました。
「『なる』といいから『なる』方を信じるなぁ」
私も『なる』方を信じよう^^
いや、もちろんおまじない、だけじゃなく、脳ドックも受けますけどね^^
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