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2005.09.19

今、しなくてはいけないこと。~「女王の教室」最終回より~

 土曜日9時から放映していた連続ドラマ「女王の教室」が一昨日、最終回を迎えました。
 教室の児童を、成績でランク付けし、最下位の児童、または、自分に逆らった児童には雑用をやらせる。あからさまな差別により、必然的に発生するクラス内のいじめ。「できない」子がいることで、連帯責任の名の元に与えられる罰に、仲間内で争いが頻発し、成績至上主義に従う子とそうじゃない子の間でできる亀裂。告げ口、えこひいいき、いじめ、おもねり・・・

 いや~すごいドラマでしたな。
 
 阿久津先生に負けてなるものか、ということで、がんばった子供たちは、最後はそのがんばりが先生に与えられた試練によるものだったと気付き、最後は「仰げば尊し」を先生のために歌い、卒業記念のクラスのプレートに、阿久津先生の姿を描いたりします。
 もちろん、阿久津先生はいい先生だったわけですが・・・

 勉強は自分のためにするのだ、ということ。
 今、自分が何をしなければならないか、を自覚すること。
 自分の人生は自分が決めること。

 阿久津先生の教えは、とても大切なことで、口でただ言っても分からないことを、子供たちに叩き込んだ、ということなのですが・・・今、振り返ると、やはりやり過ぎだよなぁという気はどうしてもしてしまいます。
 これはドラマだから、うまくいきましたが、阿久津先生のやり方は、やはり、寝る時間も惜しんで、子供たちを24時間フォローできるくらいじゃないと、危険過ぎる^^; 私だったら、あんな先生のクラスだったら、すぐへこんで絶対対抗できませぬ。うまく行ったのは 「神田和美」「進藤ひかる」という子がいたからなのかな・・・

 と、いうドラマそのもののお話はここまでで。

 阿久津先生は、最後の授業でこんなことを言っておりました。少し長いですが引用させていただきます。

「いい加減目覚めなさい。
 人生に不安があるのは当たり前です。
 大事なのは、そのせいで自信を失ったり、根も葉もない噂に乗ったり、人を傷つけたりしないことです。
 (中略)
 分からないものを、分かったような顔をして、無理に納得する必要なんかないんです。
 それより、今をもっと見つめなさい。
 
 イメージできる?
 私たちの周りには美しいものがいっぱいあふれてるの。
 (中略)
 そういう大切なものをしっかり目を開いて見なさい。耳を澄まして聞きなさい。全身で感じなさい。
 それが生きているということです。
 
 今はまだ具体的な目標がないのなら、とにかく勉強しなさい。
 12歳の今しかできないことをいっしょうけんめいやりなさい。そして・・・中学へ行きなさい。
 中学に行っても、高校に行っても、今しかできないことはいっぱいあるんです。それをちゃんとやらずに将来のことばかり気にするのはやめなさい。
 そんなことばかりしていると、いつまでたっても、何にも気づいたりしません。」

 私は。・・・いや、もうオトナなんですけどね。
 あらためて思いました。私にも、きっと今しかできないことがあるんだろうなって。
 身の周りにあふれている美しいものや大切なものを、きちんと目を開いて見て、聞いて、感じること。それをしないで、このまま結婚しないで、年をとった時のことばかり考えててもしょうがないものな。
 いくつになっても、きっと「今しかできないこと」というのはあるのでしょう。私には何ができるだろう?
 
 阿久津先生・・・天海祐希の言葉には、私がそう思ってしまうほど説得力がありました。演技力が、さすが、ということなのだろうなぁ。

 ああ、なんだか、小6のときの先生に会いたくなってきました。塚本先生~どこにいるの?(笑)

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Comments

 わたしは内容がキツすぎて見なかったのですが、中1と小4の子どもが喜んで(?)見てました。クラスメートも見てる子がほとんどだったとか。
 
 現代の子どもたちをひきつけるものがあったのは確かみたいですが、こういう番組が高視聴率の世の中ってサツバツとしてるなー。

 最終回も子どもが見てる横でパソコンしながらなんとなく耳に入ってましたが、うーむ、こういう先生いないでしょ。

 鳥取の公立小で、給食食べるのが遅い子のイスを蹴飛ばし、食べ物を皿から手にうけさせ犬食いさせてた50代の女教師がいて「半年間の休職・研修」罰を受けてましたが、こういう先生は最後までそのままだよね、と思ってしまったわたしです。

Posted by: 碧い森 | 2005.09.23 at 00:43

コメントありがとうございます^^

ふふ、「やり過ぎだ」と記事の中に書いていますが、実は、私、最終回はずーっと泣きとおしでした。
阿久津先生というのがその先生の名前なのですが、その先生がくだんのセリフを話している間、おおげさではなく、本当に涙がとまらなかったのです。
「フィクション」だということは十分承知の上でも、そこまで先生って、子供たちを思ってるんだ・・・と思うと^^

お子さん達も最終回まで見られたなら、きっと、いろいろ感じるところがあったんじゃないかしら^^
世の中は殺伐としていますが、私は、こういうドラマを見ると、まんざら捨てたものでもないな、と思うのです。

最初の方のイジメの回などは、過激と言われて当然のドラマなので、全面的に支持というわけでもないのですが、
いや~ほんと最終回は不覚にも(?)ずーっと泣いちゃってて、「泣ける」といわれる映画を見てもほとんど泣かない私が、どうして、と自分でもびっくりしました^^

Posted by: BUBI | 2005.09.23 at 11:34

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