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2005.10.27

囲碁とネットコミュニケーション

 私は以前、「ハンゲーム」というゲームサイトの「ヘクサー」というゲームにはまっていたことがありました。
 「ヘクサー」は、ブロック落とし(崩し?)とかぷよぷよみたいなゲームで、画面上から落ちてきて下にたまっていくブロックを、同じ色を並べることで消していくゲームなのですが、基本的にハンゲームでの「ヘクサー」は対戦型。2人~5人までの相手と対戦でき、自分がドンドンブロックを消していければ、その代わりに相手のフィールドにはブロックが増える。たくさんのブロックを一度に消すことができれば、便利なアイテムや、相手のブロック積みを邪魔するアイテムなどがもらえる、というようなルールになっております。
 ハンゲームには、私はもともと、囲碁をやろうと思って登録したのですが、ヘクサーにはまってからはほとんど、ハンゲームで囲碁はやらなくなってしまいました。
 ヘクサーはルールが簡単。ちょっと覚えればすぐ上手くなる。一回の対戦が短い。
 考えてみれば全て囲碁と対極にありまして。私もすぐ強くなれました^^

 人が嗜む趣味には大きく分けて、
「一人で楽しむ」もの
「相手がいて楽しむ」もの
の二つがあります。
読書、コンピュータゲームソフト、ランニング、水泳などは前者。
テニス、野球等の球技一般、トランプ、バンド演奏などは後者。

ネットでのコミュニケーションも、私は基本的には後者だと思っています。「ヘクサー」もそうでした。何人かで組んでチーム対抗戦などもできたので、それがまた私には楽しかったのですが・・・一方で、ハンゲームでのゲームを「前者」だと思っている人がけっこう多いのにも気付かされました。

 ネットでのゲーム。振り返って囲碁のことを考えると、囲碁は前者でしょうか、後者でしょうか?

 囲碁はそこが微妙なんですよね。一人で棋譜並べをしたり、名人の対局を見て楽しむことができる人もいます。
 私にとっては、囲碁はやっぱり後者です。どんなゲームでもフェアプレイは大事ですが、囲碁については特に終局時において、お互いの了承や合意が必要になりますよね。そんなときに、気持ちよく打てる人と打ちたいし、私自身も、そういうふうに打てるヒトになりたい。そういう意味で、終わった後にただ勝ち負けという結果がだけがあるんじゃなくて、人間的な交流がついてまわるものなのではないかと思ったりします。検討もいっしょにできたりしたら嬉しいし。

 ただ、全てのネット碁打ちがそう思ってるわけじゃないのですよね・・・より多くの対局を消化し、自らの棋力をアップさせることに熱意を燃やす方もいる^^ 

 それぞれの目的があって碁を打つわけですが・・・囲碁というボードゲームの舞台がネットという場になったときに、一番大事なことは何だろうか、そのためには、どういう設定がベストなのだろうか、と。先日、あおきひとしさんの記事を読んでいて考えてしまいました。

 囲碁はヘクサーとも違いますし、もちろん一人でやるパチンコとかともあきらかに違います。
 相手が碁盤の向こう側にいて・・・囲碁に限らず、ネットのコミュニケーションは実はみんなそうなんですが・・・囲碁の場合は特に、「ゲーム」ではありながら「ヘクサー」のような分かりやすいゲームと比較しても、より相互理解が必要とされるボードゲームなんじゃないかなーと漠然と考えています。(また天上牌などのネットRPGだとヘクサーとも囲碁とも全然違うのでしょうね。私はやったことないけれど)

 ただ私も、もっとうまく打てるようになりたいし、たくさんの人と打ちたい、という思いもあるわけで。逆にいえば、たくさんの人と打ちたいから、もっと強くなりたいし、囲碁を理解したいとも思います。そのために、ネットで囲碁を打てるというのはとてもいいことだと思うのですよ~

 なので、人間的交流も含めた囲碁というゲームが、ネット上でもっともっと広がっていけばいいなぁと思います。

 でね。つまり、私が「わたいご」を応援したいのは、だから、なんですよ♪

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Comments

  >なので、人間的交流も含めた囲碁というゲームが、ネット上でもっともっと広がっていけばいいなぁと思います。

 いいなあ。大賛成です。
 王銘ワン・プロの名言「囲碁は楽しい会話です」というフレーズは、ずばりBUBIさんの主張に重なるように思います。
 言葉はなくても、囲碁というゲームを通して人と人がなにがしかの人間的触れ合いがなされる、単なるゲームが人格と人格の交流にまで昇華していける、という点で囲碁というゲームが優れているんだとしみじみ思うサザエさんで~す。
 もっとも、小生はチャット・アリアリ大好きという邪道流なもんで、ココロアル正統派からは異端視され敬遠されてますが、もしそれでも嫌じゃないっていうんなら、いつかどこかのネット碁でお相手したいものですね。

Posted by: あおきひとし | 2005.10.28 01:25

 コメントありがとうございます。
 いやぁ、プロになれば、言葉など交わさずとも、その石の運びそのもので、相手と意志を通わせることができるのでしょうねえ。
 私もそうなりたいなーと思うのですが、まだ全然、相手の打った石の意味が分からず
「これにはどう受ければいいのよ~」
と悩む日々。

ふむ。そう考えると、まだ囲碁は私にとっては外国語みたいなものです。上手に通訳してもらわないと、相手が何言ってるのかがわからない。

「上辺とりますぜ」
「じゃ、厚み作りますよ」
「えっ、でもそこ厚み作っても仕方ないんじゃない? 囲わせないもんね」
「ふふ、厚みに近寄るなって格言を知らないな」
「格言を知らないのはおまえだ。厚みは囲うとだめなんだぜ、ほれ」
・・・・まあ、一応、この程度の会話は多少理解できるようになりましたが(笑)。

Posted by: BUBI | 2005.10.29 06:48

 わっはっは。楽しい会話ですね。
 そうなんですよね、我々のレベルだと、会話というよりケンカで、和気藹々、ま~るく収まるなんてことはなかなかないんですよね。w
 「入りますよ(強い白)」「お客さん困ります。ここは入室禁止ですよ(あおきひとし)」「そんなん誰が決めたんや。勝手やないか(白)」「あ~れ~(あおき)」なんてね....orz

Posted by: あおきひとし | 2005.10.31 13:08

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