負けると無口になる私。(^^;)
昨夜は、私、BUBIと、当ブログへもたまにコメントをいただいている、STONECOLDさんの間で行われている「迷人戦」の第6局が囲碁きっず のきっず対局道場、グループ★すくうぇあで行われました。
迷人戦は7番勝負。三勝二敗で迎えた第6局目。
私の師匠によれば、これまでずっと、私が負けた対局はもとより、勝った対局もSTONECOLDさんが有利に運んでいる、とのこと。できれば第7局にもつれ込むことは避けて、第6局で決めてしまいたい、と思っておりました。
が、結果は中押しの惨敗。その上、中押しのはるか前から、師匠には「見ているのがつらい」と思わせる展開だったようです・・・
最後、生きてるはずのところをうっかりミスで切断されてしまったのですが、本人は、それまではいい勝負かと思ってました。負けたこともショックですが、師匠に「3子捨てたところで終わってた」と言われた方がショック。私は、「3子ってどこの3子?」ってノリでしたもん~~しぇぇぇ~。
負けると落ち込むのは毎度のことですが、こんなとき喋ると「投げやり」「八つ当たり」「自虐」etc.
師匠及び対局相手のSTONECOLDさんに嫌な思いをさせてはいけませんので、こういうときは喋らないに越したことはありません(ネット対局なので会話はチャットですが)・・・というのは半分の理由で、残りの半分は、相手への配慮より何より、キーボードに指を置く気力さえなくなったというのが正直なところ^^;
全ての対局で、負けるとこんなふうに落ち込むというわけでは、最近はなくなってきてたのですが、善戦して負けるのならともかく、最初から負けてて、それに気が付かないで、最後はうっかりミスなんて最悪っぽくないですか。
負けた時こそ検討が必要だというのは分かっていても、こういういいところなしの対局を検討すると、傷口に塩を塗られてる気になっちゃうんですよね~ううう・・・屈辱・・・
でも、なんだか、囲碁っていいなぁと思ってしまいます。え? いや・・・。私はそもそも人生をとても楽に生きています。勝てる勝負しかしない。負ける勝負はしない。高校受験では、自分の学力よりも下の学校を受けて楽々受かり、大学受験では三流大学に一般推薦で入り。自分の夢のために努力して何かを掴みとる、よりも、楽してそこそこの人生を歩んできてます。嫌な奴かも?^^; でも、それが、いつもHAPPYでいられるコツなんだよな。
もちろん、努力して何かをつかみ取る人生はすばらしいと思います。それが出来る人を見ると心から尊敬しちゃう。
・・・ふふ、そんな私がですよ。ここまで負けて、自らの無力さ、アホさ加減を自覚させられるって、囲碁ってなんてすごいのかしら。ふっふっふ。そしてもっとすごいのは、それでもまたやりたくなるところ、ですよ。
負けて、無口になっている私を、師匠は大層心配してくれました^^
それをいいことに・・・
師匠 「STONECOLDさんは強くなりましたね」
STONEさん「ありがとうございます」
BUBI 「私は~? ねえねえ、私は?」
師匠 「BUBIちゃんも強くはなっているでしょう」(多分苦笑していたにちがいない)
BUBI 「やったー!!!」
無理矢理言わせて悦に入る私(爆)。師匠のその一言で、またがんばろうと思えてきます。いつもありがとうございます。
そして。再来週は最終局の第7局ですね、STONECOLDさん。迷人タイトル保持者としては、超えるハードルとしては大変低くて恐縮ながら、ぜひ私を叩きのめして、STONECOLDさんにより高みを目指していただきたいと、思っております。
なんちゃって、かっこつけるまでもなく、とりあえず、また再来週もよろしく。
(来週は日中友好囲碁大会なので、一回お休み、です。)
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Comments
「テキサスのガラガラ蛇」 こと、身長193cm、スキンヘッドの STONECOLD です。
それにしても、つくづく思うのは、互い先で打てる相手がいることの喜びです。
迷人戦の前日、囲碁教室移転記念大会で、15級の方と九子局で打つ機会がありました。
切れるところはすべて切って、ツケれる石にはぜんぶツケて。
紛れを求めて、それはもう、”むちゃくちゃ”の一言では表現できないほどの下品な打ちまわし。
(「美学」 大竹英雄先生がご覧になってたら、泡吹いて卒倒されたかもね)
「こんな手は、とうてい BUBI 迷人には通じないのに」 とか思いながら、自己嫌悪の極みでしたね。
大会での組み合わせとは言え、もうあんな碁は打ちたくありません。
勝っても、ちっとも嬉しくないもの。
昨日の迷人戦ではようやくタイに戻し、最終局へ望みをつなぎました。
互い先で三勝三敗。
アマ碁打ちにとり、これほどの幸せがあるでしょうか。
BUBI 迷人に心から申し上げたい。
「あなたに出会えて、ほんとうによかった」
「私の大事な大事なライバルよ、 ありがとう」 と。
Posted by: STONECOLD | 2005.11.08 00:25
STONECOLDさん、こんにちは。
九子で打って自己嫌悪を感じられたとのこと。素晴らしい(^^)。いつか、九子局でも「普通に」打つことができるようになります。そうなったときに、その「自己嫌悪」を感じた碁が、STONECOLDさんの成長を支えた土台としてピカピカ光って見えることでしょう(^^)。
互先のことですが、私はしょっちゅうウワテに「互先のライバルを作れ」と言われます。言われてみれば互先の碁、ほとんど打ってないんですね^^。お二人の関係は、確かに羨ましく思えます(^^)。
BUBIさんは、私もはまった穴にいまちょっとはまっているところ。私はその穴からはいずり出すのに3、4ヶ月かかりました。その経験を生かして、2週間のうちに(笑)、また BUBI ちゃんを強くしておきますから、こうご期待(笑)。
Posted by: ふりすきい | 2005.11.08 11:47
いらっしゃいませ、お二方^^
STONECOLDさん、こちらこそ、いつもありがとうございます。
迷人戦は、すっかりSTONEさんの企画に乗っかって、第5期まで至っているわけで。
この間、ZONさんには、
「あんなに緊張する碁をよく毎週打てるねー」
と言われましたが、タイトル戦だからがんばらなきゃ、というのは、私にはとても励みになっています^^
今回は、STONEさんは囲碁教室にも通い、着々と勉強もされているので、本当に四タテ喰らうかと思ってました。
ここまで打てて、とても嬉しいです。
泣いても笑っても、今回の迷人戦はあと1局。
どうぞよろしく^^
>ふりすきい師匠
「2週間の内に強くする」って、それは、大リーグボール養成ギプスをはめろとかいうことではないでしょうね(爆)(おまけにネタが古過ぎる)
最初にお断りしておきますが、「消える魔球」とか身につけられませんから!(だから、ネタが誰も分からんて)
あ、でも中国流の定石はちょっと覚えたいかな~(笑)
Posted by: BUBI | 2005.11.08 17:56
ふりすきいさんへ:
わざわざのコメント恐れ入ります。
穴から這い出す手助けの方は、どうか、さ来週からにしていただきたいと切に願うものです。
さて、「試験にでるシリーズ」の第二弾譜がようやく見つかりました。
今日のところは、もったいをつけて、タイトルだけにしておきますね。
「北海の獅子王、歓喜の咆哮」
サブタイトル: -○○○○、初戴冠-
○○○○には、もちろん、棋士の名前が入ります。
それでは、乞う、ご期待♪
Posted by: STONECOLD | 2005.11.08 22:12