死を悼む
同じ職場の方が1人、昨日の朝、亡くなり、今夜はお通夜にいってまいりました。喉頭がんで、手術をしてから、しばらく病気療養中だったのだけど、いつかまた、職場に復帰されるだろうと漠然と考えていたので、知らせを受けたときはやはり一瞬言葉を失いました。
本田美奈子さんの若すぎる死にもびっくりしたけれど、やはり身近な人の死は衝撃的です。今まで、祖父、祖母、母、など身内の死に接する機会も何回かあったため、こういう感じは初めてではないし、人間が死んだらどうなるのかも、私は、もう知っています。けれども、やっぱり、あの人がもういない・・・そのことは、なんだかとても・・・うーん、うまく言葉にはできませんが・・・
死ってなんて突然来るものなのでしょうね。
死んでしまった人たちは、自分の死を認識できたのだろうか?
自分が死んでしまうという自覚もないままに、ある日を境にぷっつりと意識が途切れる。
そのことを考えると、なんだか居たたまれない気持ちになります。
好きな人には好きと伝えておかなければ。やりたいと思っていることはやっておかねば。
私の母は亡くなるしばらく前から意識がありませんでした。気が付くと意志疎通がかなわなくなっていましたっけ。最後に何を話したのか、私は覚えていません。母、自身はどうだったのだろう? これでもう、この世界とさよならなんだ、ということを分かって逝けたのかな・・・
自分の死期を知ることができたらいいのに。そうしたら、ちゃんといろんな人にお別れを言えるのにな。お世話になった人にも改めて御礼を言いたい。
でもそれはできないから。お世話になった人への感謝と、好きな人への好きだという気持ちだけは、いつ死んでもいいようにちゃんと伝えておきたいと思ったりします。
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Comments
私は近親者では父方、母方の祖母の死を経験しました。
2人とも病を患い、入院をしていましたが、祖母に面会に行くと、私の姿をみて、涙を流していました。
自分の死期を悟っていて、私と会うのがこれが最後と分かっていたのかもしれません。
涙を流した祖母に、私は何も話しかけられませんでした。
そして今日まで育ててくれたお礼らしいことを何もできなかったことを後悔しました。
BUBIさんの思いは、とても大切なことだと思いますよ。
Posted by: HR-Miller | 2005.11.10 07:51
つい最近,私も全く同じ経験をしました.
死は,誰にも同じように訪れるけど,突然だとやはり覚悟ができていなくて,うろたえてしまいます.
Posted by: とと | 2005.11.10 08:27
>ととさん
ととさんのところにコメントをして、戻ってきたら、ととさんからコメントをいただいていたのでびっくりしました。
こんなこともあるのですね~
私の記事もトラックバックさせていただきますね。
Posted by: BUBI | 2005.11.10 08:34
HR-millerさん、コメント、ありがとうございます。
小さいころは、死って遠いところにあるのに、やっぱりオトナになると、いろいろな人を見送ることになるのですね。
今もうちに私も父親孝行しなくては~
Posted by: BUBI | 2005.11.10 21:57