「ザ・リング」を見ました(ネタばれあり)
なんだか、仕事でもそれ以外でもいろいろと煮詰まっているときは、軽く見られるDVDでも借りてきて、心を癒そうと、選んだのが「ザ・リング」(爆)。自分でもなんだかなーと思いますが、選択は間違っておりませんでした。面白かったです。
「ザ・リング」は、日本版の「リング」のリメイク作品です。「Shall we Dance?」が普通に面白かったので、リメイクも悪くないなーと。流れを知ってるから、肩肘張らずに見られますし。
煮詰まってる時は、たとえば「世界の中心で愛を叫ぶ」等恋愛ものはNG。日常とかけ離れていて、突っ込もうにも突っ込む手がかりが何もないようなものがよいですね。でも、だからといって「スターウォーズ」シリーズは見てて疲れるんだよな・・・。私はそういうときにホラーを見ます。
でも以前、ええと・・・ああ「呪怨」。これは今一つでした。あまり面白くなかった^^; 原作者の大石圭さんは好きなんですが。
私がホラーが好きなのは、ホラーは人の心を書く話が多いからです。
恨みや悲しみ・・・なぜそんな事件が起こるのか・・・やっぱり幽霊でもなんでも、たとえ負のエネルギーだろうと強い「思い」があるからこそ、そこに事件が起こる。
そう、今回はアメリカ版ですが、「リング」もサマラ(日本だと貞子)がどんな思いであの呪いのビデオを作り出したのか・・・そこに説得力がなければこの話の一番の価値が薄れてしまいます。
私は日本版の「リング」をかなり前に、最初はテレビドラマで見ましたが、あのときの衝撃は今でも忘れられません。映画版の「リング」はちょっとテレビドラマ版よりは、安っぽいなという気がしました。ホラーだからって、怖がらせるためだけのあからさまな作りだと「見て損した」と思ってしまいます(そういうホラーも多いですけどね^^;)
どちらの日本版の「リング」もだいぶ前に見たので、ストーリーの詳細をかなり忘れていたこともあり、今回アメリカ版を見ても、日本版の「リング」との相違点はそれほど気にならずに、別物として楽しめた気がします。
サマラはとてもかわいそうです。納屋の屋根裏に作られた子供部屋の設定などは、アメリカ版ならでは、でしたが、ちょっとあれを見て、いっそうサマラに感情移入をしてしまいました。そして知っているのに、やはり井戸の底のサマラを発見できたシーンはちょっと嬉しくて。・・・無論、発見できても、それがサマラの救いにも何もなりはしない、というのが、「リング」というお話なのですが。(すみません、ネタばれで^^;)
一本のビデオから、7日間という限られた時間の中で、サマラを発見するまでのストーリーも、日本版とかなり大きく違っているところもあるのですが、私はどちらかというと、アメリカ版の方が好きです。
日本版だと、貞子のお母さんは、「千里眼」の力を持つ超能力者なのですが、アメリカ版はそこを大きく作り変えています。本来であれば、あのビデオが「念写」によって作り出されたという因果関係のために、「千里眼」の説明が必要なのですけど・・・そこを削除してしまったアメリカ版では、サマラがどんな方法を使ってあのビデオを作ったのかが説明不足ではあるのですが。私はなんとなく・・・強い「念」が映像となってビデオに焼きつくというのは、別に超能力の説明なんかしなくても、普通にあり得るのではないかと、思っていますのでね^^
「Shall we Dance?」に続き、今回も個人的に、楽しめるDVDを見られてよかった。はずすときははずしまくりますから^^;
アメリカ版ではありますが、「リング」を久々に見たせいで、ちょっと続きも見たくなってきました。私はまだ「らせん」も「リング2」も「リング0」も見ていないのです。
しかし・・・「らせん」の監督って飯田譲治さんか・・・いや、嫌いではないのですが、「NIGHT HEAD」の劇場版ではちょっとはずした記憶が・・・
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