「現在官僚系もふ」
松本行きの長距離高速バスの中で、何気なく手に取って以来、未だに読み続けている週刊青年漫画雑誌、「ビックコミックスピリッツ」で、今、今日のタイトルの「現在官僚系もふ」(鍋田吉郎・著、並木洋美・イラスト)というマンガが連載されております。
三流大学出身なのに、何をどう間違ったのか、財務省のキャリア官僚となってしまった「もふ」(←あだ名です)。最初は頼りないし、勘違い野郎だし、甘っちょろいし、「こんな話、ありえない~」って感じだったのですが、農水省予算の査定でBSE問題と真っ向から対決してからは、もふ君自身もいい顔になってきたし、マンガとしても読み応えがある感じになってきました。
同じキャリアの若手主査との対決は、なかなか見応えがありましたよ~。
これはね・・・ぜひテレビドラマにして欲しい。今、こういう話、流行じゃないですか。織田裕二も、ケーサツの後は「県庁の星」なんていう映画に主演するようだし。
BSE問題は、今まさに、旬な話題で。それに取り組む官僚も、民間人も、消費者一人一人も、自分に何ができるのか考えちゃいますよね。
今朝方のテレビで、輸入再開に喜んでいる店の人たちがテレビに写っていましたが、アメリカ産牛肉への不信感は消費者には、根強く残っています。
消費者もなめられたものです。とりあえず輸入再開して、安い牛肉を提供できるようになれば、客は戻ってくると思っているのでしょうか。甘いなぁ~
しかし・・・マンションの耐震構造偽装問題もそうですが。
「いい商売をする」っていう倫理観がなくなってますね。「もうける」以前に大事なことがあるはず。誰かに見張られていなければ何でもしていいのか。
万引きと同じです。店員が見てなければ、お金を払わないで物を持って行っていいのか。それは、万引きを取り締まれない店が悪いのか。そうじゃない。そんな世の中はおかしい。
昔、私の母親がこう言っていました。
たとえばキセル。今は、Suicaになったのでできませんが、昔はしようと思えばできました。でもね。
「そこで仮に得したとしても、必ずどこかでそれ以上の損をする」
これ、ほんとにそうです。財布を落としたり、大切なものを無くしたり、キセルでちょっと得しても、そういうことをするとどこかでそれ以上の手ひどい損害がある。
キセルをしたことと財布を落としたことの因果関係は一見無いかもしれない。
でも・・・これって、きっと本当のこと、ですよ^^
おっと、マンガの話から、ちょっとそれてしまいました。「現在官僚系もふ」、ぜひテレビドラマ化してください!(←誰に言ってるんだ~)
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Comments
BUBIさんこんにちわ(^^)
>「そこで仮に得したとしても、必ずどこかでそれ以上の損をする」
ああ、私もそう思います。絶対人生つじつまが合うようになってるって(^^)
私は宮本輝先生の小説が好きなんですが、先生の言葉で、
『頑張れば不思議なことがおこる』
ていうのがありました。仕事が大変な時とか、恋愛でつらい時とか、すごく励みになっていました。そして本当に、いっぱい頑張ると『不思議なこと』がおきるんですよ(^^)
おかしいばかりの世の中じゃないって、本当はもっと信じて生きていたいですね。
Posted by: Rucca | 2005.12.14 19:34
Ruccaさん、いらっしゃい~♪
>おかしいばかりの世の中じゃないって、本当はもっと信じて生きていたいですね。
はい、ほんとにそう思います。
人をだましたり、ズルをしたりしても、自分が得しないといけない、って価値観が当たり前になって欲しくない、って思ってしまいます。
「だまされる方が悪い」なんておかしいもん。
で、がんばっている人や、正直に生きている人には「不思議なこと」がたくさん起こるといいな~と思います。
Posted by: BUBI | 2005.12.15 11:45