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2006.03.23

たったひとつの・・・

 今夜は「白夜行」の最終回であります。
 やりきれないほどつらい主人公達、二人の物語もやっと今日終わります。
 
 「きみはたったひとつの太陽だった・・・」

 なんていうか、うまく言葉にできないのですが。人が人を求める気持ちというのは、これはどうでしょう、万人に共通のものなんでしょうかねえ?
 もしも、誰も必要としなくても、誰に必要とされなくても、人間がたった一人でも生きていけるものならば、こんな悲劇は生まれないだろうと思うのですよ。

 しかし・・・人間ってのはやっぱそうはできないみたい。たとえまがいものであろうとも、その光を求め、それを信じ、それを守ろうとし、そして・・・それ以外を拒否しようとしさえする。それは人間の業みたいなものなのかもしれないなぁ。業であり、そして、逆にそれが「希望」なのかもしれませぬ。
 彼が彼女に、彼女が彼に、あの、幼い頃、二人の出会いがなければ、この物語は生まれなかった。出会ってしまったから、悲劇が生まれたのですが、でもそれは「悲劇」というだけなんだろうか? 本当にそれだけなんだろうか? 
 ・・・その答えが、今夜の「白夜行」最終回で明らかになります。

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