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2006.03.18

「女王の教室」見ちゃいました・・・

 昨日と今日、女王の教室のスペシャルが放映されております。

 怖い・・・ですね・・・

 いや、その・・・純粋で人一倍、愛が深い人間が、周囲の人間を傷つけ、取り返しのつかない過ちを犯してしまうという物語。

 彼女は周囲の全ての人と仲良くなって、幸せになって欲しいだけだったのに。自分の子供にも、自分の生徒にも・・・なのに悲劇はあんな最悪な形で起こってしまって。

 この物語が怖い、と感じるのは、
「ありゃ、私もそうやって誰かを傷つけてはこなかっただろうか」
 と思うせいです。
「私が今、一人で、周りに誰もいないのもそのせいなのだろうか」
 とかね。はは。いや別に、真矢(まや)先生ほど、愛情深くもないのですが。

 私にとっては、これは「誰にでも起りうる悲劇」として映りました。
 「一番犯しやすい過ち」とも。

 私はきっと「だから」先生という職業は選択しなかったんだと思います。自分がいくらベストと思ってしたことも、40人の生徒の全てにベストを尽くしてやることはできない。生徒はみんな「自分だけを見て欲しい」のだから、それの全てに応えてやることは不可能だし。どこかでそれを割り切れなければ先生なんてできませんよ、うん。
 だからって阿久津先生のように、24時間子供たちを見て、一人一人に膨大なファイルを作ってなんてことはとても自分にはできませんもの。

 人に自分の正しさを押し付けるなんてのも、やってはいないつもりなのですが、本人には自覚がないのだろうからな・・・やってんのかな、私^^; そんなに清廉潔白に生きてるわけでもないので、自分としてはかなり許容範囲も広いし、ケースバイケースの意味も分かってるし、「なんでもありでいいんじゃないの?」と笑いとばせる余裕もあるつもり。だけど・・・うーん。今のところ、それを「私って本当にそうかな?」と尋ねる人も周りにはいません。不安だ^^;

 まあ、とりあえず、これはドラマの見過ぎによる杞憂ということで。
 今夜のお話もますますディープな感じの「女王の教室」。しっかり録画予約もしております^^
 

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Comments

 BUBI様、こんにちは。
 私はドラマを見逃してしまったので、何ともいえませんが、40人の子どもに対してベストを尽くすことは正直な話、残念ながら不可能です。
 臨時採用の時代に「40人のうちできる子どもが10人、できない子どもが10人、普通の子が15人、切り捨てる子が5人」と言われました。
 「切り捨てる」という言葉を平気で使うその先生には嫌悪感を覚えました。
 しかし40人全員を相手しようとすると、完璧に教師の方がダウンします。
 10人くらいしかいないクラスでも全員にベストを尽くそうとしてプッツリきてしまった私がいるのですから・・・(^^;)。
 今日は「女王の教室」を見たいなと思っています。(起きていられればの話ですが)
 それでは失礼いたします。

Posted by: 中見盛 | 2006.03.18 17:58

中見さん、いらっしゃいませ。

「女王の教室」のドラマの中でこんなシーンがありました。算数の授業なのですけど、主人公の真矢先生は、一生懸命に、分からない子に分からせようと教えている・・・

でも教室の多くの子はもうとっくにその問題は分かっているから、退屈で、遊びはじめちゃってる。真矢先生は
「落ちこぼれをだしたくない」
とがんばるのですが、結局、学力差がある子供たちの前に、みんなに分からせるということは、難しいことなんだよなぁとそのシーンを見ていて思いました。
だからって「落ちこぼれもあって当然」と、先生に思って欲しくない。

今はどうだかわかりませんが、昔、学力別のクラス分けがされている学校があったことがあって、学習塾では、多分、そういうのが普通ですよね。

学力に合わせた授業の方が生徒のためにはなるのですが、
「あのクラスはいいクラス、あのクラスはダメなクラス」
なんていうのが、差別意識につながってしまうとそれはそれでまた問題だし・・・
「教育」っていうのは本当に難しいです^^;

Posted by: BUBI | 2006.03.19 10:52

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