できることを一生懸命やるのだ。
昔、私が平社員から「係長」になり立ての頃。
身に余る仕事の責任に、プレッシャーを感じ、精神的にとてもストレスを感じていたことがありました。でもその時に、私の部署の課長は私にこう言いました。
「何かあったら、責任取るのは課長である俺だ」
うろ覚えですが、そんなことをおっしゃっておりました。
そのときに、私は開き直りました。
「私は私にできることをやればいい。できないことはできない。もし、それで、この業務が立ちゆかないとなれば、管理職が私をはずすなり、異動させるなりの判断をするだろう」
そう思った時から、プレッシャーは消えました。
やれることをやる。自分にできるだけのことを精一杯やる。あまりにも出来ない・・・つまり、業務的に、自分ではできかねることが降ってきたなら「できない」と早めに言おう。それは悪いことじゃないんだ。それは私のせいではなく、組織が対応することなんだ、と。
私たちは個人で動いているのではなく、組織で動いているのだから・・・
最近、私の職場では自分の部署の仕事が嫌で、仕事に来なくなってしまう人が目立ち始めています。
「休めば異動させてもらえるでしょ」
なんて言っている人が何人も。人事は、対応に四苦八苦らしいです^^;
自分の本意ではない仕事、地味な仕事、大量に作業があっていつ終わるかも知れない仕事・・・仕事にはいろいろなものがありますが、それをどう自分の中で消化できるか、それが勝負です。嫌になっても始まらない。
もし、自分だけでどうしようもないことがあれば、自分だけで抱え込まないで、周りにそれを伝えねば。何も言わないで、ある日いきなり職場に来なくなってしまうことが、最もいけないことです・・・
しかし「何かあったら俺が責任とる」なんていう課長も少なくなってきたし、業務は人件費削減でますます厳しくなってくるし、人事異動は、何だかどうも好き嫌いで偏りがちだし、大丈夫かなぁ、私の職場。
それでも、私には私のできることをやるしかないのですわ。
先日、同じ係の女性が、産休に入りました。
三人の私の係で、私以外の二人が立て続けに産休に入るという話を、以前、このブログでも話題にしていましたが、1月末に一人目、先週二人目。一人目の時は人事異動で後任が来ましたが、二人目は育児休業の代替として臨時に雇用する方が付くこととなります。二人目の方の赤ちゃんも無事に産まれるといいのだけど。
そして私は。
新年度も仕事、がんばらなきゃ♪
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Comments
そうですね。大事なのは自分にできることを精一杯やること、それだけなのかもしれませんね。いい話ありがとうございました。
Posted by: pianomanコボ | 2006.04.11 21:42
コボさん、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。コボさんのブログも拝見させていただきました。
働くということを、どう自分の中で位置づけるかは、人によって違うとは思うのですが、世の中の大半の大人は、働かなければ生きていけないわけで、否応もなく「働く」ということは人生についてまわる課題です。
それならば・・・
私は経営者でも商売人でも投資家でもないので常に使われる側ではあるんですけど、だからと言って、自分の人生をいつも受け身で生きなくてはいけないわけじゃない。自分の人生をマネジメントする権利は、誰もが持っていて。どうせ働くなら、前向きになった方が幸せに暮らせる気がしています。
プレッシャーやそれによるストレスは誰もが感じるものだとは思うのですが、それを会社側から一方的に与えられた、と感じるのではなく、ほんの少し、考え方を変えるだけで、ストレスそのものは軽減できるのではないかなーと思ったりします。
カタイ話からグダグダな話、玉石混合なブログですが、また気が向いたらいらしてくださいませ。
Posted by: BUBI | 2006.04.12 10:30