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2006.05.25

ブログと「責任」の話

 ブログに関するニュースが、ここ数日の間に二つほどYAHOOのトピックスに取り上げられていました。

杉村太蔵議員がブログで盗用
元日テレの藪本アナ、ブログ炎上

 どちらもなかなか「ブログ」というものについて考えさせられる記事でした。もちろんお二人ともそれぞれ政治家であり、元日テレのアナウンサーでありということで、ココログ風にいうなら「ココセレブ」さんたちだからこそなんですが、ブログの発言にも慎重になる必要があるんだなぁと、思います。

 「杉村太蔵議員」の方は、記事にもあるとおり、ブログの記事が、代ゼミの講師の方の著作からの盗用ではないのか、という疑惑。

 盗作問題というのは、事件の度にいつも複雑な気持ちになってしまいます。今回は特に「ブログ」での盗用、ということですので、今までの「盗作」とは、違うような気もしますし。
 ブログというのは著書や新聞記事とは違い、人に読ませるという意識が多少なりとも薄くなりがちです。盗用だったのかどうか、記事では不明ですが、本人もまったく意識しないままに、ある本で読んだことをまるで自分の体験したことのように書いてしまったとしたら・・・うーん、ありがち^^;
 
 以前も何度か盗作問題についてはこのブログでも触れていて
「物を書くプロならば、自分の書いたものが、自分のオリジナルかそうでないかは、分かって当然。『うっかり混同してしまった』なんてありえるのか?」
 ということを書きましたし、それが物書きが書いたのではなく、タレント本みたいなものなら
「企画、製作する側が、きちんとチェックすべきだ」
 と思う旨を書きました。

 しかし、ブログは。
 物書きのプロではない太蔵議員が、ブログですから、誰のチェックを受けるわけでもなく、思いついたままに書いてしまう性質のもの。
 「雪山に行って死のうと思った」っていう事実自体はほんとなのかな。あまりの寒さに断念したのはどうだろうか。事実にせよそうでないにせよ、こういうのが「盗用」として取り上げられてしまうとは、やはり、議員という立場になったからには、何かにつけ慎重さを求められるということでしょう^^;

 もう一つは、日本テレビのアナウンサーが女子高生のスカートの中を盗撮していたという事件について、元日本テレビのアナウンサー、藪本さんがブログに書いた内容に対し、批判が殺到した、という記事。
 「身内である日テレのアナウンサーの犯罪行為を擁護している」という批判が集中したらしいのですが、ブログに書かれた内容を読むと微妙です。
 「盗撮」という行為の擁護というよりは、一般論として、短いスカートをはいている女子高生がどうなのかなぁという感想なのではないかって気がしますが、まあでも、一般に公開された著作物というのは、読む人がどう捕らえようと、それは読む人の自由なので「擁護している」と感じた人がいても、それは仕方がないというか、もっとも、というか。 
 著者が自由に書いてブログという形式で発表したものが、一般の人に読まれた場合に、どこまで責任が持てるか、そしてその責任をどこまで自覚して、ブログを書いているか、ということかもしれません。

 まあ、普通は誰も「責任」なんてあまり考えずに、テレビの前で、ニュースを見て、「これってどうなのよ」と思ったことを書いている感じなのでしょう。私だって我が身を振り返ればそうかも^^; ブログというのはそういうもので。
 ただ読む方の立場からはそうじゃない。「誰が」書いているかがけっこう重要で。だからこそ、私たちが書くのと、元日テレのアナウンサーが書くのとでは、位置付けが違うわけです。

 物を書く側と読む側・・・
 自分の書いたものが、どう解釈されるか、どう受け取る人がいるか、どんな立場の人が読むのか。
 ブログではなく、作家やエッセイストや記者など、書くことの専門家は、それを予想しながら書くのが普通です。しかし、ブログを書いているのは素人。そこにちょっぴり問題があるのかも。
 素人だから、と許容範囲を広げるのか、素人でも、書いたものに対する責任をとるべきだとするなら、それはどこまでのものなのか。

 私は書くことが好きですが、書くことを商売にするとあまりいいことがないのは、けっこう前から知っていました。まず自由になんて書けない。誰が読んで、どう解釈するのか分からないのだし。でも、それを心配し始めたら、何も書けなくなってしまいます。
 
 ではブログは・・・?
 なかなか難しい問題という気がしますが、私はココセレブじゃないので、あまり心配しなくてもよいかなー(お気楽だ)

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Comments

(*´д`*)<ぷにぃ
どうもです。都筑てんがです。

薮本さんのブログ炎上の場合、

●理性的な意見も中傷も一緒くた

・「多数の中傷がありました」
(マトモな意見もあるのに?)

●「全ての者が○○」というレッテル貼り

・全ての男は犯罪者予備軍
・書き込んでる人間はみんな2ちゃんねらー
・書き込んでる人間はみんなネット右翼
・今時の若い者は…

 などなど。
 
●挑発的な言葉で煽り自ら火を呼ぶ

・逃げも隠れもしませんよ
・暇なんですね
・最近は犯罪者が増えています。あなたのことですよ

 などなど。

●コメント削除

・荒らしの発言ならともかく、マトモな
 意見まで削除され、反論、抗議の嵐

●長期放置

・「逃げるのかよ!」とさらに炎上

●記事ごと削除で「無かったこと」にする

・「逃げた!」と他の記事でも炎上

●どこが悪いのか理解しないまま形だけ謝罪

・「分かってない!」と炎上

●最後にブログ閉鎖、逃亡

・そして伝説へ

…。
……。
………。

っていう、まぁ、よくある典型的な
炎上パターンだと思います。

…で、炎上してしまった場合、
自分が思いつく対処としては、

●「中傷」と「耳に痛い意見」を区別する
●レッテル貼りになる発言を避ける
●挑発的な発言を避ける
●すぐにレスを返す
●自分が悪いところは素直に謝る

みたいな感じなのかなぁ…と…。
下手に戦おうとすると、ドツボになる
可能性が極めて高いと思われます。

…ま、「口は災いの元」ですよね。

Posted by: 都筑てんが | 2006.05.25 at 21:10

てんがさん、コメントありがとうございます。

・そして伝説へ・・・

に笑ってしまいました。

確かに挑発的ですよね。
多分本人は、普通に喋る時と同じような感覚で書いているんでしょうけれど、文字にすると強烈になるし、読む人はその人がどんな人か知らず、字だけで判断せざるを得ないのだから、慎重にならなくてはいけません。
まあ、そんなにたくさんの人がアクセスするブログだとも思ってなかったのかもしれませんが。

私も有名人じゃないけど、言葉遣いには気を付けなきゃ^^;

Posted by: BUBI | 2006.05.26 at 12:10

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