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2006.06.29

「ダ・ヴィンチ・コード」の不思議

 とても面白いという評判の作品「ダ・ヴィンチ・コード」。
 私は映画を先に見まして、今、友人から本を借りて読んでいます。見てから読むか、読んでから見るか、は人により好みは分かれるのでしょうが、読んでから見た友人の感想を聞くと、映画ではかなり「端折られている」部分が多いらしいです。原作を知らずに映画を見た私の感想は、普通にアクション映画として面白い、って感じでした。
 謎解きの部分はやはり映画じゃ表現が難しい。暗号とかアナグラムですものね。なのでその辺は、小説で確かめようという感じで今、本を読んでいるわけですが。

 ちょっと読みながら不思議に感じたことがあります。

 この映画のテーマの是非ってどこにも論争になってない。
 いや、別に宗教的にどうというような難しい話ではありません。

 要するに「男性が世界を支配するために女性を故意に貶めて来た」というのがこの作品の、基底に流れているテーマだったりします。
 
 これって・・・ホントのことだから誰も否定しないのかしらん。
 しかしちょっとは論争になっていいと思うのですけどね。
 
 自分の地位を正当化するために、対立する一方を貶める。
 これは、自分が信じる信仰以外の宗教を「悪魔崇拝」だのなんだのと貶めるのと同じなのですが、ダ・ヴィンチ・コードで語られるのは、それと同じようにキリスト教が女性という性を排除してきたという事実なのですなぁ。

 ダ・ヴィンチ・コードはフィクションだとしても・・・

 女性が神秘であり聖なるものであった、という考え方が昔はあったのに、それを故意に曲解し、隠してきた歴史みたいなものがあって、それを白日の下にさらす、という「ダ・ヴィンチ・コード」みたいな作品があるなら、論争をさけて黙殺するんじゃなくて、なんかちょっとは議論になってもいいのになぁと私などは思うわけです。

 そして、そういう女性という性を見直し、より尊重する動きになってくれば。
 出産や子育てを、仕事をすることと同じように誇りを持ってできるようになるんじゃないか、なんてね。男性にとっても・・・女性自身にとっても。

 ハンガリーに旅行したときに、ハンガリーで信仰の対象となっているのは、キリストではなく聖母マリアだと聞いてちょっとびっくりしたことがあります。「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだら、なんとなく納得しました。

 まあ今更、女性の地位どうこう、男性支配どうこうで、ガタガタ騒がないで、ドーンと構えているのが、また「オンナヂカラ」ってものなのかもしれませんけどね。

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Comments

BUBIさんこんにちわ~。

ダ・ヴィンチ・コード、私も先日ようやく見に行ってまいりました。
で、後からですが今原作を読んでいて、丁度中巻に入ったところです。

私もBUBIさんと同じような感想を持ちました。有史以来、なんでそこまでしてオトコ達は優位性を持ちたいんじゃ~って(^_^;)

現代に生まれてて本当によかったな。

Posted by: Rucca | 2006.07.15 at 11:59

Ruccaさん、いらっしゃい。

>私もBUBIさんと同じような感想を持ちました。

・・・ですよねぇ。
私もその時代だったら、絶対、魔女の疑いかけられて火あぶりです^^;
あーやだやだ。

生命を育む女性という性は、聖なる存在だと、私は思います^^
もっと大事にしないといけない。
男性も、そして女性自身も。
女性であることに誇りを持てるような。

私の大好きな歌手、中島みゆきさんの曲に「ファイト!」という曲がありまして。
この中にこんな歌詞があります。

(引用開始)
あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ
(引用終わり)

この歌のこの部分、聞くたびに胸が痛んでしまうのです。
一人でも多くの女性が、女性として幸せに生きられる。
そんな世界になって欲しいです。

Posted by: BUBI | 2006.07.15 at 20:40

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