poem(47)
きみにとって私がどんな存在かを
ようやく想像できるようになった
きみにとって私は面倒なだけの重荷
忙しい時はかまっていられない
そのくせ きみは 私に優しいね
馬鹿だなぁ
そんなふうに優しくしなくても大丈夫
一番大事な人にだけ愛情はとっておくもので
それ以外の人とはもっと距離を置いて付き合っていいんだよ
そうしたって誰もきみのことを嫌いだなんて思わないんだから
せめて信じて欲しいな
離れたって私はけしてきみを忘れたりしない
分かってるよ
きみには他に好きな人がいるんだから
いくら私がきみを好きだって
きみにはどうすることもできないことは
分かってるよ
分かってるから
どうして泣くのかなんて
お願いだから
もう私に訊かないでね
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