普通の国
今回のドイツでのワールドカップで、自国の国旗を買い求め、それを飾ったり、応援に使ったりする人が、ドイツで増えたらしい。それが記事として取り上げられ、「ドイツもやっと普通の国になれた」と書かれてあった。
ドイツは過去、「ナショナリズム」という思想の元に他国と戦争をし、よく知られているとおり、ユダヤ人を強制的に収容し虐殺した歴史を持つ国である。これは歴史上の事実で変えることができない。だから「ナショナリズム」の復活にはとても気を使っていたことが容易に想像ができる。
振り返って日本もまた・・・
たとえ北朝鮮が日本に向かってミサイルを撃ったとしても、多分、日本がそれを理由に軍備を増強することは、過去、日本の侵略を受けた国からは「脅威」として見られてしまうのだろう。
ドイツが現在、軍隊を持っているのか、持っているとしたら、その軍備はどういう状況にあるのか、日本のように、大国と安全保障条約を結んで自国の安全を確保しているのかどうか。
日本がどう普通の国になっていけるのか・・・もっと勉強する必要がありそうだ。
「自分の国くらい自分で守れる国になるべき」とは思う。危機的な状況になったときに、いつもアメリカ頼りでいいのだろうかと。でもドイツがそうであるように、やはり、日本人の「ナショナリズム」は周辺諸国にとって警戒すべき対象であることは想像にかたくない。まだあの戦争から・・・忘れ去られるほどの時間はたっていないから・・・
普通の国になることってけっこう難しい。
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