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2006.07.19

「フォーガットン」&「姑獲鳥の夏」

 最近どうも、「駄作」と評される作品を面白がれてしまう自分に、複雑な思いがしたりして。
 「フォーガットン」という洋画と「姑獲鳥の夏」という邦画をレンタルDVDで見ました。

 「フォーガットン」はamazonの批評を見るとクソミソですわね。確かにその、なんというか、「トンデモ本」というものがありますが、これは「トンデモ映画」です。映画館で1800円払って見たらあっけに取られて、その後呆然とするでしょうが、ま、レンタルならば・・・
 個人的にはなかなか楽しい映画でした。人が空に飛んでいくところにびっくりした^^ 何度もそこだけリプレイしちゃいました。

 「姑獲鳥の夏」は京極夏彦原作の小説が映画化された作品。昨年の夏に公開されて、ポスター等を眺める度に見たいなぁと思いつつ、見そびれていた映画でした。
 最初の方は誰が誰やら、登場人物がよく飲み込めなくて、ちょっと退屈。やたら思わせぶりだけど、よく分かんない映画だなぁと。
 でも、私はどうも、先日、テレビドラマの「HIRO」で事務官役をやっていた、この「堤真一」という役者が好きみたいです。「姑獲鳥の夏」では、「京極堂」という一番かっこいい役をやっていて。この「京極堂」ってキャラクターも気に入ってしまいました。
(世の中には不思議なことなど何もない・・・)
 安倍晴明の末裔だという憑きもの落としの割に「現実主義者(リアリスト)」。起こる事は全て必然。20ヶ月の妊娠も想像妊娠(ネタバレですみませぬ)。
 我々が現実だと思っている世界は、全て脳内で再構成された仮想現実なんだ、という説は、私にとっては馴染み深いものです。多分、人は、自分の中のストーリーにそった都合のいい現象だけを自分の意識に取り込む・・・だから、怪奇現象も起こる。
 amazonを見ると、原作ファンからはこれまたクソミソですが、私は原作をまったく知らないけれど、京極堂シリーズ、読んでみようかな、って気にはなりました。ただ原作がまた癖がありそうな、読むのにエネルギーがいる作品のようですけれどもね。

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Comments

初めまして
かっぱと申します。

m(_^. .^_)m ぺこ

京極堂、本も面白いですよ

漢字がすんごく多いですけどw

オマケに長いwww

でもね、嵌ると癖になりますぅ

By 中島ファンw

Posted by: かっぱ | 2006.07.23 16:07

かっぱさん、初めまして&いらっしゃいませ。

ホラーはよく読むんですが、ミステリー(推理小説)は小さい頃、子供用の字がでっかい本で「Yの悲劇」を読んだくらいなんですよね。
あとテレビドラマの古畑任三郎は好きだったですが、そのくらいで。
「京極堂」の世界にはまれるか不安です。
まず何から読み始めればいいでしょうか? アドバイスお願いします~

Posted by: BUBI | 2006.07.24 09:31

個人的には「塗仏の宴」が読みやすいですけども

これって上下合わせて1,300ページwぐらいある。
しかも、登場人物がオールキャストなんで

「姑獲鳥の夏」から読み始めるのが良いかもしれないよん。

個人的には「鉄鼠の檻」は読みにくかった

女郎蜘蛛の理はおもろい!

女郎蜘蛛は姑獲鳥の夏を読んだ方がよりグッドです。

Posted by: かっぱ | 2006.07.25 22:06

かっぱさん、ありがとうございます。
では、映画で知ってる「姑獲鳥の夏」から読んでみようかと思います。
昨日、ゲド戦記の原作を買ってしまったので、それ読んでから・・・図書館でも探してみます~。

Posted by: BUBI | 2006.07.26 09:15

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