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2006.09.12

「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」

 週末に「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」 (著・西尾維新)を読みました。
 「デスノート」というのは、最近、実写映画にもなり話題を呼んでいる、文・大場つぐみ、絵・小畑健のコミックです。「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」という本は、コミックである「デスノート」のノベライズ・・・ではないですね・・・コミックの内容を小説化したものではないので。
 私の印象からすると、これは「パロディ小説」でした。
 「デスノート」は、大層人気のあるコミックなので、ネット上でもそのキャラクターを借りて書いた小説がたくさんあります。そういうのの一つ、な感じ。
 なのに、本屋で「デスノート」と並べて売られていたので、ちょっと余計な期待をしてしまったんですが、ぶっちゃけ、あまり面白くありませんでした^^;
 いや、パロディだと思って、素人が書いているのだと思えば、まったく問題がない、むしろ、かなり完成度が高い小説なんですけど、なんとなくあの「デスノート」の世界観を期待しちゃったのですよね。

 西尾維新という作家さんは、amazonのレビューをいくつか見ると、まだ20代の若い作家でありながら、元々作家が本職で、もうちょっと重厚な作風の方のようです。
 ということは、その作家の人も、いわゆる「パロディ作品」の書きぶりをわざと真似て書いたのかも? うーむ、そんなことしないで、作風のままに書いてくれればよかったのになー。
 amazonのレビューにもありましたが、「ツンデレ」とか「メガネっこ」とか、知らない人にはほとんど意味が分からない流行言葉やオタク言葉が使われているのを見ると、内容以前に「そーゆー小説なの、これ?」って思っちゃう^^; (そう思わせるのも作者の意図なのかもしれませんけど)
 もしかして原作が大人気コミックということで、プレッシャーを感じちゃったかな。正面対決は避けて、こういう形で「いなした」ということかもしれません。

 デスノートは元々、コミック作品ですけど、印象としては大変硬派なお話です。
 私は実写映画も見ましたが、そうなっても十分それに耐えうる、要はパロディが入り込む余地があまりない作品という印象を受けます。
 
 なので「アナザーノート」を書くならば(商業誌として出版するなら)・・・あの作風を踏襲して欲しかった。
 西尾維新さんには、Lを使ったエピソードのアイデアがあといくつかあるようなので、次にもし「Lの事件」を小説化するなら、お遊びなしに、「デスノート」という原作に負けないくらいのものを書いて欲しいです。
 そうじゃないと・・・あの装丁にあの中味じゃバランスとれないよー!(爆)

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