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October 2006

2006.10.30

「弁護士 灰島秀樹」(ネタばれあり)

 先週の土曜日に放映していた「弁護士 灰島秀樹」。録画しておいたのを今日、見ましたが、これ、とっても面白い♪ 私が好きなのは、室井さんなんですけども、この灰島さんみたいな人も好きです。現実にいたら手強すぎて怖いですが、フィクションの中ではこういう無敵の敵役の人には魅力を感じてしまいます。

 ご覧になった方だけに分かる話になってしまいますが、ラスト、灰島さんを裏切ったかのように見えた事務所の部下たちが帰ってきた後、灰島さんが、彼らに政治家から報酬として受け取ったお金の一部を渡すシーンがありますよね。
 「何が本当だか分からない」
 と今回のヒロインが言っていましたが、これでどこまでが灰島さんのシナリオだったのか、見ている私たちにも分からなくなりました。どきっとするシーンですよね。
 私の推測では、灰島さんたちは、わざと灰島vs部下達という構図を作り、今回の海洋博覧会の開催or中止、どちらが勝っても自分たちは損をしないようにしたのではないかと。
 それにしては、負けた部下達は本気で悔しがってましたし、灰島さん自身も一人で戦ったりしてたので・・・
 ふーん、損をしないようにうまくやりつつ、つまり、これもゲームってことですか、灰島さん^^ 悪いやっちゃなぁ~

 私は、灰島さんが、ヒロインの彼女を好きになったことや、亡くなった母のために弁護士になり、そして勝ち続けるといったストーリーも真実ではあると思います。真実なんですが。
 それでも浪花節にはしないで、金もきっちり取れるところから取るわけで。ほんとに悪いやっちゃなぁ~。でもそんなとこがかっこいい♪

 「容疑者室井慎次」を見たりすると、灰島弁護士は本当にむかつくヤツですし、私は不器用な室井さんの方が大好きなのですが・・・悪役も好き♪ なんでしょうね、この矛盾した心理は。
 もうやらないかもしれないけど、また灰島さんのドラマが見たいな~。ほんと面白かったです!
 

 

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2006.10.29

行ってきました~

 さてさてお待ちかね(?)出会い系パーティ、正式名称「出会いの集い」に参加してきたご報告です。

 まず、服装はアドバイスをいただきましたとおり、下はスカート、上は襟元広めのカットソー(レース、リボン付き)。上下とも全て先週、新調いたしました。ついでにストッキングも新しいのを買いました(笑)。アクセサリーは囲碁友のpgさんにいただいたパール風のペンダントをしました♪ pgさん、ありがとね~。使わせていただいてます。

 集まった人たちは男性9人、女性12人。年代は女性は30代、男性は40代な感じでした。年齢問わず、とあったので、もっと上の人も来るかしら、と思っていたんですが、これなら、私にとってはちょうどいい感じでしたね。

 最初の講演、「結婚について考える」では、「男性はもっと自分を磨く努力をしなさい」「女性は概ね希望が高すぎるので妥協も大事」という、なんだか身もふたもないようなお話が。自己アピールが大事、でも人の話を聞きなさいとか、自分の人生をしっかりと見つめ直せだとか・・・・
 このブログをご覧に方にはお分かりでしょうが、私には分かりきったお話です^^ みなさまにアドバイスいただいた内容ばかりでした♪

 で、講演の後は、4人ずつのグループに分かれて、フリートーキング。
 案の定、仕事のことを聞かれましたが、自分から話すのは抑え目に。相手の話を聞くことを心がけました。私のグループには男性が二人いましたが、一人の人は座を盛り上げようとおしゃべりしてくれる人。一人の人は趣味は?と聞いても「いや、特に・・・」みたいな、あまり自分からはしゃべらないタイプの人。必然的に話してくれる人の方に関心がいきますねー。おしゃべりしてくれる人は、女性にも話を振ってくれたりして、その方のおかげで、和やかな雰囲気でフリートーキングは進みました。
 
 その後、グループ替えがあったあと、仕出し弁当でみんなでランチ。
 このグループでは、同じグループになった女性が仕事を最近やめたばかりだと話したので、ついみんなでその話を聞いてしまうことに。あと、住まいはどちらという話題から、「そこ行ったことある」みたいな地元話になって、自分が知らない場所の話になったので、そこではもっぱら聞き役に周りました。

 もう一回グループ替えがあったのですが、なんとなくみんなで話しましょうということになり、輪になって雑談。数人が抜けて、別のところでツーショット(?)の人もいたらしいですが。
 それで、終わり。すぐに帰ってきちゃいました。

 で。
 最初のグループで座の盛り上げ役になった方は、どうも私の父の知り合いらしく。「お父さんにはいつもお世話になってるんですよー」って感じで最初に話しかけられました。その方は私のことも見知っているそうで。私も、どこかで見たことはある人でしたが、話したことは多分ない・・・。10歳くらい上の方なのです。
「BUBIちゃん(仮名)は、小さい頃からよく知ってるんだ」
 とおっしゃっていました(笑)。10歳違いか・・・・私が10歳のとき、20歳・・・そうか、確かにそんなノリになるわね。
 でも最初に知らない人ばかりで緊張していたところを話しかけてもらったし、元々、寡黙で何もしゃべらない男性よりはよく話す男性の方が好きなので、その方に対しては好印象でした。
 ただ・・・
「俺はパソコンも携帯も持ってないんだ」
 という方で(笑)。持ってないどころか・・・その方は、自営業で、フレンチのお店を自分でやっている方で、今日も自分の店のちらしを配って宣伝していたんですが、話によると「ネット嫌い」なんですって。お店のホームページはあるのですが、当然ご本人が作ったホームページではありません。
「いい店っていうのは、足で歩いて探すものなんだ。ネットで店探しをするなんてのはどうかと思う」
と強く強調されていました。

 私はそれを聞いてどうしたんだっけな・・・もう一人のあまりしゃべらない男性に振ったのかな。その人は、けっこうインターネットをやるという方だったんですよ。
「と、おっしゃってますけど、どう思いますか^^」
「・・・考えすぎだと思いますけどね」
 なんて感じになって。そこでつい私は・・・
「私もさいたまに住んでますけど、どこにどういう店があるのかって、なかなか浦和の町を全部歩いて調べるわけにはいかないですよね。だからネットで調べて、あ、こういう店がある、って思うと、行ったことないけど、行ってみようっていう、きっかけになるんです。なので、こうしてホームページで自分のお店を宣伝されるのもとてもいいと思いますよ^^」
 そしたら相手の方は。
「へぇ・・・BUBIちゃん(仮名)って、前は子供だったし、こんなふうに分かりやすく物事を説明できるなんてびっくりした」
 とおっしゃっておられました。・・・いけね、やっちゃったか、私。
 なんというか、この人はいい感じだ、話をしたい、とか思うと、余計に「私はこう思う」っていうのを話し始めちゃうんですよねー、私って。
 昔、自分から初告白した人にも「BUBIちゃん(仮名)は、すぐ、人の話に反論するんだよな」って言われたことがあったっけ^^; 反論してるつもりはないんですよー。いろいろと意見交換がしたい。もっといろんなことが話したい。それだけなんですよー!

 と、いうわけで。その方は携帯もメアドも持っていないので交換できませんでしたが。
「お店にいきますねー。そしたら、いつでもいらっしゃるんですよね」
「そう、いつもいるから、来てよね」
 なんてことになりました。まあ、「お店」ですから、もし行ってもただの客かなー^^
 
 ただ自分としては、その人ともそうして話せたし、全体的に和やかなムードだったので、けっこう楽しく行って帰ってきました。
 その人曰く。バツイチだし、若い頃は同棲もしてたことがあるそうです。いきなりフリートークでぶっちゃけるにしてはすごい話。私とは次があってもなくても、とにかく今日が楽しかったからよかったです。

 明日からは変わらぬ日常がやってくるのね・・・(爆)。でも、その人のお店はほんとにいつかのぞきに行ってみよっと。

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2006.10.27

poem(50)

思い出もたくさんあるけれど
忘れてしまったことも
きっとたくさんあるのだろう

忘れてしまったことは
何を忘れたのかすら思い出せないから
今でも何もかもを覚えているような
そんな気がしている

あの時 きみがどう言ったか
その時 私がどう思ったか
きみの笑顔 きみの言葉
そして
きみを好きだと思ったあの瞬間

思い出は何のためにあるのだろう
覚えていたって何にもなりはしないのは
ずいぶん前から分かっているのに

けれど
忘れてしまったこともきっと
たくさんあるのだろう

何もかもがこの世界から消えるまでに
もう50年もかからないなら

せめてそれまで 
きみという夢を
見ていたい

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2006.10.25

お菓子を買わない生活

 チカママさんの「やめられない、止まらないから、もう買わない?」という記事を見て、羨ましくなりました。
 
 万年ダイエッター(だけど全然痩せない)な私は、一人暮らしで毎日買いものには行きますが、お菓子は買わないようにしています。特にチョコの棚なんかは無視無視。お菓子コーナーは避けて通ります。行かない、見ない、買わない、食べない。(ダイエット四原則(!?))
 チョコパイが山のように積まれている場所が、たまに通路へ進出していると「買いたい」と思うよりも「げ、太る元がこんなにたくさん」と思います。買うなんて論外。買っても自分しか食べる人がいないんだから、「子供が食べるから」とかって理由が付けられないせいもあるのですが。
 おせんべいとかポテトチップも好きですが、どうしても食べたい時しか買わないようにしています。ただ、最近は食事日記をつけているので、その「どうしても」の時に、自分で「ポテトチップ」とか「おせんべい○枚」と書かざるを得ないときは屈辱。自分に負けた、って気がします。
 
 いやぁ考えてみれば。
 もうずいぶん長い間、お菓子のある生活とは縁がありません。たまに、チョコとか買っちゃう時もあるのですが、本当にたまに、です。それが当たり前の生活になっているのですが、普通の家だったらもっとお菓子って食べてるのかなー。もし、太ることを気にしないで、好きな物を好きなだけ食べられる人が世の中にいるなら。それはとても素晴らしいことです。「ダイエット」なんて考えたことがない人は、もっと自分の幸せを感じていい。
 
 無論、あんまり食べないようにはしてますけど、甘い物、好きなんですよ^^ チョコパイも大好きです。でももう何年も食べてない。ミスドも近寄らない(笑)。冷凍庫にチョコパイがあるなんて、チカママさん、うらやまし過ぎー。

 問題は・・・そうやって節制しても、体重は減るどころか、年齢を重ねるごとにジワジワと増える一方なことです。どうせ増えるなら、好きな物を食べた方がいいんじゃないかと破れかぶれな気分にもたまになりますが、成人病になって、本当に医者に制限されるようなことになったら最悪なので、これからも、チョコパイを好きなだけ食べる日なんて私にはやってこないのだろうなぁ~
 
 ああ・・・いつか天国にいく日が来たら、私のお墓にはチョコパイを供えて欲しい♪ 天国に行ったら、もう太ることを気にしなくていいもの。いや、死んじゃったらもう食べられないから、明日死ぬって言われたら最後の晩餐に食べようかな。でもその時は、もう普通の食べ物は口に入らなくなってるか^^;
 好きな物食べて病気も覚悟するか、がまんして食べないか(それでも病気にはなるときはなる)究極の選択ですわ~。
 

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2006.10.24

囲碁、五里霧中・・・

昨日はネットで、二段の方と置き碁で打ちました。
 この方と打つといつも、手も足も出ない内にボロボロになって負けるのがパターンです。昨日もいつもどおり、中盤早々で中押し負け。負けるの早かったなー。私が考えてるのと全く違う考えで打たれる方なので、毎度のことながら、対局してカルチャーショックを受けました。

 日本棋院の囲碁サロンに通っていると、そこにいる人達は同じ先生に習っているし、レベルもほとんどが級位者ですから考え方が似ているみたいです。対局していても、お互い打ちたい場所は同じで。だから打ちたい場所に先に打った方が勝つ。意外とシンプルなんですよね。
 
 自分でも気付いていなかったんですが、私は囲碁って「正解」があるんだと考えていました。負けるのは「間違った」手を打つからで。正しい手を打てば負けないんだって。
 自分なりの正しい手、正しい考え方。
 それに・・・多少遅れても「しっかり打つこと」。
 攻めるためには自分の石がしっかりしていることが大事で。まず弱い石は守ってそれから攻める。囲碁教室では、それで相手のしっかりしてないところを攻めていれば勝てます。

 しかし・・・昨日の対局ではまったくそれが通用しませんでした。相手の石は、地もとってないし、そもそも一眼もないし、黒がしっかり打っていれば勝てそうに思えたのに。
 終局後、検討をしていても、自分では打ちたいところに打てているんですよね・・・まあ、後半、相手の模様が大きくなりそうなのを見て、また焦ったのが問題なのですが、そういうところはともかく。
 
 そもそも序盤から「守りすぎ」だという指摘を受けました。それじゃ今は勝てても上にはいけないよ、と^^; 当然と言えば当然なのですが、黒が守れば白は先手を取る。「先手を取る」ことと「守る」こととどちらが大きいか考えて、その局面なら守るよりも先手の方がいい・・・

 私は自分の石が生きていないのが気持ち悪くて仕方がないのです^^; つい、十分にスペースをとって、生きを確実にすることを優先してしまう。そうして相手からの攻めがきかなくなって安心します。
 でもそれじゃだめみたい。
 その方は「一眼で攻める、くらいの気持ちも大事」とおっしゃっていました。

 状況によっていろいろなのでしょうけど、確かにつまんないところで怖がって、きかされてるなぁという感じはします。だからいつまでたっても先手がとれない。相手の手に受けてばかりいれば、負けるのは当然。気が付けば、黒は小さく生かされて白地が大きくなっている。

 うーん。地なんて考えないで攻めて勝つ。そんなの打ったことないよーーーー

「上にはいけない」か・・・初段になるのも、今のままじゃまだダメかな・・・高段者なんてなれないので、せめて初段まではこれでいければ、なんて考えていましたが、甘かったか。

 碁には柔軟さが必要なんだそうです。私、頑固だからな~カチカチです^^;
 碁にはすべからく正解があって、正解にたどり着けないのは、まだそれを知らないからで。いつか、最後までしっかり打てれば、絶対勝てると信じてたのに。「しっかり打ちすぎ」と言われたのはかなり堪えました。

 まあ、上には上が、その上にはそのまた上があるのが碁の世界だからな~。少しずつ打てるようになっても、そうなればなるほど、先が見えなくなる。そんな体験を今までも何度かしましたが、今回もまた久々に、そう思いました。迷った時は、今、自分にできることをやる。それしかないのですけどね。

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2006.10.23

アドバイス募集

下記の記事の続きです。
 せっかくなら、ちょっといろいろ皆様からアドバイスなどいただけたらと思いまして(電車男かい^^;)いくつかチェックポイントを列挙してみました。お答えは参考にさせていただきますが、責任は自分で持ちますので、気軽にご助言ください^^

1 服装はどんな感じがいいと思いますか。
(主催側からの指定はなし。場所はコミュニティ施設の会議室)

A 職場の服装と同じ、パンツスーツ。
B パンツなんて論外、フェミニンなスカート。ブラウスも襟元を開き気味に。
C カタイ服装ではなく、ジーンズにセーターでラフに。

2 趣味は何を一番にアピールするべきでしょうか。

A 囲碁。今、一番夢中です。
B カラオケ。中島みゆき好きは言わない方がいい!?
C 旅行。独身貴族っぷりが出ていて、かえって嫌みかしらん。

3 会場ではどんな態度がいいのかなぁ?

A こちらから話題を振り、会話が途切れないようにする
B こちらからはできるだけ話さずににこにこしている

4 仕事のことを聞かれたら?

A 「私、仕事、がんばってます」的に前向きに語る。
B できるだけ仕事の話題は避ける。話を振られてもあまり話さない。

5 「この人いいかも」という男性がいたら、最初に声をかけて話すのは。

A 「今日はいい天気ですね。どちらからいらしたんですか」
B 「お腹空きましたねー。この後のご予定は?」
C 自分からは声をかけない
D その他

6 いいとも悪いとも感じない普通の相手から、メアドや携帯の番号を聞かれました。ドースル?

A 教えない
B 教える

いかがでしょうか。実は、これ、私の普段の選択はAなんです。
この設問以外にも、アドバイスがありましたら、なんでもコメントくださいね♪

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こちらも久々に(謎)

 私の父親は、定年退職後、地域の社会福祉活動みたいなことをしております。その関係だと思うのですが、先般「今度、未婚者を集めての講座があるから、お前、どうだ」という話を持ってきました。

 「講座」? でもその後に続く言葉がこうですから。
 「お見合いみたいのとは違うからな。講演もあるしな」
 おおっ、さすが我が父。地雷を心得ていて、見合いとかいうと断ると思ってる(笑)。その察しの良さに免じて、
「ふーん、風邪が治ってたら行くね」
 ということにしました。
 イメージとしては、出会い系パーティ(ただし、民間主催ではない)のようなもののようです。

 見合いにも出会い系パーティーにもいい思いをしたことがないくせに、またこりもせず^^;と自分では思いますが、何事も経験だし、もし、これをととさんあたりが読まれていたら「出会いの形の一つなんだから行ってみればいい」とおっしゃるに違いない。(ですよね?^^)今度の日曜に、行ってきますです。

 もっと若い頃ですが、過去、二度ほど、出会い系パーティ(民間主催)というのに参加したことがありまして。私、その場では話は盛り上がるのですよね。しかし、いざ、これからフリータイム♪なんてなったときには、まず誰も近寄ってこない^^; 「来ないなら女から行け」という論もあろうかと思いますが、ちょっとそれもひんしゅくな感じでした。
 
 大体、出会い系パーティって、男性は普通ですが、女性は素敵な人が多いのです。
 やっぱ男なら、そういう場だったら、最初から妥協して容姿がそれなりの人にいくよりも、ダメもとでも、きれいな人、美しい人にチャレンジしてみたくなりますよね~♪ 無人島に1vs1でいるなら別ですが、パーティみたいな短い時間で複数の人から一人選ぶなら・・・その気持ちはよ~く分かるので、2度で懲りて、民間主催のそういうパーティに行くのはそれきりやめました。
 あれから幾年月・・・まあ講演もあるんだし(笑)。これも人生経験(&ブログのネタ)の一つになると思って、肩の力を抜いて参加してきます。
 続編をご期待下さい。

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2006.10.21

久々の置かせ碁

 今日の土曜囲碁サロンでは、3子の置かせ碁の対局でした~。ひぃぃぃぃ~

 知らない人のためにご説明します。囲碁というのは黒白順番に打つのですが、実力が違う同士で打つ場合は、下手(弱い方)の黒が最初に自分の石を先に盤上に連続して打つことができます。まあ・・・感覚としては「打つ」というよりも先に「置く」感じですが。つまり今日は「置かせ碁」ですから、相手の方が黒を持ち、先に3つ石を置いて、そこから勝負がはじまるというわけです。

 いやー初心者から始めて未だ級位者の身、ハンデを背負って打つことなんてほとんどないですから、今日、3子もハンデがあるなんて、かなり緊張しました。

 でも。
 すごく勉強になった! 自分でもびっくりしました。

 置かせ碁で、先に相手が3子も置いてるということは、必然的に自分が不利な状況を、どう打開していくかに勝負がかかります。
 でも相手が下手だからってだますような手は打ちたくない。相手よりもどう効率的に打つか。相手がそっちを守れば自分がどっちをどうとるか。打ち込んでさばくのも当たり前のようにできなければ置かせ碁は勝てません。互い先なら相手が得したら、自分がそれと同じくらい得すればいいんですが、置かせ碁は自分がよりたくさん得しないと、ハンデが縮まっていかない。互い先以上に、努力と工夫と、今まで覚えた手筋を駆使しなければーーーー!!
普段、互い先の碁を打つときだって、いい加減に打ってるわけじゃないのですが、これほどまでに「この状況をどう打開するか」必死で考えたのは、今日の置かせ碁が初めてでした。
 だって普通に打ってるだけじゃ勝てないもの。全体を見て、少しでも効率よい手を打たないと・・・普段は全体なんかそんなに見てないのにね(見ろよ)。

 置かせ碁ですから、序盤からしばらく白が圧倒的不利な状況が続きましたが、相手の石の多いところに打ち込んだ石がカタチになって、生きが確実になってくると、堂々と相手を攻めることができます。おっと、その前に、相手の石を弱くするのも大事。
 相手の方もなかなか強くて弱い石がなかなかできなかったのですが、序盤、左辺の星下に打たれた石をはさみ、その石を相手が逃げるうちに、自分の石がサバキガタチになったので、挟んだ石は生かしても、今度は隅を取る(挟んだ石を捨てられてたら困ってたかも)。
 
 おおげさですが、碁の新しい世界が見えた感じです。相手の方も生きる石はしっかり生きてくるので、中盤以降まで、予断を許さない状況でしたが、中盤、こちらの手筋に相手の方が気付かずに手を抜いたところで、勝負が決まりました。最後は中押し勝ち。
 ・・・私、こんなふうにも打てるんだ・・・
 ちょっぴり自信にもなりました。

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2006.10.19

まちゃまちゃが好き♪

 最近テレビを見ると、新しい芸人さんがたくさん出ています。「エンタの神様」という番組からブレイクする芸人さんが多いようですが、「まちゃまちゃ」という女性芸人さんをご存じですか。

 女性なのにモヒカンみたいな髪型で、プロレスラー風な格好で舞台に登場すると、過激な発言で観客を湧かせる大変ユニークな芸風の方です。知ってる方には笑っちゃうような紹介の仕方ですね。
 前までは普通に「過激だけど面白いな」くらいな感じでみていたまちゃまちゃさんですが、最近、ちょっと「まちゃまちゃっていいな」と思うようになりました。

 この人、芸風は過激ですが、意外と家庭的。「いきなり黄金伝説。」という番組の企画、「人気芸人節約バトル1ヶ月1万円生活」に出演されているんですが、なかなかがんばっていて好感が持てます。何より・・・見ててかわいいのですよ。髪型や芸風に目を奪われがちですが、普通にしてたらとってもかわいくて素敵な女性かもしれません。そのギャップがいい♪ 流行の「ツンデレ」キャラな気がします(笑)。
 「まちゃまちゃって好きだな~」となった決定的な事柄は先般、ロンドンブーツが司会の芸能人の格付けの番組で出ていた彼女を見たときのこと。
 再婚するとしたらこの人、という格付けだったのですが、まちゃまちゃさんは10人の女性芸人さんの内、下から二番目でした(笑)。「なんでだよ~」と怒ってましたけど、でも「バツイチと付き合ってたことあるんだぜ」と彼女。子供にも好かれていたそうです^^
 なんというか・・・飾らない人柄が好き。本音で生きてるって感じがして素敵だな~。みんなが思っても言えないことをずばっと言うのも聞いていてスカッとします。
 
 ご本人は、ネットで自分の名前を検索したりする柄じゃないと思いますが、もし見ていましたら。応援しています~、まちゃまちゃさん♪ (30代女性ファンより)(笑)

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2006.10.17

片思いについて考えてみよう

 ととさんとこのブログの記事「32才・女・独身の場合」に、コメントをさせていただいてまして、自分でも記事にしてみたいと思います。

 テーマ「片思いについて考えてみよう~♪」

 片思いにはまず、二種類あるようで。

1 思うだけレベル
  相手には自分が相手を好きだということを言わず、「好きだな」って思うだけの段階。結婚とか付き合うとかまで具体的に考えていない。テレビタレントに片思いするのもこのレベルでしょう。

2 告白レベル
  相手に好きだということを伝えた場合。これにバリエーションが二つ。
・相手に他に好きな人がいる場合
・相手に他に好きな人がいない場合(好きな人は他にいないけど、おまえは恋愛対象にはならねーよ)

 私は、人に好き嫌いがあまりない方なので、「思うだけレベル」はかなりあります。テレビタレントではなく・・・職場でいっしょに仕事をする男性を、一度は、「あ、この人、けっこう好きかも」って思っちゃったりして。片思いといってもそれほど強烈ではなくて、「恋愛」の範疇に入らない「好き」、つまり「好意を持つ」って感じでしょうか。
 
 でもこの段階で、あまり好き好き光線を出してもね・・・え? もっと出した方がよいですか?ととさん。でも、職場って微妙なんですよー。「職場」ですからねえ^^;  特に、相手が後輩だったりした場合は逆セクハラになりかねない(爆)。あまり特定の人だけに好意を露わにして嫌がられたりしようものなら、後々、仕事しにくいし。他の人からもひんしゅくを買いそうな気が。この辺は、社内恋愛で「責任取らねば」と思ってしまったととさんなら、おわかりかと思います。
 今も、同じ部署には、このレベルで好意を持っている独身男性がいます。この間、飲み会で隣に座り、「ゲド戦記」はどうよ、話で大いに盛り上がりました。しかしこの人とは、いつもそこまでなんだよなー(爆)

 一方、「告白レベル」までいくのは、よっぽど好きになった人。玉砕も覚悟でそれでも言わずには居られないくらいに好きになった人です。逆に言えば、こっちから言わなきゃ可能性が0かもしれないから、告白に至る人なので、ここまでいった時点でおそらくうまくいく可能性はあんまりないのかもしれません。
 実際、告白レベルまでいって「好きな人がいるから」と断られた経験がありますが、そういう場合はどうでしょう、それ以上押すべきなのかなぁ、引いて他を探すべきなのかなぁ? これはけっこう迷いますね。一回振られたくらいで、諦めていいのか、いや、諦めて自分で納得がいくのか、と考えた結果、振られた後も、誕生日にプレゼントを贈ったりしたことはあります。
 でも、結局、それはそこまででしたけどね^^;

ととさんwrote:

>私は片思いって経験がないんですが,それはもてるとかもてないとかではなく,選択の問題だと思う

 告白レベルまでいくと玉砕かそうでないかの二者択一になってしまいますので、前段の「思うだけレベル」に話を絞って進めます。

 ととさんの場合は・・・
 好きだなぁと思った相手に対し、好意を示す。好き好き光線を出して、相手も同じように好意の光線を返してくれて、いつの間にか距離が縮まって「気が付いたら隣に収まっている感じ」?

 えーーーーーーーーーー! 普通はそんなうまく行かないですよぉぉぉ~(核爆)

 それは、ととさんがもてるからだと思う♪ 恋多き女だったのに、片思いの経験がないなんて、それはすごいですよ。狙った人は、必ずオトすってことじゃないですか^^; ひゃ~世の中にはこういう方もいらっしゃるのね。
 
 まあ、それはつまり、ととさんに女性としての魅力があるからで。私にそれが足りないのは明らかで、要はそういう努力を怠ってきたからに他ならず、誰もせいでもなく自分のせいなんですけども。
 ただ、「努力」ってのもどうも微妙です。大黒摩季の「夏が来る」という歌のフレーズでこんなのがあります。

(引用開始)

何が足りない
どこがよくない
どんなに努力し続けても
選ばれるのは ああ結局
何にもできない お嬢様

(引用終わり)

 あはは。
 努力って、実はあんまり関係なかったりして。焦ればそれが空回りし、何にもしなければどこからもお呼びがかからない。えてしてそんなもんだったり。
 私は、なので、どちらかというと、男女の出会いなんて「選択」する余地もなく、ただの運なんじゃないかと最近は思います。

 ととさんもちょっと書かれていましたが、私も「結婚」は、相手がどうとか、好きがどうとかよりも「結婚したい」というマインドが必要なものだと思います。そして、今の時代は確かにそれは少なくなっていて。「結婚する」ことが女の幸せの全てじゃないわけですな。
 でも「結婚したいか?」と尋ねられて「結婚したくない」と答える人はきっと少ない。
 多分みんな、「好きな人と結婚したい」んだと思います。「32才・女・独身」(しっかりしたいいお嬢さん)も然り。
 いろんな人を好きになることから始めて、あとは運と巡り合わせ、なんだろうなぁ。それにしてはそういう運に巡り合わない人が、私はともかく、合コンしまくりの私の友人なども多いのですけど^^; 
 

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2006.10.13

私も「ちゅん」のように生きたいっ!~紫堂恭子「不死鳥のタマゴ」~

 紫堂恭子さんという漫画家さんがおりまして。この方の作品には、昔から私は、「生きる勇気」のようなものをいただいています。

 今回購入しましたのは「不死鳥のタマゴ」全三巻。

 久々に読んだ紫堂さんの新作でありました。変わらない・・・この、なんていうんでしょう、生きていくことに前向きになれる暖かな感動。

 あまりほめすぎると読んでいる皆さんをしらけさせると思うので、あまり一人で盛り上がらずにいきましょう。

 「不死鳥のタマゴ」は、「ちゅん」という小さなまるまるとした小鳥・・・の化け物(!?)が、一人の青年に拾われて居候するところから始まります。・・・いえ、ほんと、化け物ですよ^^ 人の言葉を話すし、実際化けるし(笑)。おまけにあんまりかわいくないし(爆)。
 主人公の青年は、「やっかいなもの拾っちゃったなぁ」と思いながらも一応えさをやったりして面倒を見るんですが、この小鳥、「ちゅん」はケロロ軍曹ほども、自分を異端だという自覚がないので、平気で知らない人の前で言葉をしゃべっちゃったりして、まことにお騒がせなやつなのでした。

 でもね。
 なんていうんですかねー、この懲りない性格。愛がいっぱいで、(けっこう傍迷惑ではありますが)私は三巻全部を一気に読み終わって、すっかりこの「ちゅん」が好きになってしまいました。

 私も「ちゅん」みたいに生きていきたいなぁ。
 呆れられたって、迷惑がられたって、いいじゃあないですか。愛さえあれば(笑)。
 お日様が毎日昇り、大好きな友達がいて、それでずっと生きていければ。
 そしていつか、大きな愛を、永遠の元に持ち帰れるように・・・

 こちらのホームページから、立ち読みができますので、興味がある方はぜひぜひ覗いてみてください。
http://www.kadokawa.co.jp/comic/tachiyomi.html

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2006.10.11

「年金分割」のニュースを見て

 今、テレビのニュースを見ていたら、「年金分割」の話をやっておりました。離婚しても、妻が、夫の納めた厚生年金の半額を受け取ると言う制度が平成19年4月から始まるのですね。

 ・・・ふむ。実際に年をとってから離婚したときに、年金がちょっとしかもらえなかったら、女性は困るだろうから、この制度はいい制度なんだろうな~・・・と思いつつ。ちょっと複雑な思いがしてしまいました。

 いや、その、先日、義理の妹の話などを書きましたが。

 たとえば一組の夫婦がいたとして。
 誰だって、将来離婚することを考えて結婚はしないと思うのですよ。ずっと「家族」としてやっていこうと考えるわけですよね。二人でいっしょに暮らす。そして子供ができれば家族が3人になり、4人になる。親は子供の面倒をみる。どっちかというとウェイト的には、お母さんの方が子供の世話をする機会は多くならざるを得ないのだろうなぁ。で、もしも、家族の中で、二人、会社勤めをして働く人がいなくても、一人が会社勤めをして給料をもらうだけで、生活できるならば、そこでお母さんは仕事はお休みして、お父さんが専ら働く、という生活もありなのだと思うのです。

 が、ここで離婚。
 「家族」というのは一体だという前提があるからこそ、役割分担をして、お父さんが外で働いて、お母さんが仕事を休んで子育てをする、なんてこともできるのですよね。「離婚」するのが普通になったら、お母さんは子供がいても仕事を休めない。離婚されて、ご主人が「もうお前とは関係ない、お前らの面倒はみない」なんて言ったら、即生活に困っちゃいますもの。
 
 で、子供も。
 それが前提じゃ、満足に生んだり育てたりできませんよね・・・
 
 いや、社会が多様化しているのは充分承知しているつもりだったんですが。
 そう考えてくると、結婚しない人が増えているののが少子化の大きな要因である、と私は今まで考えていたんですが「結婚しない人が増えている」ことの裏には「家族」という制度そのものの崩壊があるような気がしてきました。

 なんというか・・・人間が一人一人に全て分割されている、って感じ。
 最小の単位である「家族」さえ、一体としてはもう存在しなくなっている感じ。

 で、そうなっても大丈夫なように・・・というか、実際そうなってしまったときに困らないようにたとえば「年金分割」の制度を作らざるを得ないわけですよね・・・おやおや、結局、結婚しようがしまいが、死ぬ時はみんな一人ってことかいな。

 古いのかもしれませんが、やはり子供というのは「家族」の中で育まれるものだと私は思っていました。子供はお母さんだけが育てるものでもなく、お父さんだけが育てるものでもない。ましてや、まるでSFのように、完全に「施設」で育てるっていうのも、どうしたって抵抗はあります。
 ・・・いや、そうせざるを得ない時代はいずれやってくるのかもしれないですが・・・
私は昔からよく、そういう想像をするのです。家族が崩壊して、家庭や個人が子供を育てられなくなったら、思い切って、社会が「制度」として子供を育てなければ、きっと、どんどん子供の数は減るでしょう。だって、子供を育てる母体である家庭がないんだもの。

 「家庭」・・・「家族」・・・そういうものがなくなって。人が、みんな一人一人で事足りるようになって、誰にも迷惑をかけず、誰にも迷惑をかけられず、困ったときにはお金で公的サービスを受けられるのが理想で・・・世の中がそういう方向に進んでいるのなら、子供は着実に減っていく。
 
 うーん・・・私の考え過ぎならいいのですが。
 そして、そんなふうに考えるのが私だけならいいのですけど。
 
 人間はみんな死ぬ時は一人だというのは紛れもない真実。
 中島みゆきも言っている。「自由に歩いていくのなら一人がいい」。
 
 だけど・・・一人で生まれ、一人で生きて、一人で死んでいく・・・いやもちろん、社会の構成要素として、働いて賃金をもらったりして、その上では厳密な意味での、つまり無人島にたった一人生きているのとは違うんですが、でも、少なくとも・・・なんというんでしょうね、内的な世界の中ではずっと「一人」で生きていくのが、当たり前のようになって、そして、それでも生きていけるように、社会の制度もどんどん変化していくのが今の流れなのだとしたら・・・
 もうすでに少子化は誰にも止められないんじゃないだろうか・・・

 ほんとに考えすぎならいいけどなぁ。

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2006.10.10

poem(49)

「雪待ち歌」

日差しはまだ暖かいけれど
もうしばらくたてば
今年もまた
あの冬がやってくる

あまり寒さが厳しくないといい
でもちゃんとした冬であればいい
厚手のコートに身を包み
えり元をマフラーで守るその季節 
晴れた夜にはオリオンを見上げ
曇り空の昼には雪の気配に空を見る

私も・・・
雪になれたらいい
音をたてずただ降り積もり
明るい日差しには消えてしまうだけでも
この冬も雪は
必ずここへやってくる

約束があるわけではなく
会えると信じたわけではなく

ある寒い朝
白く曇った窓の外に
降りやまぬ雪を見つければ
私はまた
大切なきみを思い出すのだろう

大切な想いを・・・思い出すのだろう

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2006.10.09

家族、とは

またまた義理の妹の話。
(※私の父は再婚していて、つまり、母の娘さんたちのお話ということです。)
 義理の妹は三人いる。三人とも私よりも年下で、けれど人生経験はなぜか私よりも遥かに濃い。

 一番下の妹、と言ってももう20歳は過ぎているのだけれど、その妹は今春、二人目の子供が生まれたばかり。が、その生まれたばかりの二人目の子供を、ご主人が連れて実家に帰ってしまったらしい。

 なんでも、ご主人のいうことには
「お前には、子供のことをもう、まかせられない」
 とのこと。小さな赤ちゃんは、ご主人のお母さんが育てているそうだ。

 当然、義理の妹は、母として、子供を取り戻したい。でも、返してくれない。
 今、そういう争いになっているのだそうだ。

 義理の妹・・・仮にAちゃんにしよう。Aちゃんは、家庭裁判所に申し立てをした。子供を返せ、という申し立てだ。しかし、父親であるご主人は、子供を返す気はない。ご実家も同様。それで、私の父と母も巻き込んでの騒動になっているらしい。

 Aちゃんの子供は二人目だと書いた。上の子供は実は今のご主人の子供ではない。Aちゃんは再婚で、上の子は前のご主人の子供だそうだ。上の子の養育費は前のご主人から送られてきている。

 Aちゃんは、いきなりご主人に出て行かれ、子供も連れて行かれ、住んでいる公営住宅の家賃も払えず、経済的にも危機に陥っている。裁判するにしてもお金がかかる。大変なことだ・・・

 AちゃんとAちゃんのご主人には、私は一度だけ会ったことがある。とてもいい家族に見えたのに。
 
 裁判にする前にもっと二人で話し合えなかったのだろうか。どういうことが原因で、ご主人がAちゃんに子供を任せられないと思ったのか推測することしかできないけれど、いきなり子供を連れて行って返さない、なんていう実力行使をするんじゃなくて、もっとAちゃんも納得するように話し合えなかったのだろうか。
 仮にも夫婦だったのに?

 もう離婚しかないのだろうか。しかし・・・ご主人は子供を返す気はないという。Aちゃんだって、このまま子供をとられて離婚したら、その子との縁が切れてしまう。私が彼女だったらそんなことは耐えられない。

 できれば離婚はして欲しくない。もっと話し合って、子供を返す、返さないもともかく、仮にも夫婦としてやってきて、子供までできた家族なんだから、お互いがちゃんと納得のいくようにできないものか。
 もし、裁判でとことんまで争えばAちゃんは勝てるかもしれない。でも二人の子供を抱えてAちゃんは一人で生きていけるのか。ご主人は、Aちゃんに子供を返して養育費だけ出してくれるなんて、そんな都合よくいくのだろうか。いったとしても、なんだかそれでは・・・
 
 私の理解を超えてしまうのは、おそらく「子供」を間に置いた時に、ご主人もAちゃんも、ご主人のご実家も、理性を越えて理屈ぬきで、相手が悪いと責め合ってしまうことだ。

 そりゃ、相手が悪いこともあろう。夫婦がうまくいかなくなったのはお互いになんらかの非があるのかもしれん。しかし、それを責め合って泥試合になったところで、お互いが傷つき、子供は言われのない被害を受けるだけだ。

 ・・・いつも思う。私はただ理想を言っているだけなんだろうか、と。
 なぜもっと話し合えないのだろう?
 なぜ理解し合えないのだろう?
 それとも人は、それほどまでに、そもそも理解し合えない生き物なんだろうか?
 
 思うようにいかないことはたくさんあるだろう。特に相手が人ならば、自分の思うようになんていくわけがない。しかしその中で、相手を思いあうことで、共に生きていくのが家族なんじゃないだろうか?

 なんてことを書いている私は、一人、なのである^^;
 結局、幸せに生きるためには、一人が一番いいのだろうか、なんてことまで思ってしまう。

 まあ、私のことなんかどうでもいいのだが・・・
 Aちゃん、大丈夫かなぁ・・・

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2006.10.07

「放送禁止」

 近所のレンタルビデオで「放送禁止」というDVDを見つけました。フジテレビの深夜番組だったようなんですが、ご存知の方、いらっしゃいますか。

(amazonの記事より抜粋)
★『放送禁止』シリーズとは……
収録されたが、諸般の事情でお蔵入りになったテープを放映する番組。一見、普通のドキュメンタリー番組だが、隠された映像情報を読み込んでいくと、驚愕の事実が浮かび上がってくる。ドキュメンタリーの体系を取ったフィクションである。

 普通に見ていると、ドキュメンタリーのパロディみたいな番組なんですが、よく注意して見ていると、番組の表面的なストーリーとは違う、別の物語が浮かび上がってくるという、けっこう面白い趣向の番組です。

 私は「放送禁止1」と「放送禁止2ある呪われた大家族」を見たのですが、「放送禁止1」を見終わった瞬間、
「なるほどなぁ~、こういうことか!」
 と思いました。
 これ、本当は、一人ではなく何人かで見るといいですね。気付いた人、気付かない人、それぞれいると盛り上がるのではないかと。
 見終わった瞬間に、「ん? どういうことだ、これ?」と思うのですが、しばらくたって「あ、そうか」と思う。それで、もう一回、DVDを見直してみると、ここにも、あそこにも、伏線やヒントが・・・

 「事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない」
というのがこのDVD作品のキャッチコピーなのですが、一通り見るとその意味がものすごくよく分かります。表面的なストーリーを追ってしまうと惑わされてしまう。まさに「事実」が「真実」を物語っているとは限らない。
 
 これは・・・私が最近見た映像作品の中ではヒットです~。
 謎解きの度合いが、私の理解度とぴったり合っていて、ハマりました。ぜひ、お試しくださいませ。

 同じシリーズの第二弾「放送禁止2ある呪われた大家族」の方は、「放送禁止1」よりは、分かりやすくできています。これは誰が見ても、ほぼ真実を見逃す人はないでしょう。よくある「大家族」ものの番組のパロディとして、そして「心霊」番組のパロディとして、楽しむことができました。
 ちゃんとラストに謎解きもついているので、どちらかというと、この第二弾の方が初心者向けかも、です~。

追伸:風邪によるしつこい咳の発作はようやくおさまってきました。ほっ。でも、何日か前から右の耳が聞こえなくなってしまったので、今日、耳鼻科に行ってみると、中耳炎を併発していたことが発覚。耳鼻科で診て貰ったところ、風邪の方もまだ完治とは言えず、またいろいろと薬の処方箋をもらって帰ってきました。中耳炎は子供の頃は、風邪をひくたびになってましたけども、大人になってからは初めて。幸い痛みはなく、風邪自体は直ってきたので、人心地は着いた感じですけれども・・・今回はホントにいろいろな症状が出るな~。
 近所の病院に詳しくなったのはメリットかな^^

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2006.10.03

「関白宣言」

 病気になると、考えなくてもいいことをいろいろ考えますわ。
 昨日もちょっと書きましたが、「生きるとはなんぞや」なんて哲学的になったりも致します。

 体が弱った時、私は「一人になりたい」派なので、こういう時は一人暮らしでよかったなぁ、と思うことが多いです。私が何もできなくなったところで、「俺の夕飯は?」とかいう人はいませんもの。あ~よかった。

 そうでなくても近くに人がいましたならば。
 あれだけ咳き込んで、夜中に何度も起きてぜいぜい言ってたら
「・・・だ、大丈夫?」
 とさぞや心配をかけたことでしょうが、幸い一人なので、咳き込むのに何の遠慮もいらないわけで。ゴホゴホ。

 誰にも迷惑をかけない、というのは、清々しいことだなぁと思います。
 けして強がりではなく、ほんとの話。だからネコは誰もいないところに行って一匹で死ぬんだな・・・

 が。
 主観的に言えば全てそのとおりなのですけど。

 もしも・・・そう、もしも。
 自分にとって、とても好きな人が何かで苦しい時に、「ほっておいて欲しい、一人にしてくれ」って言われたら、すごいショックですよね?
 私の好きな人も実はそういうタイプみたいです。つまり辛い時や苦しい時は「一人になりたい」タイプ。(なんだ、似たもの同士ってことかいな^^;)

 今はいないですが、もしこの先、私に、苦しい時やつらい時にそばにいてくれるような人が現れたら
「一人にしておいて」
 と言わないように気を付けないと。
・・・というか・・・本当は、そういういろんな「思い」を、かけがえのない誰かと、負い目でも押しつけでもなく、ごく自然に共有できるようになれたらいいんですよね~。そうなったら、きっとたった一人で死ぬ覚悟などしなくてもいいのかもしれません。今のところは、誰もいないところでひっそり逝く未来しか考えられないんだけど。
 
 もしそばにいてくれる人ができて。一人で逝かなくても済んだなら。

『おまえのおかげでいい人生だった』と俺が言うから。・・・必ず言うから。
                     by 「関白宣言」さだまさし

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2006.10.02

風邪との戦いの軌跡

9月23日(土)
なんとなく具合が悪い。近所の美容院にでかけたけれど、長く待つ気力がなく帰ってきてしまった。
9月24日(日)
熱を測ってみたら、37度後半。本格的に風邪なのが判明。薬ですぐ症状を抑えてはいけないと何かで読んだので、休みなのをいいことに薬は飲まず。熱のせいで何もしたくなくなる。
9月25日(月)
熱を測ってみたら38度前半。完全に風邪なので仕事を休む。市販薬を買ってきて飲む。
9月26日(火)
市販薬が効いたので出勤。治ったのかと錯覚するほど調子よし。
9月27日(水)
出勤。薬のせいで症状は抑えられているが、薬がそろそろ終わりそうな感じ。熱は相変わらず37度あるので、次の日も下がっていなかったら医者にいこうと決意。
9月28日(木)
熱、37度台ではあるもののまだ続いているので近所の内科へ。薬の処方箋が出て、薬局で薬をもらう。
9月29日(金)
医者にもらった薬が効かないのか、症状最悪。仕事も休む。家にいても咳の発作で七転八倒。夕方、職場の友人がバナナやぶどうを買ってきてくれる。
9月30日(土)
少し楽になった気もするけれど気のせいか。咳の発作は相変わらず。寝ているとよけい咳がひどいので、座った状態で寝る(?)
10月1日(日)
熱が下がったようで頭がすっきりする。薬をやめてみたが様子は変わらず。治ったか? 夜は友人とネット碁。
10月2日(月)
満を持して出勤。職場ではマスクをしていないと咳が止まらない。昼から薬をまた再開。薬が効いたのか、あまりにもひどい咳の発作はとりあえずおさまった。しかし体がまだ熱っぽい。頭がぽーっとした。

・・・ということで戦いの軌跡は続いています^^;

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2006.10.01

グレアムとサーニンに贈りたい映画

 風邪による、咳の発作に周期的に襲われて、頭がモーローとしております。
 何もしないで寝ていると、ますますのどがゼイゼイし、咳の発作が起るので、少しでも気を紛らわせるために、買出しのついでに、DVDを借りてきました。

皇帝ペンギン」と「WATARIDORI

 どちらもストーリーらしいストーリーはほとんどなく、ひたすら鳥が映っているだけの作品です。モーローとした頭ではストーリーを追うこともつらい上、通常のテレビだとCMで音が大きくなったりするのが気になってしまうので、具合が悪い時にはちょうどよさそう。

 私は三原順の「はみだしっ子」というマンガのファンなのですが、この映画を見て、「皇帝ペンギン」はグレアムに、「WATARIDORI」はサーニンにぴったりの映画だなぁと思ってしまいました。

 二本の映画を連続で見て思うのは、やはり、
「なぜ、鳥たちは飛び続けなければならないのか?」
 ということ。
 皇帝ペンギンは飛びませんが、食べ物があり自由に動きまわれる海を離れ、何十日も陸地を歩き、約束の地へ集まって繁殖をするのも、まさに鳥として生まれたがゆえの宿命の産物のようで。
 そもそも渡り鳥はなぜ何千、何万キロも離れたところまで旅をし、そこで繁殖してまた戻ってくるんでしょうね?
 おそらくそれが「鳥」という生物に組み込まれたプログラムなんでしょうけど、その旅のために命を落とす仲間がたくさんいるのを見るとなんだか不思議な気がしてしまいます。

 でもまぁ・・・
 そもそも人間だって、そんなに意味があって生きてるものではないしな・・・
 鳥は飛ぶために生まれ。ペンギンたちも極寒の地にあって、ああして生き抜くことを定めとして生まれる。

 グレアムたちなら、
「じゃあ、僕らはなんのために・・・?」
 と問うところでしょうけれど。
 ちょっと長いですが、はみだしっ子の11巻「つれて行って(その2)」からサーニンのセリフを引用します。

(引用開始)
「・・・ねぇ、そんなのは本気で悩むことじゃないよ!
自分に・・・ここにいるだけの意味があるのか・・・なんて
春になれば・・・また仔馬たちが生まれて来るよ。
南に行ってた鳥も帰ってくる!
木がどんなふうに葉を茂らせ秋には色を変え・・・毎年・・・毎年
たった1日のことでもいい! おまえはそんなものを見なかったかい?
ボクには何かを無意味だと信じることの方が難しいよ。
それが何かはわからないけど・・・でもきっと・・・何か目的があるんだよ!
ねェ違う? グレアム」
(引用終わり)

 生きることの意味に悩むのは、10年くらい前で終わりにしたような気もしますが、時たま今でもこうして考えたりします。「四十にして惑わず」=「不惑」なんていいますから、それまでは、たまにこうして考えるのもいいのかもしれません。
 鳥の映画二本、体の具合の悪い時などにどうぞ♪

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