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2007.01.19

poem(54)

きみがいないと朝は来ない
夜毎入れ替わる「好き」と「嫌い」
きみの名を呼んでようやく眠る
酒に酔わずにきみに酔い
夢など見ずに朝を待つ

春に散るのは桜
夏に降るのは雨

夢が墜ちたその後も
水たまりは空を映す

愛されないのに懲りはせず
愛することには不器用で
それでもずいぶん長いこと
きみを思うのはなぜなのか

終わらない歌があるように
終わらない愛もあるだろう
きみが幸せであればいい
叶わない思いなど消えてしまえ

秋に散るのは枯葉
冬に舞うのは雪

時のオルゴールがまわる
終わりと始まり 渦となり
あの空へ舞い上がれ
この歌を巻き込んで
あの月まで舞い上がれ

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