「嫌がらせ」の心理
今朝のテレビでまた、茨城県鉾田市の市議会議員の一部が、政務調査費を使っての視察旅行先でセクハラをした、というニュースを取り上げていました。
セクハラをされた女性は「添乗員」でこの視察旅行に同行し、夜の宴会ではビールをついでまわっていたそうです。そしたら、突然抱きつかれて首筋をなめられたり、胸を掴まれて写真を撮られたり、というとんでもない目にあったとのこと。
その女性は行きのバスの中では、議員の膝の上に座らせられたりもしたそうです。
・・・ひどいなぁ・・・
私はこのニュースを聞くのが何度目かなので、ちょっと考えてしまいました。
女性っていうのは、男性からどうしてこういう仕打ちを受けてしまうんでしょう・・・ね。
男性っていうのは基本的に女性を見ると「触りたい」と思う生き物みたいです。酔っぱらって理性のタガがはずれると本能丸出しになってしまって、そういうことをしてしまう。彼らの中にはきっと「それのどこが悪い」という気持ちがあるんでしょう。
女性、男性抜きに考えてみたときには、人の嫌がることをしないというのは人間として常識です。なのに、それをしても「悪くない」と思えてしまうのはどういう論理なのか。
どう思ってるのかなぁ?
「女性なら嫌がることをしてもいい」と思ってるのかな?
それとも、「女性は嫌がっていない」と思ってるのかな?
なんとなく、その両方な気がする。
まずは前者。「女性なら嫌がることをしてもいい」という心理について。
「人の嫌がることをしない」というのは人間として常識ですが、現実の世界では「嫌がっていることを分かっているのにそれでもやる」現象っていうのは、けっこうありますよね。
(その1) それが仕事の場合。
鉾田市の議員は取材されるのを嫌がっていましたが、それでもテレビ朝日の人は取材にいきます。そういう場合。新聞のセールスなども嫌がられても来ますよね。それが仕事だからだよなぁ・・・
(その2) 嫌がらせをする「理由」がある場合。
例えば「隣近所の家がむかつく」ということを理由に、大音量で音楽を流したり、ずっと布団を叩いたり、悪臭をわざと漂わせてみたり。これは無論、反社会的な例ですが、例えば、何かの公共工事に反対して座り込みをしたりするのも、この例にあたります。
でも女性にされる嫌がらせは、このどちらでもない第3のケースです。
(その3) 相手が自分よりも弱い立場で逆らえないのが分かってるから「許される」と思っている場合。
人間って不思議なことに「人の嫌がることはしてはいけない」のが分かっていても、自分の立場が相手よりも強ければOKと思っちゃうんですよね。・・・なぜなんだろう?
前も、何かのときに書きましたが、人間って、そもそも自分が変わらずに環境を変える性質を持った生き物だから、対人間に対しても、自分が「強い」「正しい」と思えば、それを周りに押しつけることを「自然」に考えてしまう傾向があるんだろうか。
それが「人」の持って生まれた性質だとすると・・・なんとなく・・・イジメも差別も世の中から無くならないのかなぁとイヤぁ~な気分になりますな^^;
後者「女性は嫌がっていない」と思う心理については、また次の記事で。
【和漢箋服用後四週間目】※和漢箋使用開始時を0とする
月曜日 -1.8キロ 10028歩
火曜日 -1.2キロ 11772歩
水曜日 -1.8キロ -
木曜日 -2.0キロ 10329歩
金曜日 -1.4キロ
※ジグザクですが、ジグザグしながら落ちてると思えばよいかな。がんばって歩けてますし。
「心と体」カテゴリの記事
- 初めての人間ドック(2022.06.30)
- 粉瘤記(2022.06.30)
- 父が肺がんになった2(2022.04.17)
- 父が肺がんになった(2022.04.03)
- 風邪2020(2020.01.20)
Comments
なんてむかつくニュースだ。
セクハラの心理なんて只のスケベ心だろう。
自分が触りたいから触る。
相手のことなどお構いなし。
自分の欲望を相手の気持ちより優先させてる。
人間の屑ですよ。
Posted by: | 2010.10.09 23:27
むかつくニュースですよね。
いじめと同じで、した方はそれほど悪いことしたと思ってないのでしょう。
一般にこういうおっさんたちは、添乗員やコンパニオンの女性を同じ「人」だとは思っていません。彼らにとってはただの「女の子」。
・・・まあだんだんとそういう風潮もなくなってきつつありますから、何よりではありますが。
Posted by: BUBI | 2010.10.16 00:26