ソルジャー・ブルーを見習って
「地球(テラ)へ…」に相変わらずはまっております。
ソルジャー・ブルーというのは、この作品の中で、人類と異なる超能力を持つが故に、人類から迫害を受け、人知れず抹殺されたりしてきた「ミュウ」という新人類のリーダーなのですが、彼はミュウとして生まれてからずっと「地球(テラ)」という人類の故郷に、強い憧れを抱いておりました。
この時代の人間は、ミュウも含め、地球で生まれる人間はいません。地球は環境汚染でめちゃくちゃになってしまっていて、人間は、人間こそが地球を滅ぼす元凶であるという認識の元に、全ての人間を一人残らず、他の星に移民させました。
移民先の惑星ではコンピュータが管理する人工授精で子供が生まれ、コンピュータ管理で人は育てられ、その中でも優秀と認められた人間だけが、やっと地球に戻り地球で暮らすことができる。
この時代の人にとって「地球へいく」ということは、生きる目的といってもいいくらい、全てにおいての「到達点」みたいな感じなのです。
人類に迫害され・・・というかそのコンピュータ管理のシステムの中で、排除すべきものとしてプログラムされていたミュウにとっても・・・旧人類と同様、「地球」への憧れの念がありました。
もしかするとそれは、「地球」という星で生まれた命の宿命・・・いや。
原作の中では「それもまたコンピュータが植え付けた意識なのかもしれない」なんて説もありますので、どこまでが計算で、どこまでが自由意志だったのか、難しいところではあるんですが。
原作者、竹宮恵子によると、そういうふうに強く何かを求める気持ちを、今の世代の人にも知って欲しい、とのこと。
・・・ふむ。
ソルジャー・ブルーの願いは「いつか地球へいくこと」。その願いがミュウと人類の運命を動かしていきます。
確かに今の時代って、それほどまでに強く何かを望む気持ちってなくなってるかもしれませんね・・・
私などもそうですもん。手に入らないものなら早く諦めてしまって、手に入るものだけで満足する方が幸せでいられる、というのが、基本的な私のスタンスだったりします。
ソルジャー・ブルーの願いは・・・(ちょっとネタバレですが)少なくとも彼の代では叶いませんでした。ミュウとして生まれ3世紀(ミュウは長生きなんですって)。その間、ずっと地球への思いを捨てなかった彼の強い意志には頭が下がります。
私はまだソルジャーブルーの10分の1くらいしか生きてないからなー。まだ何かを望んでみてもいいかもしれないな。叶わないかもしれないけれど、たとえ叶わないことが分かっていても、少しだけでも彼を見習って、何かを求める気持ちを思いだしてみたいな・・・なんてね。
いや、なんか、自分の一生も半分は過ぎたな、という思いが最近は強いもので。あとの半分はもう後かたづけに入ろうかと思っていたところへ、久しぶりに見た「地球(テラ)へ…」でいろいろ触発を受けています。
もう半分だけど、あと半分。さて何を始めましょうかね~
【和漢箋服用後9週間目】※和漢箋使用開始時を0とする
日曜日 -1.2キロ 1755歩
月曜日 -1.4キロ 13031歩
火曜日 -1.2キロ
体重減少はすっかり停滞気味です。でも土曜日の朝、-0.4キロくらいまで戻っていた体重をなんとか週末で減らし、今週はここからのスタートです。 減っても-2キロか・・・プラスα、何かやらないとダメかも^^;
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