愛って何だろう?~バンビ~ノ!第6回~
ドラマ「バンビ~ノ!」の第6回のラストシーンは、原作にはない展開でした。
原作では、料理の作り方の説明を臨場感たっぷりに説明するようになってからは、伴くんはお客様からもご指名を受けるほどホールで人気を得るんですが、ドラマでは、がんばって料理の作り方を説明して、難しい客だった野上さんにも喜ばれたんですけど、給仕長の与那嶺さんからは「それは愛じゃないよね?」って言われてしまう。
料理の説明をがんばったのは、その前のときに野上さんに「料理がまずそう」って言われ、バッカナーレの料理が自分の給仕のせいでまずそうなんて言われたのが悔しくて、なんとかしてバッカナーレの料理がおいしいのを分かって欲しい、という自分の思いのせい。
与那嶺さんの言うのはおそらく、
「自分のためにしたんだから、それは愛じゃない」
ってことなのでしょう。お客様に喜んでいただくために。それが愛でしょう・・・ということだと思われます。
・・・しかし。しかしなぁ。
いや、接客の場合の「愛」の話ですから、一般論とごっちゃにしてはいけないとは思うのですが。
相手に喜んで欲しい、というのも自分の思いなわけで。
てか、それが自分の思いではなく「仕事」だって、ドラマ「バンビ~ノ!」は言いたいのかもしれないのですが、「お客様に喜んで欲しい」という思いが、「仕事」だから、なんてのはちょっと味気ないよなぁと私は思います。
異論を承知で言えば。
仕事は、もちろん仕事だから、嫌なことだって仕事としてきっちりやることは必要です。
でもね。
理想は・・・というか、本当は、「嫌だけど仕事としてやる」んじゃなくて、仕事そのものを喜びとしてやるのが一番いいんだと思うのですよ。
そして、それに金が絡んでいることを知っていても、客は、そこに心がこもっているサービスに心を惹かれるもので。
もし私だったら。そしてきっと野上さんも。
伴くんが、自分のために、そしてお店のために、一生懸命な姿を見ていて嬉しかったんじゃないかな。その感情がホンモノだからこそ、彼の説明する料理もおいしく思える。
ひねくれた考えかもしれませんが、私は、自分の意志のない、ただただ客に奉仕するようなサービスはそれこそロボットのサービスだと思うし、もっと言えば「僕はあなたに喜んで欲しいんだ」なんてサービスを押しつけてくる店は好きじゃない。
おいしい料理を提供し、その料理に自信をもっていて、その料理を客が認めてくれることが一番嬉しい。そんなレストランが最高であって、仕事としてのサービスを提供するなんて、レストランじゃなくてホストクラブじゃないの?と思います。(与那嶺さん、ごめんなさい)
ちなみに。一般論としての「愛」もそう。
相手のことばかり考えて自分のことを大事にしない愛は、本当の愛じゃない。
だって・・・逆に、その人を愛する人にとっては、一番大事なのはその人、本人なのだから。
そう、思います。
【和漢箋服用は中断中の13週間目】※和漢箋使用開始時を0とする
5月21日 -2.0キロ 9680歩
5月22日 -1.4キロ 11072歩
5月23日 -1.2キロ 8379歩
5月24日 -0.8キロ
※ やばい・・・戻りすぎ^^;;;;
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- シン・ウルトラマンにはまった…(2022.06.27)
- プレバトのファンです2(2021.12.03)
- プレバトのファンです♪(2021.02.18)
- 愛するものを守るために人を殺せるか -「竜の道」-(2020.08.29)
- ダンデライオンの「本当の孤独」とスカーレット(2020.02.18)
Comments