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2007.07.02

囲碁のすすめ(?)

「goxi」という囲碁版mixiで、囲碁の記事を書いていましたら、こんなアンケートがありました。

『これまで囲碁に誘い込んだ友人の数』

 むむ・・・私はこれ、0であります。

 というか囲碁に限らず、いろいろと趣味はありますが、それを人にお勧めしたことはないし、そもそも「勧めたい」と思ったこともないからです。

 うーん、思うのですが、趣味って友人に勧めるものなのかなぁ?

 趣味というのはやりたい人がやればいいわけであって、人に強制されてやるものではありません。そうして、それをやることが好き、という共通の趣味を通して、友達になることはあるけれど、元々友達だった人に、自分の趣味を押しつけるのってどうなんだろう?

 「囲碁」は昔は今よりももっとやっている人がたくさんいたらしいです。
 そういう時代を知っている人は、今、囲碁は衰退の一途を辿っている、という危機意識が大変強くて、囲碁の普及に大変熱心だったりします。無論、熱心なのはいいことなのですが。

 私は・・・なんというか、自分が好きなものを、人も好きと言ってくれるかどうかに、全く自信がありません。
 ましてや囲碁。やってる私でさえ、負ければ落ち込むし、なかなかうまくならないし、詰碁は勉強しなくちゃならないのは分かっていても面白くないし・・・あんまりその・・・「うわ~楽しいね♪」ってゲームじゃないんですよね。
 だから私は囲碁を、自分の友達に勧めようと思ったことがありません。

 でも「何が楽しいのか」と聞かれるとその思いを説明することはできます。昨日できなかったことが今日できる、成長の喜び。努力が実を結んだ時の達成感。うまくいかないと落ち込む分、うまくいったときの喜びが格別です。この年になって、そうして自分の成長を目の当たりにできるというのはとても幸せなことです。

 私はそもそも「ヒカルの碁」というコミックのテレビアニメを見て、囲碁をやってみようと思いました。
 ヒカルという小学生が、佐為(さい)という平安時代の碁の天才の霊に導かれて囲碁に接し・・・次第に自分も碁にはまっていく。最初は佐為(さい)に言われるままに打ってるだけなんですが、次第に自分でも打ってみたくなって学校の囲碁サークルに入って打つようになります。そしてプロを目指すようになり、ライバル達と切磋琢磨しながら成長していく物語です。
 やっぱ・・・何かに一生懸命になる、というのは素晴らしいことで。多分、何でもいいんです、それって。

 「ガラスの仮面」のマヤなんか、何の取り柄もないのですが、お芝居が大好きで、お芝居に夢中になる。後に彼女はその演技の才能を見いだされるわけですが、まあそれはマンガだからで、別に才能がなきゃだめってことでもなく。

 他に何の取り柄もなく、人に認められるような才能もなくても、何かが大好きで、それに打ち込んで少しずつ成長していく。それって、やっぱり楽しいことですわね。

 私にとってはそれが囲碁でした。そして囲碁のすごいところは、どこまでいっても到達点がないこと。4年やってもまだ初段になれない私ですが、初段になればその上がある。
 「何かに夢中になる」・・・その「何か」に囲碁はとてもそういう意味で向いているような気がします。

 同じやるなら何かの資格を取るとか、株の勉強するとか、そういうことに比べると、実利という面では囲碁は実利はないんですが、それだけに純粋になれる・・・なんて、これは身びいきな発言ですけど。

 プロになるような囲碁の天才を見いだすのは誰かにおまかせして、私個人は、自分のペースで、少しずつ成長するのを楽しみたいと思います。それと合わせて、これから碁に興味を持ってくれる人はぜひ応援したいな。
 
 これを読んでいる友人の方々。
 私からは、囲碁、特段お勧めはしませんが(笑)・・・もし、自分がこれからも成長するかどうか、何かにチャレンジしてみたいと思われることがあったら、ちょっと囲碁、試してみませんか?
 
 まずはこちらで、ルールなんぞ見てみるのもいいかも。

「インタラクティブ囲碁入門」

 興味が湧きましたら、無料で対局できるネット碁会所も、級位者向け囲碁教室も、囲碁専用SNSも、私がご案内致します^^ まず私と9路盤で対局致しましょう。

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Comments

囲碁かあ〜。
私は、五目並べさえまともに出来ません(汗)
(5つ並べられないですよ〜?)
なので、囲碁がどういうルールなのかも知らないです。

だけど、BUBIさんの日記を読むようになってから、
父がテレビで見る囲碁番組に、
少し関心を示せるようになりました。
見ててもサッパリ分からないんですけどね(笑)

人は何をきっかけで「夢中になる」か分かりません。
確かに、幾ら自分が好きで楽しいからって、
人に強引に勧めるのはどうかと思うけど、
「面白いよ」ってことを、
第三者に発信する事は、
いい事だと思います。

別に、本格的に勝ち負けの勝負をしなくても、
二人で「遊ぶ」ゲームとして、
誰かとやってみるっていうのもありだと思います☆

私はそうやって、「花札」を覚えましたし、
「将棋」も出来るようになりました。
何級とか何段とか、
そういうのとは無縁でも、
トランプゲームのように、
囲碁を友達とやるのも、
悪くないと思いますよ〜♪

そしてそこから、
囲碁の世界へ羽ばたく人も出るかもしれません。

Posted by: あきら | 2007.07.03 00:47

何事も、きっかけって大切なことだと思いますね〜。
昨日まで全く囲碁に興味の無かった友人が、明日には強力な碁敵になる可能性だってあるわけだし。
BUBIさんがおっしゃるように、強制的にやれ〜!(って言うときもあるけど・・)って言うんじゃなく、やっぱり「こんなんもあるよ〜」ってのが理想ですね。
そもそも普及活動なんてのは専門家に任せれば良く、私は同じ趣味を持った人が周りにたくさんできたら良いな〜って意味で、色々紹介しようと思ってます。
もちろん、万年筆や楽器もね(^^)v

Posted by: | 2007.07.03 05:22

>あきらちゃん
私は五目並べってやったことないんですよね・・・
あれも極めると、いろいろ技があるらしい(笑)
でもまったく分かりません。

囲碁は・・・

黒と白の石を碁盤の線と線の交わるところに代わる代わる置いていき、最後、面積の広い方が勝ち。
というゲームです^^

相手が囲ったところにぽつんと一つだけある自分の石は、相手の捕虜になってしまう(死に)ので、面積には貢献せず、相手に取られちゃいます。

だから、もし、相手が広く囲ってきていて、このままだと負けちゃうという場合は、相手の面積(「地(じ)」の中に自分の石を打ち込んで、そこで取られないように「生きる」ことが必要です。生きるためにはどうすればいいかというと・・・

ほら面白そうでしょう?(わかんねーって)

>「ち」のつく方(笑)

友人や周りの人にとって、いい「きっかけ」になるのはどうすればいいのでしょうねぇ。

たとえば、音楽ならコンサートに誘うことができるし、本なら貸して読んでもらうことができる。

でも囲碁って・・・うーん、思いつかない~

Posted by: BUBI | 2007.07.03 10:56

音楽やスポーツは「鑑賞」、「観戦」ってのが大きな意味を持ちますよね。ところが、囲碁の場合は「参加」の方が意味が大きかったりします。
もちろん、個人レベルでは音楽もスポーツも「参加」が主目的じゃないかと思いますが。

いま、職場の後輩にも2人ほど囲碁に興味がありそうな(おいらがあんまり楽しそうに話すので)のがいますけど、無料DVDを渡して、後は本人の思う様に任せちゃいます。

初心者にとって一番大切なのは、常に「聞きたい時に聞ける相手がいる」ってことなんじゃないでしょうか(^^)v

Posted by: ○は | 2007.07.04 00:16

「聞きたい時に聞ける相手」・・・そうですね~

私も師匠がいなかったら、きっと、途中で迷っちゃって断念してたかもしれないなぁ~

私自身もまだ級位なのでおこがましいですが、師匠に大変お世話になった分「ちょっと興味がある」人のいいサポートができるようになりたいなぁと思います。

○○るさんも、もし勉強したり対局する中で、迷ったり悩んだり「まいったなぁ~」ということがありましたら何でも聞いて下さい。

ま、○○るさんには、それこそ「ヒカルの碁」のヒカルみたいに、佐為並の背後霊(?)がいらっしゃるようなので心配はしてませんが^^

Posted by: BUBI | 2007.07.04 14:11

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