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October 2007

2007.10.30

「美味しんぼ」と価格介入の話

「美味しんぼ」というマンガがビックコミックスピリッツで連載されております。ドラマにもなったし、長く連載しているお話ですから知ってる方も多いでしょう。
 今週のビックコミックスピリッツの「美味しんぼ」では、食品添加物の話がでていました。

 たとえば、「無果汁」のジュース、厳密に言えばジュースではなく「ドリンク」と言わないといけませんが、あのジュースの味は全部、食品添加物の味だという話がマンガになっておりました。あとはカップラーメンのとんこつスープの味も。

 ・・・まあね。当たり前と言えば当たり前の話です。「無果汁」なんですから、何で味を作ってるかといえば添加物に決まってます。その添加物が一体何で出来ているかといえば、カイコの糞やカイガラムシからとった色素を使ってたりするわけで。それでも、天然のものを使ってるんだから、別に毒ではないといえばそのとおり。

 たとえばプリンにしょうゆをかけると「うに」の味になるのと同様で、結局、それは「うに」ではないけれど、プリンとしょうゆなんだから毒ではない。うにの味がすればそれでいい。

 「美味しんぼ」では、それをまがいものであると言い、「それでいい」なんていって、安いからって喜んで買う消費者を断罪します。

 マンガの冒頭では、たくあんの話がありました。
 無香料、無着色で昔ながらの製法で、国産大根にこだわって作ったたくあんは売れない。綺麗に黄色に色を付け、匂いも消して、つやつや光ったたくあんがよく売れる。材料の大根が中国産であろうと、どこ産であろうと、関係なく。なんたって、中国産の大根であれば安いですし。

 「美味しんぼ」では、たとえばとんこつラーメンだって、どうやって作ってるかを考えればそんなに安くできるわけはなく、なのに、安いからいい、と言われる風潮を嘆くわけですが・・・

 この「安いから」というのは深く考えると難しい問題です。

 たとえば・・・最近よく言われる、牛乳は体によくないという話。牛をちゃんと飼っていい牛乳を生産しようとすれば、それなりにコストがかかる。けど、現状、牛乳は水より安い価格で売られております。酪農家はその売買価格に見合うように牛乳を作ろうとすれば、牛を飼うコストをぎりぎりまで下げなければやっていけません。飼料も牛を飼う方法もね。それがいいのか、悪いのかと言う問題。

 要は、安さを追求するあまりに、いいものを作れなくなっている現状があって。
 
 ・・・でもなぁ・・・私の中の庶民は思います。
 
 それでも、やっぱり、一人暮らしだけど、一応私も家計を預かる身ですので、その立場で考えると、やっぱり1リットル200円の牛乳よりも156円の牛乳を買っちゃうわけですよ。無果汁のジュースは飲まなければすみますがね。たくあんはそもそも、買わないし。

 洋服だって、タカシマヤのブティックの何万もするこだわりスーツじゃなくて、イトーヨーカドーの中国製品を買ってしまう。しょうがないんだよな、これは。

 ずっと以前から、私などは、がんばっている日本産業を応援したいと心から願っていますが、結局のところ、われわれ消費者は「安くていいもの」が欲しいので、なかなか生産者側が本当に作りたいものを買ってあげられないわけです。

 そうなると、生産者は「質は多少落としても安いものを大量に売る」しか利益を出す方法がなくなってしまう。
 その結果、我々の生活の質はどんどん落ちていく。

 うーん、これって悪循環だよなぁ。

 そう考えていくと・・・ある程度の「質」を維持するためには。
 ある程度の価格介入は仕方ないのかしら。

 あるモノがあまりにも安く売られている時に、安いからいいわけではないことを、もっと何らかの方法で、誰かが訴えていかなければ、市場原理の中で、質を維持していくことが難しくなってしまう。

 要はどんな手を使っても「安く売った方が勝ち」になってしまっては、特に食品のように口に入るものの質の低下は、経済の原理では片づかない話で。もし、食品添加物という技術でめちゃくちゃ安い食べ物ができて、世に広まって、みんながそれを食べるようになったときに、もしその添加物が人間の体を壊すものであったとき、誰が責任をとれるのか、ということです。

 個人の問題、でいいのだろうか。こういうことって。

 でも「価格介入」だなんてみんな反対するだろうなぁ。モノの値下げを防ぎ、生産者を保護する話だもんなぁ。

 どう思いますか、これ。

 いや、私、最初に今週の「美味しんぼ」を読んだときに、ホンモノにこだわる「美味しんぼ」の登場人物達に対し、
「いつもグルメな生活を送ってる人に、我々庶民の気持ちが分かるかー」
 と思ってこの記事を書き始めたのですが、書いていく内に、それが、結局、庶民自身の首を絞めている話になってきちゃって。
 生産者がいいものを作ることにプライドを持たなくなったら、結局、消費者の生活も落ちていく。この悪循環はやっぱよくないなぁと思うのです・・・

 どうでしょう? 難しい話で恐縮ですが、もし読んで思うことがあれば意見を聞かせてください。

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2007.10.29

内臓肥満ドックを受けてきた♪

 今日は、仕事をお休みし「内臓肥満ドック」というのを受けてきました。
 受けたのはこちら、川崎にある「アルファメディック・クリニック」。
 二年前には、私、「赤坂パークビル脳神経外科」というところの脳ドックを受けたのですが、そのときも、ネットで脳ドック専門のクリニックを探したんですよね。(そのときの記事はこちら
 今回も、そういう健康診断専門のクリニックを探しました。普通の病院で受けるよりもきれいでおしゃれで、気持ちいいのです♪

 内臓肥満ドックというのは、CTスキャンを撮ってくれて、あとは血液検査。普通の問診もありましたが、あとは保健指導ということで、食事や運動の日常生活についてのアドバイスを受けました。

 いや・・・BMI35の私、「肥満」は明らかなんですけど、内臓にも脂肪がたまってないかどうか、一度、CTを撮って見てみたかったんですよね。「内臓肥満ドック」なんていうドックがあるのは、このクリニックくらいだと思うのですが、まさに私のニーズにぴったりの検査でした。
 惜しむらくは、CT、一枚しか撮ってもらえなかったこと。せっかくなんだから、肝臓や子宮あたりも撮ってくれて、見てくれればいいのになぁ~。
 ま、12600円じゃしょうがないか^^;

 で、結果です。
 内臓脂肪もしっかりたまってました・・・
 落ち込む私に保健指導の先生や、検査結果を告知してくれた医師が言うことには。

「まだ若いんだからなんとかなる!!」

 ・・・アハハ^^;

 いや、笑ってる場合じゃない。今回は血圧もちと高めに出てしまったこともあり、メタボにしっかり当てはまってしまって、最悪です。
 保健指導の先生によると、どうも、この先、メタボの人は、重点的に保健指導が実施されることになるらしく。私もとりあえず、半年後までに今よりも少なくとも4キロ、体重を落とすよう指導を受けました。

 検査結果を告知してくれた医師の話では、私の体って筋肉が普通よりも少ないんですって。なので、脂肪が燃えにくい&やせにくい。だから筋肉をつけるために、筋力トレーニングもしないとね、だそうです。そのためには・・・
週3のスポーツジムか・・・うう、それ大変・・・

 最近はここには書いてないですが、1日1万歩は相変わらず続けています。今日、指導をしてくれた先生方もその努力は買ってくれたんですが、なんせ、結果が出ない。
 
 それについては、保健指導の先生からは「夕飯は野菜でかさを増やす」よう指導がありました。私の場合、運動は一応やってるので、食事内容の改善がポイントのようです。
 食事に気をつけなくてはいけないことは分かっているのですが、夕飯を少なくしようとしてあまり食べないと、つい、そのあとに、牛乳飲んだり、ヨーグルトやプロセスチーズやプリンを食べたりしちゃうんですよ。それがよくない。
 無論、夕飯はあまりたくさん食べちゃだめです。ご飯をちょこっと、肉or魚もちょこっと。でもそれで食べた気がしないなら、野菜をたくさん食べて、その後の「何か」をやめる。そうすれば「絶対」やせると保健指導の先生は断言しておられました。

 実は、この内臓肥満ドックを受ける前に「患者よ、ガンと闘うな」で有名な近藤誠さんの本を読みました。私、この人の話が大好きなのですが、結局、健診で、コレステロールの値が高くても、すぐに脳卒中になったり心疾患になったりするわけではなく。特に女性は、女性ホルモンの影響で、男性よりもリスクが少ないそうです(当然、閉経後はリスクが高まりますが)。
 で、近藤さんの説では、メタボだなんだ、といろいろな検査で「異常」のレッテルを貼られ、薬を処方され、その薬で逆に命を縮めることもあるので、なるべく無症状の内は「健診」と名のつくものは受けない方がよいと、著書「成人病の真実」で力説されていました。

 そんな本を読んでるくせになぜ「内臓肥満ドック」を受けたかというと・・・まあ、実際「異常」が発見されて、薬を飲まなきゃいけないことになったら考えなくてはいけませんが、とりあえず、今の自分がどういう状況か知っておかなきゃ、というのがありました。太ってても病気もしないし、健康だ、なんて考えてるのは、自分だけかもしれませんしねー。多いのは皮下脂肪で、内臓は少ないから大丈夫だもんね、と思ってるのは自分だけかも・・・

 で、受けてみたら「あらら、内臓脂肪も多いじゃん」という結果。
 これは・・・いや、さすがに能天気な私でも「そんなの関係ねぇ!」と言ってるわけにはいけません。
 半年で4キロ。がんばってみるかなー。それで来年もまたこのドック受けてみようか。
 寿命はともかく、自分の食や運動をコントロールすることは、それなりに、面白いチャレンジではあるのですよ。ま、なかなか結果が出ないのが難点ですが。それは囲碁も同じか(苦笑)。

 CT写真はなかなか面白いです。私の場合、皮下脂肪が内臓脂肪の3倍くらいあるようで^^;
 この写真、見るだけでも・・・と、とにかく、目指せ、内臓脂肪減!

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2007.10.28

囲碁の不思議

 来月の11日に「日中友好囲碁大会」という大会に、職場の囲碁サークルで5人チームを作って出る予定なので、しばらく、囲碁モードに入ります。

 今日もさっそく、昼間は、日本棋院の土曜囲碁サロンへ行き、夜はネット碁。
 13路もふくめ、4局打ちましたが、トータルとしては2勝2敗でした。

 ライブの練習などもあったので、最近はちょっと碁をお休みしていたのですが、久しぶりに打つととても新鮮です。いえ実は、最近、能天気な私には珍しく、ある悩み事でうじうじしているのですが、碁を打つ時は、そういうことをすっぱり忘れることができるんです。

 今日も土曜囲碁サロンへいって思ったのですが、そこで一時、碁だけに集中して対局してくると、別にそれだけで他には何かしたわけではないのですが、何かを成し遂げたような気分になる(笑)。

 たとえば・・・毎日、仕事して、買い物して、ご飯食べて、お風呂入って、寝て・・・なんていう日常の中で。
 「このままで自分はいいんだろうか?」
 なんて思うときってありませんか? 私、最近はあまりなかったのですが、件の悩みごとのせいで、ちょっとそういうモードに入りかけていました。

 ところが、碁を打つと、その瞬間は、碁にだけ集中しています。
 終わった後も、しばらくは、その碁を反省したりして。碁以外のことを悩むヒマがなくなるんですね。

 ま、それがいいか悪いかは別として。碁って不思議だなぁと、ちょっと思いました。

 もちろん、こういうのって、囲碁じゃなくても、スポーツでもなんでもよいのでしょう。けれど、今日の私はなんだか、碁に救われた感じでした。こういう趣味を持っていることは・・・多分、幸せ、なんだろうな、うん。

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2007.10.23

王子様になりたかったお姫様の話~少女革命ウテナ~

 インターネットのShowTimeというサイトでで「ローゼンメイデン」に続き「少女革命ウテナ」というアニメを見ております。
 テレビ放映したのは1997年だとのことなので、ちょうど10年前なのですね・・・ついこの間だと思ってたのに^^;

 ストーリーがかなり奇抜な設定なので、このアニメが好き、なんて話をすると、もしかしたら、ひいちゃう人もいるかしら。でも私は好きなんですよ、とっても。先般、久しぶりに見ても、その思いは10年前と変わりませんでした。やっぱりウテナはかっこいい。

 「少女革命ウテナ」というお話は、要は本日のタイトルどおり、「王子様になりたかったお姫様」の話です。
 小さな頃、両親を失い、絶望の淵にあったときに、白馬に乗った王子様に出会い、励まされ、救われた少女が、憧れの王子様に憧れて・・・自分も王子様になっちゃう。そして大切な人を守る、わけですな。

 そんな主人公のウテナと対照的に、自分の意志もほとんど持たず、「薔薇の花嫁」の掟どおりに、決闘の勝者の物となり、その相手に「世界を革命する力」を与えるという姫宮アンシー。

 ・・・ほら、なんだか寓話的でしょう?

 「女性」の生き方や考え方なんてことと、何か微妙にリンクするアニメなのです。設定も登場人物もみんなかなり妙な人ばかりなのですがね。

 つまりは、私も「王子様になりたかったお姫様」の一人なので。
 というか、お姫様にはなり損ねたので、王子様を目指してる。お姫様は無理だけど王子様にならなれそう、みたいな(笑)。
 やっぱり守られるよりも大事な人を守れる存在でありたいです。

 ただ「少女革命ウテナ」を見ていると、「女性」というものの本質は、やっぱり姫宮アンシーなのかなって思います。自分の意志などないように見えて、世界を変える鍵を握っているのは王子様ではなくお姫様の方。彼女を守るために戦うウテナに対し、彼女は淡々とその戦いをいつも見守っているだけなんですが、このお話、最後は・・・いや、そこは書かないでおきましょう。

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2007.10.22

poem(63)

 失うことには慣れたつもりだったのに
 やっぱり私はきみがここからいなくなることがさみしいのだった

 自分のこともそろそろちゃんと考えようと思っていたのは確かだったけど
 きみがいるならずっとここに居続けようとも思っていたからね

 でもそんなことはきみに言えやしない

 だって自分がどうするかは自分が決めるんだって
 幾度も幾度も自分に言い聞かせてきたし
 いつだって人に何と言われようと
 そうして自分で決めてきたんだから

 それなのになぜ今さら
 さみしいなんて思うんだろう
 自分でもわけが分からないよ

 人をもう何十年もやってきて
 失うことを惜しまないのがかっこよさだと思ってきた

 そして移りゆくものを何も言わずに見送り
 執着しないことが一人でこの世界を幸せに生きていくコツだと
 とっくの昔に悟っていたはずだった

 なのにね
 どうしてさみしいのかなぁ
  
 私は・・・
 失うのが平気なのではなくて
 本当はとても怖いのかもしれない

 だからきっと
 何も得ようとはしないんだろう

 そんな自分の思いを
 きみにどう伝えればいいのか分からない

 だからせめて
 自分にだけは自分の気持ちを告げておこう

 分からないことに答えを見つけようとせず
 「分からない」とそのままにしておくのも
 こんなときの一つの方法、なんだってさ

 もしかしたら
 ずっと前からそのことを
 きみなら知っていたんだろうか

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2007.10.21

LIVE終わりました♪

 ・・・というわけで、LIVEが終わりました~。楽しかったです♪
 やっぱり、今回のライブから、ギター(それも超うまい方)が増えたのが大きく、今までより一段とグレードアップした演奏ができた気がします。
 これで演奏できる曲も増えたし、これからもいい演奏ができるだろうな。

 私は、今回、コーラスが初挑戦だったんですが、とても楽しかったです~。
 ベースももちろんがんばりますが、こちらはやれて当たり前、縁の下の力持ちなので、コーラスで舞台のちょっと前に出て歌えるのはイイ♪(笑) 何度もほめてもらえたし、あー、幸せだなぁ~♪

 でもこのコーラスは、同じバンドの後輩が、原曲を聞いて音とりをしてくれ、教えてくれたからできたんだよな・・・
そもそもその後輩が、「BUBIさんが上をやるなら、私は下のパートを合わせてみようかな」と言ってくれたからでして。その後輩は、昨日の本番は、かなり体調が悪いところをおして来てくれて、いっしょにコーラスをやってくれました。

 ここ見てるなぁ? もし見てましたら・・・ほんとにありがとうね。
 ぷれなみコーラス隊として、これからもまたぜひやりましょう(教えてね~)♪

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2007.10.19

親の愛orエゴ?

 先週の内藤vs亀田のボクシングの試合に興味を持って、たまたまビデオ録画をして、試合を見たりしたため、その後の騒動の一連の動きに、なんとなく注目してしまう昨今です。
 試合に出たのは亀田家の次男、亀田大毅さん。そして、そのお父さん、お兄さんが当日、セコンドを勤めていました。その試合で大毅さんは相手に対し、ボクシングなのにプロレスまがいの反則をしてしまいます。
 反則はもちろんやってはいけないことで、大毅さんにもJBC(日本ボクシングコミッション)から、1年間の出場停止処分があったのですが、その反則を、セコンドであり、指導者であったお父さん及びお兄さんが指示したとされ、お父さんには無期限のセコンド資格停止処分、お兄さんには厳重戒告処分がありました。

 ・・・という経緯なのですが。
 昨日の亀田家の謝罪会見などを見ていても、個人的に気になることが一つ。それが、タイトルの話です。
 
 亀田父は、子供がかわいくてしかたないのですねぇ。その著書なども、テレビで紹介されていましたが、「子供のケンカに親が出て何が悪い」というのが持論のようで。
 子供が強くなるためにはなんだってやる。そして試合には何をしても勝てばいい。結果が全て。
 子供が試合で反則をして、1年間プロとして試合に出ることなどが禁止されました。それに対しても、きっと可哀想で仕方ないのでしょう。悪いことをしたということよりも、まずそれが先に立つ。謝罪の記者会見でも、大毅さんに対して、
「座ってるの嫌やろ?休んでてええからな」
 みたいな。確かに、負けて思い詰めている子供に対して、ますます追い詰めることを親ができるか、という問題はありますが「反則をした」という事実に対して、亀田父は子供に言うことはないのかしらん。 「自分は反則は指示してない」と亀田父は言ってたけど、それなら可哀想に思う前に毅然とした態度をとるべきで。それができないということは・・・
 やっぱり亀田父が指示したから大毅さんは反則をしてしまったのか。だとしたら諭す資格もない。

 なんというか、一種のモンスターペアレントなのではないかと。

 自分の子供のためならなんだってする。人に迷惑をかけようが、人の子供を蹴落とそうが関係ない。それの何が悪い、と。
 そういう親が増えていることの顕著な例なのかもしれません。
 昔から「裏口入学」なんてのはあって、子供のためにお金をつんでいい学校に入らせたりするのはありましたけどもね・・・。

 子供を親がかわいがるのは別に悪いことではありません。その一方で、ネグレクトや、子供を車に閉じこめてパチンコをして死なせたり、病院に捨てたり、給食費や保育料を払わなかったりなんてこともありますから、それよりははるかにましなんですけど・・・

 ただ、世のお母さんたちに対して、第三者である私から見ると「自分の子供のためなら何だってやる」ことが愛というよりもエゴに感じることがたまにあります。
 よく思うのですが、人付き合いなどを考える時に、大人同士だと、自分の権利ばかり主張したりすると嫌われるから、適当に折り合いをつけて付き合いますよね。私も職場で同僚とそういうふうに付き合ってきました。
 でもそこに子供が絡んでくる・・・お母さんの立場になると、急になんだか「自己主張」が強くなる。「母は強し」といいますけど、こういうことなのかなぁ? 
 「前はこんなふうに言う人じゃなかったのにな・・・」
 と同僚に対して感じることがたまにあるのは事実です。
 その度に、仕方がないことなんだ、と。
 自分は母親じゃないから、その気持ちは分からないんだ、と。
 思ったりはするのですが・・・

 なんというか、もっと昔は、自分の子供がどんなにかわいくたって、その子供を「かわいい、かわいい」ということさえあまりよくないことだとされてきました。
 「取り替えっ子」のおとぎ話などがありまして。他人に対して、自分の子供がいかにかわいいか喧伝していたあるお母さんの子供が、みにくい妖精の子供と取り替えられてしまうんです。
 その後で、妖精が取り替えてはみたものの、やっぱり自分の子供がよくて元に戻してくれるんですが、そのお母さんはそれ以降、反省して、あまり他人に自分の子供の話をしなくなった、という話です。

 あとは有名なのは鬼子母神伝説みたいのもありますね。この話の怖いのは、自分の子供のためなら、他人の子供を食べても平気だった、というところ^^;
 でも案外、今の世の中も似たところがあるような。

 子供を可愛がるばかりが親じゃない。
 もちろん、だからって虐待するのは論外ですが・・・

 うまく言えないのですが、その「愛」は「エゴ」ではないのかと。親は自分自身に常に問い続けることが必要なのかもしれません。

 亀田父がどんなに子供がかわいくたって、謝罪の記者会見では、大毅さんをほんとに守るためなら(パフォーマンスが亀田家のスタイルならば)記者達の前で大毅さんの頭をどついて土下座させるくらいやってもよかった。
「亀田父、自分も指示したくせに大毅になんてひどいことを!」
 と言われるくらい、自分が悪者になっても、大毅さんを守ればよかったのに。
 ただ労ってるだけじゃな・・・

 親か・・・。私もなったとしたら、自分の子供だけに夢中になって、他に何も見えなくなってしまって、子供のためなら、どんな卑怯でずるいこともできるようになるのだろうか。他人のことなんてどうでもよくなるんだろうか。
 それもまた人間であるならば、そういう一面を知るためにも「親」になってみるのも悪くなかったんですが、残念ながらもうタイムリミット・・・なんだよな~

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2007.10.18

第21回”スタジオ”ライブ

 中島みゆきの歌が好きで、最初は中島みゆきの歌だけのカラオケをしてたのですが、その中で楽器ができるメンバーでそれぞれ楽器を持ち寄り、中島みゆきの曲だけを演奏する「ぷれなみ」(「Let's play 中島みゆき」の略です)というグループを作って、演奏を楽しんでいます。

 年2回ほど、同じような素人バンド仲間が数組集まって、ライブをやっているのですが、10月20日はその21回目。(前回の記事はこちら

 今回の「ぷれなみ」は、「ファイト!」「泣きたい夜に」「やまねこ」「空と君のあいだに」の4曲を演奏します。
 
 私は「ファイト!」と「空と君のあいだに」はベースを担当、「やまねこ」と「泣きたい夜に」はコーラスを担当します。 「ファイト!」のベースがまだまだ練習不足で、お手本のみゆきさんの曲に合わせて昨夜も個人練習をしたところ。直前なのに何やってるんだか^^; 

 私のベースはともかく、身びいきになりますが、練習期間が短い割には、今回は前回に比べ、ギターやサックスが加わって音が厚くなり、いい演奏ができている気がします。本番は楽しんできま~す♪

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2007.10.16

キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!! ハンガリアン・グーラッシュ♪♪♪

 スープストックトーキョーというスープ屋チェーンが大好きという話を、このブログでもよくしています。
 好きになってから何年か経ちますが、埼玉にはできませんねぇ。東京だと、丸ビルとか、六本木ヒルズとか、表参道とか、ヴィーナスフォートとか、オシャレなスポットばかりにあって、埼玉に住む私は、1ヶ月に一度くらいしか行かれないのが悩みの種なのです。
 
 そんなスープストックトーキョーのスープメニューの中でも、私が大好きなのが「ハンガリアン・グーラッシュ」。
 スープストックトーキョーの説明から引用しますと・・・「パプリカの風味が特徴的な、ハンガリーで定番の煮込みスープ。牛肉と野菜をトマトベースでやわらかく煮込みました」というスープです。スープストックトーキョーのメニューの中ではカロリー的にはけっこう高く、トマトベースでありながらボリューム感のあるスープでして、味が濃いので、ごはんやパンにとてもよく合います。

 このスープをスープストックトーキョーでいただいていると、ハンガリーが大好きな友達に触発されて、3年前、プラハ・ウィーン・ブタペストの中欧三都市を旅行した思い出などが蘇ってきて、とても幸せな気分に浸ることができるのです。
 
 が。スープストックトーキョーのスープメニューは週替わりなので、行っても、いつもハンガリアングーラッシュに出会えるとは限りません。
 以前は、わざわざ、ネットでハンガリアングーラッシュがメニューに出ている店をチェックして食べにいったりもしていたのですが、最近、メニューに載らなくなってしまって・・・人気がなくてスクラップされてしまったのかと、思っていました。
 
 ところが、昨日、さいたまから一番近い、上野駅のお店をのぞきましたら・・・

 ありましたっ♪ ハンガリアン・グーラッシュ♪ 会いたかったよ~~~(感涙)

 スープストックトーキョーのHPによると、秋冬のメニューなので、春夏はメニューから消えているのですね。あー焦った(爆)。

 久々に食べる「ハンガリアン・グーラッシュ」は以前と変わらぬおいしさ。なんだかすでに懐かしい味です。

 みなさん、お近くでスープストックトーキョーを見かけた際はぜひ「ハンガリアングーラッシュ」をお試し下さいね~。どうか、末永くメニューにありますように。

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2007.10.15

DESTINY

 昨日の日曜日はチカママさんと初めてお会いしました。

 チカママさんと私もまさにそうなんですが、「ブログがきっかけで知り合いになった」なんていうと、「20才の男性と小6の女の子の事件」なんて、ブログをやったことのない方にはマイナスイメージを与えてしまうニュースが、タイミング悪く取り沙汰されていますが・・・。
 私はインターネットを介し知り合った友人がけっこういます。囲碁の友人もカラオケの友人も。みんな互いに、最初はどきどきですが、会ってみればいい方ばかりです。
 もちろん、人付き合いにまつわるリスクはネットじゃなくてもあるので、それなりに距離の取り方は必要です。多分、私個人の感覚に、その距離感がぴったりくる、ってことかもしれませんが、立場は違えど、共通の趣味や価値観を共有する友人を、物理的な距離に関係なく作ることができるというのは、インターネットの登場以前には考えられなかったこと。この時代に生まれ、いい友人と知り合えてよかった、と私は思います。これを読んでくれているそんな皆様、ありがとう♪

 閑話休題。

 そういうわけでチカママさんとは新宿でお会いしまして、小田急サザンタワー、20階のレストラン「トライベックス」へ。でも、この日はここ、入れませんでした。
 以前はここ、ランチは予約を受け付けてもらえないので早めにいって並んで入るしかなかったのですが(それでも並べば入れた)、リニューアル後からは、どうも事前予約が必要になったらしいです。11時半に普通に行ったら、
「予約でいっぱいで、今、並んでいただいても、13時過ぎにしか入れません」
 と門前払い。じゃ、13時過ぎで予約したいと言っても、
「いえ、そういう予約は受け付けられません。今からずっと並んでいただいても13時過ぎになります」
 はぁ・・・どういうことなのかよく分かりません。
 店の前には、せっかく来たのに入れない人が私たちの他に何組もいましたが、店側は並ぶ列へ誘導するわけでもなく、みんな途方に暮れているようでした。
 つまり店は、そういう客を入れようとする気持ちがない。だめだな、トライベックス

 こういうときは、スパッと切り替えることが肝要ですわ、みなさま^^

 私とチカママさんは、高島屋のレストラン街の方へ移動しました。
 そこでたまたま入ったお店が「ブレッツカフェ クレープリー 新宿タカシマヤ店」
 ソバ粉のクレープなんて初めて食べましたが、おいしかったなぁ~。クレープといってもデザートって感じではなく、チーズ、キノコ、ハム、卵などをのせたカリカリクレープはボリュームもあってちゃんと「食事」になりました。
 選んだ席はテラス席。風に吹かれながらのランチも、外でのご飯って感じでわくわくして楽しかったです。ちょっと寒かったかしらん~

 その後は二人でカラオケ。チカママさんのリクエストで松任谷由実の歌を何曲が歌わせていただきましたが、懐かしい「シンデレラ・エキスプレス」などは、チカママさんの方がメロディーもちゃんと覚えてるし、歌えています。チカママさん、ユーミン、大丈夫じゃないですか~♪ どんどん歌っちゃってください♪
 
 で、そんな、チカママさんリクエストで私が歌った歌の一曲。
 ・・・懐かしい~。松任谷由実の「DESTINY」

♪冷たくされていつかは 見返すつもりだった
♪それからどんな人にも 心を許せず

 うーむ。なかなかこれって・・・曲はスピード感もあってノリもいいし、明るい曲調のところもあるし、素敵な曲なのですが・・・この歌詞^^;
 いえ、その前に「ブレッツカフェ クレープリー」で、チカママさんに私の花も実もない恋愛トークをお聞きいただいたばかりだったので、なんだか自分のこととかぶっちゃいまして。

♪ 今日分かった また会う日が

 私にも、この歌を歌っていた、その瞬間にとーとつに分かってしまいました。

♪ 生きがいの悲しいDESTINY

 ・・・この歌が「悲しいDESTINY~」なんて歌いながら、それと対照的な明るいメロディである理由が、なんとも身に染みる気がしました;;
 
 という悲喜こもごもの1日でしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました♪
 チカママさん、ありがとうございます。またランチ&カラオケ、行きましょうね~

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2007.10.12

囲碁・草枕

 碁を打ちながら考えたことを漱石の「草枕」をアレンジして、綴ってみました。まずは原文を下記のリンクから、ご覧下さい。

「草枕」著:夏目漱石 
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/776_14941.html

(BY「青空文庫」)

 原文をご覧になられたら、こちらをどうぞ♪

「囲碁・草枕」著:BUBI

 ネット碁を打ちながらこう考えた。
 実戦のみでは上達しない。定石を覚えれば定石はずれに泣かされる。自流を貫けば連敗だ。とかくに囲碁は難しい。難しいと悩み過ぎると碁をやめたくなる。負けて泣いても、またやりたくなるのが碁であると悟った時に、すでに碁の魅力に取り憑かれている。
 
 碁を作ったのは、「神の一手」などと言ってもやっぱり神ではない。発祥には諸説あり、中国説が有力だが、いずれにしろ人には変わりない。碁がどんなに難しいといったって、真実、誰も理解ができなかったら、この世から消えていただろう。未だ碁を打つ人がいるのはそれだけ魅力があるからだ。「ヒカルの碁」を読むにしたって、碁を知っていた方が面白かろう。
 
 せっかく碁を覚えたのに、なかなか上達しない、有段になれない、という人間がいるのも碁の真実である。でもそれをうだうだ言わずに、碁を楽しむことを続けていければそれでよい。ここに、碁を趣味とする人間が誕生する。碁は人の世をのどかにし、人の心を豊かにする・・・かどうかは分からないが、おかげで生きるのに退屈はしなくなった。

 悩み多い日常から、一時無心になって、碁盤に向かうのが碁である。碁盤という宇宙に、自分の技量で世界を作っていく。基本的にはどこから打たないといけないという決まりはない。ただ、早く上達したいと思うから、囲碁講座を見たり、囲碁教室に通ったりする。しかし教える人によって言うことは千差万別、攻めれば薄く、守れば遅れて後手をひく。上達の段階によっても、どの教えが功を奏すか誰にも分からないし、碁がうまくなる処方箋があれば、みんながそれを試し、みんながプロになれるだろう。「どう打ったらいいのか」なんて本当は答えなどない。自分が信じるままに打ち、そこに疑問が生じたら、上手に真摯に教えを請えばよい。だが、答えは所詮、自分の中にしかない。自分の中にない答えは、教えられても身に付かず、次に打つ時に同じ失敗を繰り返すだけだ。
 
 碁を打つこと4年にして、甲斐のあるなしはともかくとして未だに碁を続けている。4年打っても、勝つこともあり、負けるときは負ける。勝って天にも昇るほど嬉しいこともあれば、負けてパソコンの前で悔し泣きすることもある。碁をやっていなければそれほどに一喜一憂を繰り返すこともなかっただろう。
 上手に対しても下手に対しても「勝ちたい」という思いを切り離して碁を打つことは不可能である。故に勝ちたいと願い、上達を目指して努力することは確かに意味がある。
 しかしながら、いくらやっても碁に到達点はない。アマチュアが有段になったところで、そこがゴールであるはずもなく、「神の一手」を目指すのはプロに任せておけばいい。ならば、アマチュアの級位者が目指すのは、ジョギングと同じでゴールにたどり着くことではない。ジョギングが走ることそのものを楽しむように、碁打ちは碁を打ち続けること、そのものを楽しむ、これに尽きる。

 「勝ちたい」と試行錯誤し、三歩進んでは二歩戻り、なかなか勝てなくて負けがこんでも、めげずに何度でもチャレンジする。そしてやっと勝てた時は心からの喜びがある。その「喜び」のみならず、そこに至る過程、全てを楽しむことが碁を打つことの『幸福』というものであろう・・・ 

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2007.10.10

囲碁でドロンジョ様を目指そう♪

 テレビアニメの「ヤッターマン」が復活するそうです。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071009-00000049-spn-ent
 先般の「地球(テラ)へ…」のリメイクといい、やはりテレビ局の番組製作現場でも昭和40年代生まれが発言&決定権を持つ時代になったのねぇ。

 ヤッターマンも見ていたのですが、主題歌は「タイムボカン」の方がすぐ出てきます。

 ♪どこからきたのか、ごくろうさんね、タ~イムボカ~ン♪

 悪玉3人のエンディングも覚えているのですが、タイムボカンだと「ワルサー」「グロッキー」だったのか(ちなみに女ボスは「マージョ」らしいです。調べました(笑))。ヤッターマンは「ドロンジョ」「ボヤッキー」「トンズラー」で、キャラの名前やデザインは、そういえば毎回変わっていましたっけ。
 
 以前から実は何事にも「アンチ」の気がございまして。
 野球ならアンチ巨人でヤクルトのファンだったし、自分の書く小説では、敵役を書く時に熱が入ります。どれだけ非道なことをさせられるか、考えるのが楽しかったなぁ♪ 主人公を監禁して、拷問するシーンには、かなり熱が・・・(爆) その小説は原案者の友人と合作をしていたのですが、おかげで、その敵役は、私の本名と同じ名前がつきましたわよ。

 そして、さらに囲碁におきましては。
「9子局では上手(うわて)の白をいじめるのが楽しい♪」
 などと言うせいか、どうもSのイメージが・・・ま、否定はしません(こらこら)。だって、実際楽しいですよ、有段者を、ハンデ戦でボコボコにするのは~
 私に言わせれば、有段の上手の方々にしてみれば、置き碁(ハンデ戦)で下手(したて)の級位者と打つ時は、下手にボコボコにされた方が嬉しいんですから^^ それで上手をボコボコにできる下手なら、次からはハンデを軽くすればいいだけで。結局、実力差は始まった時点で歴然としており、せっかくハンデをいただいているんですから、下手は上手をボコボコにするのを目指すのが礼儀というもの・・・と私は思っています♪
 なんて、大抵、逆にボコボコにされるんですけど~

 そういうわけで、ふと思いました。
 ヤッターマンの悪玉3人組は、毎回、正義の味方に負けてボロボロになります。でも次はまた、秘密兵器をひっさげて登場し正義の味方を困らせます。最後はまた負けてボロボロ。
 そんなこりない彼らを・・・囲碁ではぜひ、見習いたい♪

 ぜひ囲碁で、ドロンジョ様を目指したいですわね。勝負手を打つ時は「今週の目玉~♪」だの「ポチっとな」を言ってみても楽しい。それで、自爆・・・まではマネしないようにせねば。

(囲碁を高尚なものだとお考えのみなさま、すみません。)
 

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2007.10.09

国立図書館とRPG~ウィーン~

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ドイツ&オーストリアの8日間の旅で訪れる都市、最後の地、ウィーンに到着しました。
 ウィーンに行くのは二度目でして、3年前にプラハ・ウィーン・ブタペストの旅をしたときにもウィーンには一泊しています。そのときには、シェーンブルン宮殿やヴェルヴェデーレ宮殿へ行ったのですが、その後、フリータイムにかなり強い雨に遭遇しまして。雨のウィーンも悪くはなかったのですが、おかげでかなりの時間、紅茶のお店「ハース&ハース」に閉じこめられました。

 なので、ウィーンにはちと心残りがあって・・・その一つが、今回訪れた国立図書館(写真)でした。
 いや、図書館といっても、本を見るわけではなく、ホールに壮麗な天井画があり、二階まである本棚が、まるでファンタジーの世界のようで、ここはぜひ、行ってみたかったのです。

 ファンタジーといえば、ドイツのロマンチック街道の町を巡れば「ドラクエ」みたいだと思ったし、ファミコンの頃からのRPG好きな私としては、あの世界のホンモノがあることに、感動しました。
 コンピュータゲームのRPG(ロールプレイングゲーム)によくある、剣と魔法のファンタジーは、ヨーロッパの神話や童話を元にしたものでなのでしょうから、当たり前といえば当たり前なんですが、日本人にとっては、ヨーロッパのイメージというのは、そういう・・・まさにファンタジーの世界なのですね。
 逆に考えると、ヨーロッパの人からは、日本人て着物を着てチョンマゲを結っているイメージなのかもしれませんから、お互い様なのかもしれませんが^^

 ウィーンでは、王宮を巡り、モーツァルトの像をト音記号と共に写真に納め、デーメルでお茶をし、オペラ座の中を見学し、シュテファン寺院をエレベータでてっぺんまで登り(3年前は階段で上まで上るはめになったのでリベンジです)地下鉄&トラム(路面電車)に乗りまくり、そして、夜はオランジュリー館で、ミニクラシックコンサート。
 3年前にできなかったことを全てやりきることができました。楽しかった~

 オランジュリー館のミニクラシックコンサートは、旅行の最後の方でもあったし、寝ちゃうんじゃないかと心配でしたが、とてもユニークで、観客を楽しませるコンサートでした。オペラ歌手の方がちょっとした寸劇をしながら歌い、それにオーケストラの方々もノリノリ♪ あんな楽しいコンサートなら、また体験したいです。

 まだ写真ができていないので、ウィーンの写真はこの国立図書館の写真だけですが、こうして書いてみると、かなりいろんなことをたくさんやったウィーンの1日半だったんだな~。

 さすがにウィーンはもうおなかいっぱいになりました。次に行くなら、ドイツ&スイスとか、ドイツ&デンマークとか・・・どんどんパック旅行の設定にないレアなコースになっていきますが、いつかはフリーでもいってみたいのが、ドイツです♪
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2007.10.05

オーストリアの至宝~ハルシュタット~

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 ザルツブルグから車で87キロ、オーストリアの湖水地方、ハルシュタットへ参りました。「世界遺産」だともいうこのハルシュタット、天気も晴れ渡り、期待以上の美しい光景でした。
 スケジュール的に、このあと、すぐにウィーンに移動しなくてはいけなかったので、1時間くらいしかいられなかったのですけど、こういうところにゆっくり泊まってみたかったです。
 ちなみに世界遺産は、湖ではなく、湖周辺にならぶ町並みの方だとか。確かに、家並みも面白かったです。写真で、分かるかな~
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poem(62)

・・・待ち合わせの時間も場所もろくに決めないで・・・
・・・ほんとに会えるんだろうか・・・

会う時はいつもこんな感じ
もうすっかり慣れちゃって
そんなドキドキする気持ちさえ
今ではちょっとスリルに感じたりして

会えれば会えるし
会えなきゃ会えない
どちらでも私ときみの関係は
もう何も変わらないけど

でもやっぱり会えれば嬉しいかな

・・・超能力者じゃないんだから、見つけられないよ!
会えなかったらそう言ってやろうと思ってたのに
会えてしまうのはなぜなんだろ

モーニングの店を見つけられたことも
空いている電車でスムーズに移動できたことも
今日という日がこんなにさわやかで気持ちのいい日だったことも
きみと過ごす日々は奇跡の連続だ

そして こんな奇跡は
きみと同じ時を生きる限り
これから幾度だって起きるだろう
ね? 大好きなきみ
何も 生まれ変わらなくたって
かけがえのない生は今ここにある

・・・愛してるよ
理由なんて分からない
多分 理由なんかないんだけど
私はきみが大好きだよ
これからもずっと

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2007.10.04

フュルストのモーツァルトチョコ~ザルツブルグ・その2~

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 さて、ザルツブルグの旧市街へやってまいりました。
 この辺りにモーツァルトの生家がありまして、今は記念館になっています。中の展示物は、妙にモダンで、モーツァルトに関係ないものも並んでたりし、興をそがれる感じなのですが、その辺の小路を歩くのは面白いです。写真、マックの看板があるのは分かりますか^^ ちゃんと町並みに合った看板になっていますでしょ。

 二枚目の写真は、その通りで楽器屋さんのショーウィンドウを撮りました。音楽の街でもあるザルツブルグの写真としてはよい感じですかね~(ほんとはお店の人に叱られるかな^^)
  オーストリアといえば、モーツァルトというわけで、お土産は、ウィーンなどでもモーツァルトの顔が入った「モーツァルトチョコ」が定番なのですが、いろんなメーカーと種類がありまして、ここ、ザルツブルグにしかない、元祖モーツァルトチョコ「フュルスト」のお店に行って、自分で味見するためにちょっとだけ買ってみました。青いシンプルな包みのチョコレート。うん、普通の包みのと比べると、気のせいか味が違う気がする(笑)。
 ザルツブルグの旧市街は、歩いていてかなり楽しいところです。普通の街っぽいのがまた楽しい。
 近くまでいっていながら、なぜかモーツァルト像を見るのを失念してしまったのが唯一の心残りです。
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2007.10.03

塩の街と「サウンド・オブ・ミュージック」~ザルツブルグ・その1~

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 ノイシュバンシュタイン城から、一路、オーストリアのザルツブルグへ。
 当初はオーストリアに入ってから移動する予定でしたが、運転手さんの機転(?)で、ドイツを長く移動することに。バスで走行すること270キロ。途中で、ドイツで一番大きいというキーム湖が見えました。

 そして、到着したオーストリア、ザルツブルグ。
 ドイツで訪れたのが、専ら観光地だったのに比較すると、ザルツブルグはちょっとした地方都市でございます。1枚目の写真は宿泊したホテル(メルキュールカプツィナベルグ)近くの商店街。「SPA」というスーパーがあったのですが、このスーパーは日本にもありますよね。写真にも看板が写っています。分かりますか?

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「ザルツブルグ」はモーツァルトが生まれた都市であり、映画、サウンド・オブ・ミュージックの舞台となった場所でもございます。
 二枚目の写真は、「サウンド・オブ・ミュージック」の撮影に使われたという、ミラベル宮殿の庭。彼方にザルツブルグの城が見えます。「サウンド・オブ・ミュージック」を見たのは、かなり前なので記憶が薄れていますが、「全ての山に登れ」という美しい歌や、マリアとかわいい子供たちが印象に残っていますわ。あと、「エーデルワイス」、もね。

 「ザルツ」=塩、「ブルグ」=城、もともと、この辺は周辺の山から岩塩が取れたため、その塩で繁栄した街だとか。ザルツブルグではけっこういっぱい写真をとったので、記事をもう一ついきましょう^^

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2007.10.01

poem(61)

かつて女性の幸せは
男性にかわいがられ
幸せにしてもらうことだった

だからこそ「結婚」は
女性の人生の終着点
あとは男性の言うままに従っていれば
それが女性の「幸せ」だった

おそらく
男性にとってもそうだったのだろう
妻を娶り家庭を築く
それが「男性」というより
人としての理想だった

 ※  ※  ※

女性という性に生まれた人間にとって
何が幸せか決めつけることはできない

あの時代の女性に生まれ
幸せだった人もいたし
不幸だった人もいたに違いない

そして
幸せな人も不幸な人もいるのは
今の時代も同じで

ただ一つだけ言えるのは
今、この時代
私たちそれぞれが
自分の人生の選択を
自分で選び取る権利を持つということ

 ※  ※  ※

たくさんの女性と出会い
たくさんの女性の友達がいた

みなそれぞれに違うものを目指し
様々な形の愛を育み
時には涙し
そして泣いては立ち上がり

そしていつか年をとったら
お互いの見てきた風景を
ゆっくりとずっと語り合えるといい

貴女に負けないよう
私もここでがんばる
いずれたどり着くあの丘で
貴女に伝えるたくさんのことを
一つでも多く育むために

貴女はきっとあの笑顔で
微笑んで聞いてくれることだろう

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