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2007.10.22

poem(63)

 失うことには慣れたつもりだったのに
 やっぱり私はきみがここからいなくなることがさみしいのだった

 自分のこともそろそろちゃんと考えようと思っていたのは確かだったけど
 きみがいるならずっとここに居続けようとも思っていたからね

 でもそんなことはきみに言えやしない

 だって自分がどうするかは自分が決めるんだって
 幾度も幾度も自分に言い聞かせてきたし
 いつだって人に何と言われようと
 そうして自分で決めてきたんだから

 それなのになぜ今さら
 さみしいなんて思うんだろう
 自分でもわけが分からないよ

 人をもう何十年もやってきて
 失うことを惜しまないのがかっこよさだと思ってきた

 そして移りゆくものを何も言わずに見送り
 執着しないことが一人でこの世界を幸せに生きていくコツだと
 とっくの昔に悟っていたはずだった

 なのにね
 どうしてさみしいのかなぁ
  
 私は・・・
 失うのが平気なのではなくて
 本当はとても怖いのかもしれない

 だからきっと
 何も得ようとはしないんだろう

 そんな自分の思いを
 きみにどう伝えればいいのか分からない

 だからせめて
 自分にだけは自分の気持ちを告げておこう

 分からないことに答えを見つけようとせず
 「分からない」とそのままにしておくのも
 こんなときの一つの方法、なんだってさ

 もしかしたら
 ずっと前からそのことを
 きみなら知っていたんだろうか

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