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2007.10.19

親の愛orエゴ?

 先週の内藤vs亀田のボクシングの試合に興味を持って、たまたまビデオ録画をして、試合を見たりしたため、その後の騒動の一連の動きに、なんとなく注目してしまう昨今です。
 試合に出たのは亀田家の次男、亀田大毅さん。そして、そのお父さん、お兄さんが当日、セコンドを勤めていました。その試合で大毅さんは相手に対し、ボクシングなのにプロレスまがいの反則をしてしまいます。
 反則はもちろんやってはいけないことで、大毅さんにもJBC(日本ボクシングコミッション)から、1年間の出場停止処分があったのですが、その反則を、セコンドであり、指導者であったお父さん及びお兄さんが指示したとされ、お父さんには無期限のセコンド資格停止処分、お兄さんには厳重戒告処分がありました。

 ・・・という経緯なのですが。
 昨日の亀田家の謝罪会見などを見ていても、個人的に気になることが一つ。それが、タイトルの話です。
 
 亀田父は、子供がかわいくてしかたないのですねぇ。その著書なども、テレビで紹介されていましたが、「子供のケンカに親が出て何が悪い」というのが持論のようで。
 子供が強くなるためにはなんだってやる。そして試合には何をしても勝てばいい。結果が全て。
 子供が試合で反則をして、1年間プロとして試合に出ることなどが禁止されました。それに対しても、きっと可哀想で仕方ないのでしょう。悪いことをしたということよりも、まずそれが先に立つ。謝罪の記者会見でも、大毅さんに対して、
「座ってるの嫌やろ?休んでてええからな」
 みたいな。確かに、負けて思い詰めている子供に対して、ますます追い詰めることを親ができるか、という問題はありますが「反則をした」という事実に対して、亀田父は子供に言うことはないのかしらん。 「自分は反則は指示してない」と亀田父は言ってたけど、それなら可哀想に思う前に毅然とした態度をとるべきで。それができないということは・・・
 やっぱり亀田父が指示したから大毅さんは反則をしてしまったのか。だとしたら諭す資格もない。

 なんというか、一種のモンスターペアレントなのではないかと。

 自分の子供のためならなんだってする。人に迷惑をかけようが、人の子供を蹴落とそうが関係ない。それの何が悪い、と。
 そういう親が増えていることの顕著な例なのかもしれません。
 昔から「裏口入学」なんてのはあって、子供のためにお金をつんでいい学校に入らせたりするのはありましたけどもね・・・。

 子供を親がかわいがるのは別に悪いことではありません。その一方で、ネグレクトや、子供を車に閉じこめてパチンコをして死なせたり、病院に捨てたり、給食費や保育料を払わなかったりなんてこともありますから、それよりははるかにましなんですけど・・・

 ただ、世のお母さんたちに対して、第三者である私から見ると「自分の子供のためなら何だってやる」ことが愛というよりもエゴに感じることがたまにあります。
 よく思うのですが、人付き合いなどを考える時に、大人同士だと、自分の権利ばかり主張したりすると嫌われるから、適当に折り合いをつけて付き合いますよね。私も職場で同僚とそういうふうに付き合ってきました。
 でもそこに子供が絡んでくる・・・お母さんの立場になると、急になんだか「自己主張」が強くなる。「母は強し」といいますけど、こういうことなのかなぁ? 
 「前はこんなふうに言う人じゃなかったのにな・・・」
 と同僚に対して感じることがたまにあるのは事実です。
 その度に、仕方がないことなんだ、と。
 自分は母親じゃないから、その気持ちは分からないんだ、と。
 思ったりはするのですが・・・

 なんというか、もっと昔は、自分の子供がどんなにかわいくたって、その子供を「かわいい、かわいい」ということさえあまりよくないことだとされてきました。
 「取り替えっ子」のおとぎ話などがありまして。他人に対して、自分の子供がいかにかわいいか喧伝していたあるお母さんの子供が、みにくい妖精の子供と取り替えられてしまうんです。
 その後で、妖精が取り替えてはみたものの、やっぱり自分の子供がよくて元に戻してくれるんですが、そのお母さんはそれ以降、反省して、あまり他人に自分の子供の話をしなくなった、という話です。

 あとは有名なのは鬼子母神伝説みたいのもありますね。この話の怖いのは、自分の子供のためなら、他人の子供を食べても平気だった、というところ^^;
 でも案外、今の世の中も似たところがあるような。

 子供を可愛がるばかりが親じゃない。
 もちろん、だからって虐待するのは論外ですが・・・

 うまく言えないのですが、その「愛」は「エゴ」ではないのかと。親は自分自身に常に問い続けることが必要なのかもしれません。

 亀田父がどんなに子供がかわいくたって、謝罪の記者会見では、大毅さんをほんとに守るためなら(パフォーマンスが亀田家のスタイルならば)記者達の前で大毅さんの頭をどついて土下座させるくらいやってもよかった。
「亀田父、自分も指示したくせに大毅になんてひどいことを!」
 と言われるくらい、自分が悪者になっても、大毅さんを守ればよかったのに。
 ただ労ってるだけじゃな・・・

 親か・・・。私もなったとしたら、自分の子供だけに夢中になって、他に何も見えなくなってしまって、子供のためなら、どんな卑怯でずるいこともできるようになるのだろうか。他人のことなんてどうでもよくなるんだろうか。
 それもまた人間であるならば、そういう一面を知るためにも「親」になってみるのも悪くなかったんですが、残念ながらもうタイムリミット・・・なんだよな~

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Comments

BUBIさんこんにちわ~。
私も子ナシなんでえらそうな意見は言えませんが・・・「親」ってある意味、溺愛、盲愛「あたりまえ」だと思うのですよ。子供のためなら何でもできる、世界を敵にも回せる、母親なら男よりも子供を選べる、その位わが子を愛することが「あたりまえ」であって欲しいです。全ての子供はその位親に愛されて育って欲しい…。

最近はそう考えるようになって、親のエゴっぽいのとぶつかっても昔ほど嫌悪感はなくなりました(^_^;)

でも親も子供と一緒に成長しないと…ですよねぇ。亀田父の事は良くわかりませんが、なんだか小さい子の親みたいって思いました。

Posted by: Rucca | 2007.10.19 at 09:50

Ruccaさん、いらっしゃいませ♪

うん、もちろん、そうです。
親は内心、子供が大好きでいい。
「自分の子供が世界で一番かわいい♪」
って思ってていいのです。
というか、そう思うべき。

でも、他人にとってはそうじゃないってことを、分かっていないといけないと思うのです。

たとえば、自分の子供がいくらかわいくて電車で座らせてあげたくても、降りる人を押しのけて席をとろうとしたら注意しなくちゃいけないし。

今の親たちって
「自分の子供を可愛がるのは当たり前」
っていう思いばかりで周りが見えなくなってるんじゃないかと思うのです。子供と自分だけで生きてるんじゃないのだから・・・周りにたくさん人がいるのだから・・・

 と思うのですが。今の母親はまさに「子供と自分」だけの世界に閉じこめられちゃってるのかなぁ。

「我が子がかわいければ何してもいい」
世界を敵にまわすといっても、だからって鬼子母神のたとえじゃないけれど、人の子供を食べていいわけじゃない。

自分の子供をかわいい、なんでもしてあげたいと思う気持ちと、社会の中で生きるルールとを考えて、分からなくなったときに、一番目安にするべきなのが、それは「愛」なのか「エゴ」なのかと親自身が、自分に問うことなんだと、私は思います。

「子供のため」とか言いながら、実は自分のためだったりしますもの。

 子供を溺愛、盲愛して、子供のためなら何でもやっちゃう、ことは・・・本当の意味での「愛」じゃないって私は思います。

Posted by: BUBI | 2007.10.19 at 12:22

子供は生まれてから3年間で、
一生分の親孝行をする、
っていわれますけど、
たぶん、最初に「無償の愛」をくれるのは、
子供の方なんじゃないかと思います。
「お母さん」「お父さん」というだけで、
無邪気な笑顔をもらえたりしますからね。

だから、そういう自分の子供に、
ノックアウトされすぎて、
盲目になっちゃうのかな、と。


盲目の愛は、親子に限らず、
恋愛にもありますよね。
たぶん、愛し方を知らないだけだと思います。

Posted by: あきら | 2007.10.19 at 13:15

BUBIさん、こんにちは。

この件についてはよくわからないので、どの話題でもコメントはしないかな~と思っていたのですが、BUBIさんが書かれているので、少しだけ私の思ったことを書きますね。

お父さんの年齢が42(でしたよね)っていうのを見て、若いな~って思いまた。
それから、親じゃないみたいだな~ってことも。

私も、子育て中のお友達を見て「こんな人だったっけ?」って思って離れてしまったということがあります。
それも一人じゃないのです。
自分がどうかは分かりませんし、私の方が正しい、とか、そういうことを言うつもりはないのですが。

Posted by: チカママ | 2007.10.19 at 15:09

こんにちは~。
初めてコメントさせていただきます。

「最初に”無償の愛”をくれるのは、子供の方」
私もそう思います。

自分の子はかわいいですね。
大好きだし、大切です。
愛さずにはいられませんね。
周りの皆さんからも愛される人に育って欲しいなあと願っています。

Posted by: schumi | 2007.10.21 at 07:59

みなさま、コメント、ありがとうございます。

>あきらちゃん

「子供は生まれてから3年間で、一生分の親孝行をする」

そんな言葉があるんだ!
私、生まれてからの3年間は、お母さんは夜もろくに眠れないし、全ての関心を子供にむけざるを得ないし、子供中心の生活になっちゃうし、大変なのだと思っておりました^^;

・・・なんて。
「○○せざるを得ない」
「○○になっちゃう」
なって言ってる時点で私は何かが違ってるのかもしれん^^;

>チカママさん
>私も、子育て中のお友達を見て「こんな人だったっけ?」って思って離れてしまったということがあります。
>それも一人じゃないのです

 チカママさんから、ここについて意見がいただけるのは正直、意外でした。
 「母親になる」ということは、それだけで、それまでの価値感が変わってしまうことなのだろうと思い、それが分からないのは、自分が親ではないからだろうと思っていたのですが、チカママさんから見ても、そう思われることがあるのですね。

 たとえばどんな時にそう感じられるのだろう?
 お聞きしてみたいです~

>Schumiさん
おお、いらっしゃい♪

>周りの皆さんからも愛される人に育って欲しいなあと願っています。

なるほど。
私が彼に願うのは「人を愛する」ことのできる人に育って欲しい、ということかな~
ま、Schumiさんの子なら、そこは心配ないでしょう^^

Posted by: BUBI | 2007.10.21 at 10:14

BUBIさん、こんばんは。

あら~、違った意味でですけど、私もこのこと(亀田家)についてはコメントするつもりじゃなかったので、お互い意外だったのですね^^。

私はちょっと変わっているのかもしれないので、そう思って読んでくださいね。

>「母親になる」ということは、それだけで、それまでの価値感が変わってしまうことなのだろうと思い
それは確かにそうなのですが、私は、結婚しても子どもが生まれても、私は私、みたいなものがあるのかな、時々、この子達って私が生んだのかな??って不思議に思うことがあったりするのです。
だからすごく心配だし、世話をやくけど、依存はしていないのだと思います。
生んだ時から子離れしているって言うのかな、一人の人として頑張ってもらいたいなあっていつも思っています。

何だかうまく言えないのですが、
>たとえばどんな時にそう感じられるのだろう?
についてですが
仲間の転勤のお別れ会があったときに、一組の夫婦が、新しいカメラを買ったとかで、自分の子どもばかり撮っているのですよ。
その時に、この人達何考えているのかなあって思いました。
それから、中学校からの仲良しの友達が子どもをすごく甘やかしているのを見て、あんなにしっかりした人だったのに~って思ったことがあったのですが、その彼女とはお付き合いは何となく続いていますけれどね。

子どもが出来てからの友達はそう思わないのですが、学生の頃からの友達だったりすると、あれ?って思うことが子育てについてはありますね。
でも、どれが正解かは分からないし、そのご夫婦で納得しているのならいいと思います。
ただ、周りに迷惑をかけたり、不快な思いをさせるのは良くないかなって思いますが、絶対に人に迷惑をかけない、なんてありえないことだし、それも感じ方によるから、一概には言えないのでしょうけどね。

Posted by: チカママ | 2007.10.21 at 18:50

 チカママさん、どうもありがとうございます^^

 今日、たまたま、知り合いの方で、高校生と大学生の子供さんがいるお母さんとお会いしていっしょにランチしたりお茶したりしていろいろとお話したのですよ。

 そしたら、その方もとても面白いことをおっしゃっていました。

 子供は、やっぱりいろいろ心配もするけど、いつかは離れていってしまうものだ、と思っているとその方はおっしゃっていました。だから、自分が一番大事にしたいのは、やっぱりご主人だと。
 年をとって最後までいっしょにいるのはやっぱりご主人だからって。

 お聞きしていてとても新鮮な感じがしました。

チカママさんの

>私は、結婚しても子どもが生まれても、私は私、みたいなものがあるのかな、時々、この子達って私が生んだのかな??って不思議に思うことがあったりするのです。
だからすごく心配だし、世話をやくけど、依存はしていないのだと思います。
生んだ時から子離れしているって言うのかな、一人の人として頑張ってもらいたいなあっていつも思っています。

この考えもとても素敵だなぁと思います。

 もし、私が親であったとしても、同じかもしれないな~
 子供って・・・親は神様から預かってるだけで、預かった期間が過ぎれば、それぞれの人生を歩んでいくんだし、そうであって欲しい。
 そのためには力を惜しまないし、当然愛してもいるんですけどね^^

Posted by: BUBI | 2007.10.22 at 01:38

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