男の甲斐性、女の甲斐性
先日、実家に帰ったら、いきなり義理の妹が結婚しておりました。
・・・えええ~~~っ! ですわよ^^;
私の実母は7年前になくなっており、父は今の母と再婚して丸3年。父と母は、とりあえず仲良くやっているようで、不肖の娘としては安心しているところなのですが。
母も再婚で、娘さんが3人います。
娘さん3人は、3人とも子供がいる母親ですが、下の娘さん二人は、シングルマザーでありました。今回結婚したのは2番目の娘さん。彼女は2人の子持ちですが、相手の方は初婚だそうです。
とりあえず私としては母に
「おめでとうございます♪」
ということなのですが・・・いやぁ、びっくりしました。
父は、また例によって、その相手の人が「いい会社の人」なんだとか、「今度、一戸建てを買う予定らしいよ」とのことなのですが、私に言わせれば、
「そんなことより、大事なことがあるでしょう」と。
2番目の娘さん・・・私にとっては義理の妹にあたるわけですが、彼女は離婚歴があり、そのあと付き合った人とも一度、結婚話がありながら、破談になったりしております。その事実は仕方ないとしても、問題はその原因で。
どうも話を聞いていると、彼女は・・・
(ここから先を読む方は、私が書いていることを「事実」と「意見」に分けて読んでくださいね)
彼女は、今度結婚したご主人の給料明細表を母に見せに来るんだそうです。いわく、けっこういい給料もらってるらしい。だから、結婚と同時に家の購入の話なども出ている。
しかし・・・私は、その話を聞いてドン引きしてしまいました。
私がもし旦那だったら、自分の給料明細を実家の母に見せる妻なんて、絶対やだ(爆)。
「オレと結婚するの金めあてかよ」
って思ってしまいます。
実は彼女が前の付き合っていた人と別れることになったきっかけもそうでした。彼の方がひいてしまった。二人の子持ちで生活が安定していない彼女。彼女は要するに結婚して安定したいんですね。夫はそのためのツールなのでしょう。
・・・そういう結婚自体は、私は否定はしません。
私は幸い、正社員として仕事を持って働いていられるけれど、子供が二人いて、その子たちを養っていかなきゃいけなくて、これからどうしていけばいいのか不安だったら、信頼できるパートナーを見つけて結婚して、生活を安定させたい。そりゃ当然です。
しかし。それもあっていいけど、それ以前に、
「そこに愛はあるのかい?」(古)
ですよ。
もし私が男性だったとしたら、相手の女性に子供がいること自体は結婚の障害にはしたくないです。自分にある程度の経済力があったら、その女性と子供達を丸ごと引き受けることは、男の甲斐性です。
でも・・・何のためにそうするのかって、それは、やっぱ、その女性を愛してるからですよねぇ。そして・・・この先10年、20年、30年、妻と子供達と家のローンを背負っていくためには、そこにパートナーとの信頼関係がなくてはいけません。愛や恋が仮に消えてしまっても。
私がもし彼女だったなら。
いきなりここで家は買わないなぁ。
だって、自分と子供を引き受けてもらうだけでも彼にはとても重いもの。
そんなに彼女と長い付き合いでもなさそうな彼。直接会った父や母の話ではとても真面目でおとなしい感じの方だったそうです。家を買う話も、どうも妻である彼女がかなり積極的らしく。
彼女の側からしたら一流企業の彼をゲットして結婚。これほどラッキーなことはなくて、今まで子供と二人、カツカツだったのが、一気にリッチ(今風にいえば「セレブ」?)な生活です。
それでうまくいけばいいのですが・・・
私は、結婚もある意味、GIVE&TAKEだと思うのです。得るものが大きければそれだけ与えることができないと、絶対どこかでバランスが取れなくなる。
今までの離婚や破談は、彼女が一方的に得るばかりだったのが原因だったのではないだろうか。
「彼女が彼に与えられるもの」
それはもちろん物質的なことではなくてもよくて。彼女が彼に感謝する心、彼を支えようとする心、そんなんでいい。それがなかったら、今はよくても、将来、彼は疲れちゃうよなぁ・・・
実は、結婚の話があったときに、私の父は彼と二人で話をしたそうです。
彼いわく、彼は職場の上司に、
「彼女がお金目当てじゃないのかどうか相手の親とよく話をしろ」
と言われたそうで。しっかりした上司がついていて、何よりですわ^^; でも対する我々としては、聞かれちゃうと微妙・・・
でもとにかく入籍しちゃったものはしょうがない(爆)。
彼と彼女にうまくいってもらうことを祈るばかりです。
話を聞く限り、もう彼女にはバラ色の未来しか見えていないようです。一戸建ても購入したいし、息子(彼との子供では当然ありません)も私立の幼稚園に入れたい、なんて話が出ているようで、聞くにつけ、私はため息が出てしまいます。
彼女のその自信は一体どこからでてくるんだろう。
男に尽くさせる、それも女の甲斐性ということなのだろうか。私はそういう甲斐性は全然ないからな~。
とにかく人の人生はそれぞれですが、彼女にも彼にも幸せになって欲しい。
端からいろいろ言っても、結局は本人が決めることだもんな。
・・・それよりも、その二番目の義理の妹。父と母とが再婚してから3年経つのに、実は未だに、私とちゃんと顔を合わせたことがないのです。余計な心配をする前にまずは私とはそこからだ~
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Comments
BUBIさん、こんばんは。
え~~
びっくりです!私も。
記事を読ませてもらって、色々考えることもあるのですが、微妙な話でもありますので、とりあえず驚いたことだけでもコメントさせてもらいますね~。
とにかく何事もなく(そりゃあ、多少のことはあるでしょうが)幸せに過ごして欲しいです。
義妹さんも、ご主人も、お子さんも。
Posted by: チカママ | 2007.11.05 19:38
チカママさん、驚いていただいてありがとうございます~
同じ時代に生きている、同じ女性でも、物の考え方や価値観の違いってあるんだなぁとつくづく思ってしまった出来事でした。
彼女は、私よりは10才くらい若いのですけどね。それで子供が二人、というのは、そう言う意味の甲斐性でも、私は頭も上がらない感じです。
違う生き方や価値観、それはもちろんありなので、とにかく彼女なりに幸せになって欲しいなって思います。
Posted by: BUBI | 2007.11.06 10:29
うーーん、うーーん。。。。
うーーんしか言葉が出ません。
男と女のことは良く分からないけど、
彼女には過去の話は教訓になってないようですねえ。
3度目の正直というのは、2度の失敗を糧にして、失敗を繰り返さないようにするからこそ、訪れるもの。
これでは、2度あることは3度あるになってしまうような。
かといって、ここで口を出しても何も変わらないだろうし。
微妙ですねえ。上手く行って欲しいけど、このまま上手く行ったのでは、なんだか夜の中おかしいよと思ってしまうし(私はね)
かと言って、失敗を望む?のも大人気ないしねえ。
(あれ?何かこの感じ、今の私に当てはまる~~)
Posted by: ぐーたん | 2007.11.06 10:35
なるほど。
こういう話しって現実にあるんですね。
大変参考になりました。
Posted by: ガサツ夫 | 2007.11.08 10:06
ぐーたんさん、ガサツ夫さん、どもコメントありがとうございます。
ほんとにあるんですよ、こういう話~
びっくりです・・・
Posted by: BUBI | 2007.11.09 22:33