ミュージカル「ウィキッド」のお話
汐留の電通四季劇場でやっている、劇団四季のミュージカル「WICKED(ウィキッド)」を見てまいりました。
うわ・・・これ、ものすごい、ツボだ^^;;;;
このお話は、「誰も知らないもう一つのオズの物語」と副題があります。有名な「オズの魔法使い」の物語のサイドストーリーなんですよ。私は小さい頃、世界名作全集を読んで育ちましたが、その中でもやはり「オズの魔法使い」は面白かったですねー。読んでいる自分と同世代の女の子、ドロシーが主人公だったからかしら。
アメリカのカンザスから、竜巻に巻き込まれ、家ごと、オズの国に運ばれてしまうドロシー。
自分の家に帰る方法を探すため、何でもかなえてくれるという大魔法使いオズに会いに、エメラルドの都に向かいます。道中、頭脳が欲しいかかし、心が欲しいブリキのきこり、勇気が欲しいライオンを道連れに得て、さらにオズに会った後も幾多の試練を乗り越えて、最後には、ふるさとに戻ることができます。
・・・というのが「オズの魔法使い」というお話ですが。
「ウィキッド」にはドロシーは出てきません。
この物語は、オズの魔法使いでは悪い魔女とされている、敵役の魔女が主人公です。
詳しいあらすじは書いちゃうとネタばれだからなぁ~ 書けませんが。
主人公の、後に「悪い魔女」と言われドロシーに退治されることになってしまうエルファバ。
すごくこう・・・なんというか・・・ええい、書いちゃえ。私自身にかぶるんです。
強い劣等感を背負い、それに負けまいとして強くなろうとする女性。でも、ほんとは自分がどうみんなに見られているかとっても気になっているんですよねぇ。
その中で、自分と正反対の女性、グリンダと出会い、最初は互いにまるで理解し合えなくて「大嫌い」なんですけど、その中であることをきっかけに培われる友情。グリンダがただのオバカさんじゃなくてよかったなぁ~~
そしてもう一人の、オバカさんを気取る男、フィエロ。そう、男も意外とオバカさんばかりじゃないのよね(爆)
「俺には何も言わせない気か」
とエルファバに迫った瞬間のセリフに、なぜかどきっとしました。
私も、相手の気持ちはこうだと思いこんでいて、自分がしゃべってばかりいる時があったんだろうな~(遠い目)
エルファバとグリンダ。二人の女性が、オズの物語の中で、それぞれの人生を歩き、時に本気の殴り合いのケンカをしたりなんかしながら・・・生きていく物語です。
うーん、いいなぁ、これ。
「物事を違う側面から見ているからね」
なんてセリフが、途中、登場するのですが、それはこの「ウィキッド」そのもののことなんですよね。ドロシーを主人公にしたオズの物語では見えないお話です。
また・・・グリンダとエルファバ、そしてフィエロはいい人たちなのですが。
それ以外の登場人物については、なんというか人間の「どうしようもない」側面もこのミュージカルでは見せ付けられます。たとえばエルファバの妹、ネッサローズとその思い人、ボック。
「片思い」ってのは業の深いものなのだなぁと^^; どうしようもなく人を傷つける。誰が悪いわけでもないのに、誰にもどうすることもできない悲劇を呼ぶ。その辺りもかなり胸に痛く響いてきました。
とても面白かったです。みなさんも興味があったら、ぜひ。
「オズの魔法使い」を知っている全ての人に必見のミュージカルです。
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