poem(64)
・・・人間はいつかはみんな死ぬんだ
きみがあと、たとえば何年かしか生きられないとしたって
いつかは僕も死ぬ時が来る
早いか遅いか、それだけの違いだと思わないか?
だからって生きることに意味がないとは思わない
もしもう少しだけ長く生きる方法があるのなら
それを探そうとすることは大事なことだ
でももっと大事なのは・・・今、生きていること、なんじゃないかな
いつかは死ぬことやいつかは目の前の誰かを失うことを想像したら
きみが怖くなる気持ちは僕にもよくわかる
僕だって怖いさ
きみのいない世界を想像するとね
だけど
今、きみはここにいる
僕もここにいる
そばにいる僕を見もせずに
まだ来ない未来を恐れないで
僕らが生きている時間なんて
悠久の時の流れに比べればほんの一瞬だ
けれどその一瞬に
僕らはこうして意志を持ち
自分以外の誰かをかけがえのないものに感じたりする
共に行こう
まだ見ぬ未来まで
もしそこに何か恐ろしいものがあったとしても
大丈夫
きみの終わりの時まで
ずっとそばにいるよ
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