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2008.04.24

心の病による殺人や傷害事件をどう防止すればよいのだろう

 昨日は、「光市母子殺人事件」の死刑判決のニュース、そして、今日は「岡山駅突き落とし事件」の少年に発達障害というニュースを読みました。

 ううむ・・・個々のケースについての具体的な話はできないのですが、漠然と、事件を起こした少年が心を病んでいたのは事実なんだろうな、という気がします。

 岡山駅突き落とし事件の少年の発達障害が真実だとすると、その障害の発生の原因は、脳の発達の障害という物理的な要因によるもののようなので、そうするとその少年を裁くことに意味があるのか、分からなくなってしまいますね・・・

 でも、それが「病気」のせいだ、と言われても、愛する家族を奪われた無関係の人にとってはこれほどやりきれないことはなく。
 ただ病気のせいで人を殺してしまった本人を裁いても、同じ事件の防止にはならない。
 
 最近は無差別で何の関係もない人を「人を殺してみたい」とかの理由でいきなり殺したり傷害を負わせたりするような事件が目立ちます。

 それが脳の発達障害に起因する「心の病」によるものだとしたら、どうすれば防ぐことができるんでしょう。
 社会はそういう犯罪に対し、どう対応していけばいいんだろう。
 
 被害者の方の気持ちを思うにつけ本当に痛ましく思うとともに、起こってしまったことは取り返しがつかない、と思います。
 そんな事件は起こって欲しくない。
 ならば、発達障害や思春期に少年達が陥りがちな殺人や暴力への衝動に対し、社会はどうそれに対応していけばいいのか・・・。

 暴力や殺人シーンのあるアニメや漫画を規制すればいいわけではなく。
 家庭だけでなんとかできるわけでもなく。
 
 だからって何もしなければ、また同じような事件が起こる。

 SFじゃあるまいし「将来殺人を起こす可能性」を脳を開けて調べて手術して防止なんてできるわけないし^^;;;;;(そんな映画があったなぁ)

 答えが見つからない問題です。みなさんはどう考えますか。

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Comments

犯罪心理学、なんて言うものもありますが、
殺人は、大小を問わず、
「心の病気」と思いますよ。
責任能力なんかは別問題として。

だって、普通は人を殺せたりしないですよ。
たとえどんな事情があったって、
同じ状況下においても、
人を殺したりしない人はたくさんいるでしょう。
そういった心理と言うのは、
普通の「良心」でもって生活している私たちには、
到底分からない事なのかもしれません。

ただ、規模の問題や、無差別になっていく状況は、
どうしたものでしょうね…。
日本は少し前まで戦争とかやって貧しかったけど、
生きるのも精一杯な状況では、
人に向ける関心は、
いい意味でも悪い意味でも薄かったかもですね。
自ずと助け合って生きて行くだろうし。

豊かなのが悪いって言うのでもないでしょうけれど、
多少は影響があるかなあ…って。

Posted by: あきら | 2008.04.25 00:55

あきらちゃん、どもです。
起こってしまった犯罪を「罪」なのか、それとも「病気」だから「罪」ではないのか、と線引きすること自体は非常にデリケートな問題だと思います。

ただ、肉親を殺された人にとってはどちらでも同じこと。
そういう悲劇を起こさないために、どうしていけばいいのか、と考えてしまいます。

変なたとえかもしれませんが、たとえば酒酔い運転による交通事故を減らすために、酒飲み運転や、車の運転をすると分かってる人に酒を飲ませる行為への罰則を強化するとともに、テレビなどでの周知を積極的に行うことで、一定の効果はあったように思います。

青少年の衝動的な犯罪が「事故」なんだとしてもしても、事故ならば余計に、何か予防する方法はないものかと。

Posted by: BUBI | 2008.04.25 11:29

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