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July 2008

2008.07.31

毎日新聞に虚構新聞賞

(うーむ、なかなか、平日は、小説をこのブログにのせようと思っても時間がないなぁ。またちょっと違う話題です。)

前にも書いたことがあるのですが「虚構新聞」というサイトが好きでたまに見に行っています。
そこに、「毎日新聞に虚構新聞賞」という記事が出ていました。
http://kyoko-np.net/2008071001.html
この記事自体は「虚構」ですが、ネタとなった「毎日新聞」の騒動は本当にあったこと。

毎日新聞の英字のサイトで、日本人について海外の人が読んだら誤解されそうな記事が、垂れ流しになっていた、という事件のことです。

私はその騒動を「虚構新聞」で読むまでは知らなかったのですが、かなりひどい記事だったみたい^^; 読者の興味をひくためにSEXに関することを面白おかしく書いてみたり、わざとセンセーショナルに日本の風俗を報じたり、それだけでなく、許可も得ず他人の著作物を勝手に延々と引用した上、あおり文句のようなことを入れて紹介したり。記事を書いていた人は日本人ではなかったようですが・・・

で。
そんなことが起こった原因は。

毎日新聞が自分で検証してますが、

(詳細はこちら。)

要は・・・・
「忙しかった。誰もその記事をチェックしてなかった。たまにクレームがあっても忙しくて対応が遅れた」

ということのようです^^; ひどい・・・

でも。
どこの職場でも、どこの現場でも

「忙しかった。気が付かなかった」

で、「まあいいや」となっている、取り返しのつかないことってあるよなぁ。

食品偽装もしかり。

そして私自身の職場でも・・・^^;;;;;;;;;;

いつも忙しくて・・・

仕事上の相手に誠意を持って接しているだろうか。
効率がよく、かつ、誇りの持てる良い仕事をしているだろうか。
周りの同僚の仕事にも気を配り、不適切と思われることが起こったらすぐに対応できているだろうか。

考えると・・・冷や汗が出ますです。

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2008.07.26

久々に、負けて泣いてしまった

10万ヒット記念の小説をアップする前に・・・

囲碁SNSのgoxiが、サーバーダウンなのか、アクセスできないので、ちょっとこの話題を。

日本棋院の土曜囲碁サロンという囲碁教室で、囲碁を打っております。
この教室では、アシスタントさんが組み合わせを決めてくれる生徒同士の対局で、三連勝すると昇級できることになっておりまして、私は二連勝して今日勝つことができたら昇級。がんばろうと思って対局に臨みました。

今日の対局相手は、同じ級のご年輩の男性で、同じ級なので互い先。

以前、この方と打った時に「打つのが遅いんだよ」と文句を言われたことがありまして。
そのときはあまりお時間がなかったそうなので、今日は、事前に、時間は大丈夫なのかお聞きしました。
そしたら、今日は時間は大丈夫とのこと。安心して打ち始めました。なんたって昇級がかかった一局。自分のベストを出しきらなきゃ~

握りで私が黒番。終盤に入り、盤面、やや劣勢。でも・・・

ヨセで先手がとれれば、まだ追いつける。3個所ほど、先手でさるすべり(大ゲイマすべり)を決めることができ、白地もだいぶ減らすことができました。よし!!

かなり細かくなってきたので、必死で先手ヨセの手を探します。するとそこで相手の方が・・・

「あのさぁ、言いたくないんだけど・・・もっと早く打てないの? 意味ないんだよ、長く考えたって」

・・・
・・・
盤面に集中してたところだったので、一瞬思考が中断。
教室の対局時間を過ぎたわけでもなく、周りの人もみんなまだ打っています。自分も、極端に長考したつもりはありませんでした。

え? どうしてそんなこと言われなきゃならないのだろう・・・

でも、相手は年輩。

「・・・すみません」

(また叱られた)
そう思いました。言われたタイミングもあったのですが、なんだか、プレッシャーを感じてしまって、手は震えるは、頭は真っ白になるわで、その後のヨセは先手も何もあったものではなくボロボロに。

最後、9目負けでした。

・・・こらえようと思っても涙があふれてきちゃって、止まらなくなってしまって。
慌てて、トイレにいって、涙を拭いました。

こういうときって、ちゃんと打てなかった自分が情けなくて泣けちゃいます。負けた理由はいろいろあっても、何をいっても、負けたという結果の責任は自分にある。

何を言われても自分の碁を打ちきることができるようにならないとな~

昇級は一から出直しです^^ またがんばろう!

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2008.07.16

☆祝☆ 10万アクセス

本日、当ブログの開設時からのアクセスが10万を突破致しました。
2004年8月10日から書き始めて、ほぼ4年になります。

最初に書いた記事がなんだったかなと今、調べてみましたら、近くのパスタ屋さんが割引デーだった話。特に始まりの挨拶も何もなし。我ながら可笑しくなっちゃいました^^

その記事はこちら → 「野菜畑のトマトソース」

4年前に始めた頃は、ちょうどココログも始まったばかりで、ブログそのものがブームだった頃。

こうして文章を書くのが好きな私は、ホームページにも興味はあるものの、デザイン等に凝る趣味がなく、面倒くさい設定が苦手で躊躇していたため、ブログは格好のツールでした。

最近は、囲碁話題は、囲碁専用SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、goxiに移っているので、このブログで話題にすることが少なくなりましたが、当時は、囲碁ブログの一つに加えていただき、そこで囲碁ブログ仲間との新しい交流が生まれたりもしました。

ここ何年かの間に、ネットのコミュニケーションツールも、ホームページや掲示板からブログ、そしてブログからSNSへ移り変わってきましたね。
ネットは栄枯盛衰が激しいですから、SNSもすでに下火っぽい。mixiで、個人情報の流出事件があってからは、snsでも個人情報を隠すのは当たり前になって、そうなると匿名制の掲示板等とあまり変わらなくなってきてしまいましたし。
この先は、また何か新しいコミュニケーションツールが生まれるかな。

と、いうことですが、なんだかんだ言っても、このブログには、1日、100人くらいの方に訪れていただいております。もちろん、何かの検索でヒットしていらした一見さんが多いのですが、100回以上いらしている方も、ざっと20人くらいはいるんですね~。
ごひいきにしていただいてありがとうございます。

「たまには囲碁の話をブログにも書いて」
とか
「何か色っぽい話題はないんですか」
とか
「最近は詩は書かないの?」
とか
「今年は海外旅行の予定はないのかな」
とか
「ダイエットはその後どうなった?」
とか、何か書いて欲しい記事がありましたら、10万ヒット御礼ということで、リクエストにお答えしたいと思いますので、コメントください^^
(何もリクエストがなかったら、自作の小説でも、10万ヒット記念にアップするかな。)

ちょっぴり更新頻度が減ってきてはいますが、今後も細々と続けて参りますので、お時間があるときには、またお立ち寄りくださいませm(_ _)mぺこり。

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2008.07.14

コーチング体験

昨年「コーチング」という研修を受けました。
コーチングというのは、簡単にいうと「コーチ」をすることです。

たとえばプロ野球チームに選手とコーチがいるように、コーチはコーチされる人の能力を引き出し、優れた結果を出せるように導くことが役割なわけです。

コーチングは、いいコーチが出来るための考え方を学ぶ場でした。
いや、どっちかというといいコーチングを実地で体験して
「おお~コーチングってこういうものなのか」
ということを理解する研修でしたっけ。

研修は昨年で終わっちゃったんですけど、その後も、有志で集まって、コーチングの実践をしていまして。
先週の土曜日は都内某所の飲み屋で、有志3人が集まり、コーチングの話をしました。

その時に出ていた話。

仕事でこんなことはありませんか。
自分が苦心して作った資料を上司に見せたら、修正箇所に付箋がいっぱい貼られて戻ってくる。
自分では完璧だと思ったのに、ここもあそこも全て修正されていたりします。

これね・・・ちょうど私、先週そんなことがあったのですよ。ものすごいへこみます。自分ってなんてダメなんだろうと。

こんなときにはこういうふうに考えるのが有効です。

「ダメ出しされたのは仕事の内容であって、自分じゃない」

たとえば、時間がなくてやっつけで作った資料でよく精査もしてなかったりして。だからいっぱい修正の箇所が見つかったりする。それは仕方のないことです。
ダメな仕事ににダメだしされるのは当たり前のことで。

でもその場合、自分がダメだから、仕事もダメになったわけじゃない。仕事がダメなのには理由があるわけで、それを指摘されたんだから改善すればいいだけの話。

私たちはこんなふうに、誰かに何かを叱られると、自分がダメなんだと思っちゃう時ってありませんか。

「自分」ってなんでしょう?

その「仕事」は=自分でしょうか。

自分がやった仕事ではあるけれど、その仕事を否定されたからって自分が全否定されたわけじゃない。そんなふうに私たちは、自分と外に現れる様々なことを「分別」して考えることが時に必要です。

・・・なんて話を、飲み屋でコーチング仲間としておりまして。
私は先週、上司に仕事でダメだしされて、仕事をするのに後ろ向きになっていたのですが、この話を思い出して、かなりすっきりしました。

こんなふうに、たとえば仕事じゃなくても。
何かにうまくいかないときに、コーチングは、ほんの少し視点を変えることで、今まで自分が捕らわれていた枠組み(「パラダイム」といいます)を抜けることで、それをうまく進めることができるようになったりするんです。

体験してみたい方はお声をおかけいただければ、私がコーチしますよ~♪

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2008.07.10

3年目の危機

 私の父が再婚してから確か正月が3回過ぎた気がするので、父と義理の母は結婚3年目を迎えているようです。結婚記念日が11月なのは確かなので、結婚したのは2005年の11月だったかと。
 
 3年目というのは、いろんな意味で第一の関門を迎えるようですな。
 
 私の父は元々、家族に対してまめなところはまったくなく、基本的に面倒くさがりで、仕事をしていた頃は、無言で帰ってきて、無言でテレビを見て、無言で食事して、無言で寝てしまう、そんな性格だったのですが、さすがに結婚したてのときは嬉しそうで、新しい奥さんのためにまめに動いているのを見て、娘の私は正直驚いてしまいました。

 義理の母も再婚なのですが、前のご主人の借金でかなり苦労された経験があるらしく、私の父は、あまり財産はないけれど借金もなく、まじめで、ちゃんと家もあって、食べ物や着る物などにうるさくないため、好意的に受け止められていたようです。

 ということで、お互いの利害の一致もあり・・・というと身も蓋もないので、よく言えば相思相愛のラブラブカップルだったわけですが、そんな二人も3年目を迎え、ちょっとした危機を迎えているようです。

 いや・・・先日、実家に帰った時に初めて義理の母から父に対する不満を聞きました。
 元々あまり不満とか言わない方だったので、安心してたのですが、やっぱなぁ・・・そりゃ、不満の一つや二つはあるよなぁ。

 何でも、実家はたまたま、隣近所何件かで構成される町内会の班長を、今年やらされているそうで。町内会でのもめごとといえば、定番の「ゴミ問題」。町内会では、各家持ち回りで当番を決めて、ゴミ置き場を掃除しているのですが、そのゴミ置き場に、普通の一軒家でなく、単身者が入居しているらしいアパートの人もゴミを出しているのですね。

 よくある話ですが、そのアパートの人がゴミの日を守らなかったり、分別をしてなかったりしてかなりマナーが悪い。
 なので、町内会としては、そのアパートの人には、別にゴミ置き場を設けてもらい、実家が所属する町内会が管理するゴミ置き場は使って欲しくない、という意向があるようなのです。

 意向はあるのですが、こういう問題って「猫に誰が鈴をつけるか」ですよ。

 班長だってんで、実家がそれをやることになっているようなのですが、そのアパートの大家と前々から関係が深い住人あり、その人と仲の悪い人もあり、ちゃんとマナーを守ってくれるならゴミ置き場は一つでもいいという意見もあり・・・・人によってみんな意見が違う。

 で。
 そんなバラバラな意見を、誰かがまとめて誰かが相手先に談判しにいかなきゃなのですが・・・それは父がやれってことになってるんですけど、父は、基本的に面倒くさがり。自分から率先して何かを決めるということはしたくないタイプの人間です。
 いや、私もそんな父の娘なので、その気持ちはよく分かる。

 猫に鈴をつけろ、って決まってるなら、あとは自分が食べられてもいいから鈴をつけにいけばいいだけなのですが、どんな鈴がいいのか、そもそも鈴をつけることがいいのか、一番いいのは猫にどっかへ行ってもらうことで鈴をつけるのが根本的な解決にならない、なんてことを言い出す人も居る中で。

 どうするのかを決める役をするのは気が進まないわけですよ。
 だってどう決めたって、どうせ「自分の意見は採用されなかった」とすねる人が出るわけだし。

 というわけで、父は結論を先延ばしにし、のらくらしているわけですな。

 で、父はそれでいいのですが、母はというと。

 海千山千のご近所のおばさんたちに囲まれて、顔を合わせるたびに、
「この間の件、どうなったの? ちゃんとやってくれた?」
 と聞かれてしまって、困ってしまうわけです。
 
 で、夫はのらくらして、一向に動く気配がなく。
 近所の人と顔を合わせるのさえつらくなってきてしまっているようです。

 で、母は。
「お父さんは全然何もしてくれない」
 と嘆いており、父はそれが聞こえないはずはないのに無視を決め込む、という図が、目の前で展開されておりました。

 ・・・あらら。こういうパターン、昔もよくあったなぁ・・・(遠い目)。

 何かトラブルや解決しなければいけない問題が起こった時、皆様は早く片づけてしまいたい方ですか。
 それともとりあえず先送りして、誰かがやってくれるのを待ちますか^^

 まあ、一般的には、前者の方がいいのでしょうが、時々、早く片づけたいと焦ると余計、ひどい結果を招く場合もあったりします。

 それにたくさんの人が関わる問題は、一朝一夕には片づかないのも道理で。いろんな人と調整して一番いいやり方を見つけていくには時間がかかります。仕事を持っている私は、自分一人で事が片づかないが故に、焦ってもどうしようもないことをたくさん経験してきました。
 なので、父ののらくらぶりも作戦なのだろうと思えるのですが・・・

 一方で、母の立場もつらいだろうなぁという気がします。
 ただでさえ、私が今、実家にいないで一人暮らしをしているのは、近所づきあいが面倒だったからだったりしますから。
 
 大切なのは・・・こういうときにお互いがお互いの立場を思いやれるかということです。

 父にはこう言いました。
「お母さんも、新しくこの家にきて、近所の人は前からいる人ばかりだから、何か言われるとどうにかしなくちゃいけないと思ってつらいんだからね。ちゃんとそういう気持ちを聞いてあげないとだめだよ」

 母にはこう言いました。
「近所の人に何か言われても、それを全部自分でどうにかしようと考えなくていいのよ。『それはお父さんにまかせてあるので、また動きがあったらすぐご連絡します』って言っておけばいいんだからね」

 ・・・大丈夫かなぁ。
 父もそういうところで相手の気持ちに鈍いところがあるからなぁ~~

 そのうち、また実家に電話してみよう。父には言うべきことはちゃんと言ったのだけど、母は実際、大変だろうし・・・誰かが母の不満を聞いてあげないとね。
 3年目ってのは、相手のいい部分も全てマイナスに見えてくる時。できるだけ、フォローをしてあげたいと思います。

 ・・・てか、なんでそこまで分かってるのに、私には自分のパートナーがいないのかしら~(爆) ま、人のことはよく見えても、自分のことはまるで見えないなんてのも、よくある話ですわね。

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2008.07.07

ちびまる子ちゃんと「終末のフール」

伊坂幸太郎の「終末のフール」という本を読んでいます。
8年後に小惑星が地球に衝突することが分かってしまい、そんな世界の終わりを生きるいろんな人々の話なのですが、しみじみ、いい感じなのですよね。

本は図書館で借りてきているのですが、これ、買うかなぁ。
手元にずっと置いておきたいな。
登場する人たちが、私は、みんな好き♪

世界の終わりが来るって分かってても、みんなちゃんと生きてる。それが勇気が湧いてくる感じでね・・・

話は変わりますが今日は日曜日なので、夕方、ちびまる子ちゃんがやっておりました。
私はちびまる子ちゃんのエンディングの歌がけっこう好きです。

(引用開始)

♪迷って 悩んで 涙 あふれだしても
♪あしたは お日さま もっと輝いているよ

♪何かで つまづいたり 立ち直れなかったり
♪いろんなことがある 人生だから

♪それはそれなりでいいのさ
♪ケセラセラセラ セラリンコ

(引用終わり)

 いやぁ、なんかねぇ。
 好きなのよねぇ(笑)

(引用開始)

♪なんとなくおかしいね
♪願いごと かなうかな~

(引用終わり)

そう、「なんとなくおかしい」。この感覚が、ちょっと「終末のフール」と似ているように私には思えるのでした。

人生にはいろんなことがあって、何かにつまづいたり、立ち直れなかったりしますよ、うん。
でも・・・それはそれなりでいいのさ。ケセラセラセラ、セラリンコ(笑)。

「終末のフール」の「フール」は、エイプリル・フールの「フール」であります。

この世の終わりがきても、きっと私も私のまんまなんだろうな。

伊坂幸太郎氏の小説は、このほか「ラッシュライフ」や「重力ピエロ」、この間は「魔王」なども読みました。生きることの示唆を与えてくれそうな言葉や考え方が、小説の中にキラキラと散りばめられております。
そして、小説を読んだ後もそれが心に残っていて、何かのときにふと、それが蘇ってきたりして。

・・・おお、そんな物語って「はみだしっ子」と「ぼのぼの」以来かも~(笑)

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2008.07.06

背景を変えました^^

夏になったので、花火にしてみました♪
(前も使ってましたが^^)

あと、春は桜、冬は雪とお正月バージョンのテンプレートを集めてあります。
ココログはいろんなテンプレートが使えて楽しいですよ。

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2008.07.01

アジサイを撮ってみました

 先日、デジカメデビューをしました。
 デジカメ自体はだいぶ前に買ったんですが、つい使い方をマスターするのが面倒で、昨年、ドイツに行った時も、使い慣れた普通のカメラを使っていたのです。

 でも、先日伊豆へ行った際に、カメラに入っていたフィルムを使いきったので、それを機にデジカメデビューをすることにしまして、せっかくなので、大好きは花の写真を撮ろうと思い立ち・・・

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 6月の花といえば「アジサイ」。アジサイの名所といえば・・・
 私の知っている、一番身近なアジサイの名所は、こちら、千葉県松戸市にある「本土寺」というお寺です。ここ「あじさい寺」としても知られているんですよ。今まで知ってはいましたが行ったことがなかったので、早速、出発。先週の日曜日に写真を撮ってきました。

 先週の日曜といえば、実は天気はどしゃぶり。アジサイは雨の中でも綺麗なんですが、靴の中までびしょびしょになりましたとさ。

 でも、写真、きれいに撮れましたでしょ? 見てやってくださいませ。
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これっていいんだろうか?~恩田陸「チョコレートコスモス」~

 以前、三原順さんのマンガ、「はみだしっ子」のセリフがそのまま使われたりして、盗作じゃないかということになり絶版になった小説がありました。(当時の記事→「はみだしっ子」が盗作された
 その他、絵画などでも、盗作疑惑って時折取りざたされますし、アイドルの詩集なども、パクリと言われて絶版になったりスキャンダルになったりしております。

 恩田陸さんの「チョコレートコスモス」を読んで、
 
「あれ? これは許されるの?」

 とちょっと不思議な感じがしてしまいました。作者も「ガラスの仮面」を意識して書いたとどこかで言っていたそうで(出典はネットを探したんですが不明)、本のどこかにそれを書いておかないと、これ、あまりにもなぁ・・・という感が否めません。
 後半のオーディションシーンの「影の演技」のアイデアなどそのままだし。
 なぜ登場人物が演じる公演が「真夏の夜の夢」の現代版なのか。もちろん「ガラスの仮面」そのままの設定とは違いますが、それにしたって・・・

 別にいいんです。これが「ガラスの仮面」のオマージュだってどこかに明確に書いてあれば。
 けど本にはどこにもそんなこと書いてない。なぜだろう? 何も書かずに「ガラスの仮面」に出てくるアイデア使って自分の小説を書いたら、それは・・・パク・・・
 こうして出版されて、そこそこヒットもしているのだから「ガラスの仮面」の作者にはことわっているんだろうなぁ。
 そうじゃなきゃ、これって・・・設定は違いますが、アイデアは「ガラスの仮面」のもの・・・少なくとも私にはそう読めました^^;
 
 恩田陸さんは、「六番目の小夜子」から、けっこう好きでいろいろな作品を読んでいます。「チョコレートコスモス」も面白いと評判だったので、楽しみにして読んで実際、面白い小説でした。

 「真夏の夜の夢」の話や、一度見ただけで舞台のセリフを覚えてしまう天才少女だけなら、まったく気になりませんでした。同じような設定だけど違う作品だと思えたので。

 でもオーディションでの「影の演技」。
 あれだけは「ガラスの仮面」が好きで何度も読んだ私には、ちょっとショックが大きかったです^^;

 もしも、恩田陸さんが「ガラスの仮面」をまったく読んだことがなくて、「チョコレートコスモス」を書いたのなら、それはそれで素晴らしいのでしょうけれど・・・そうでもなさそうなのに。
 本にはそのことにまったく触れられていないのがとても残念です。これっていいのかなぁ?  

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