poem(71)
「打ち上げ花火」
音に惹かれて自転車を走らせ
思いがけない穴場を見つけた
線路を渡る歩道橋の上
花火は正面にしっかりと大きく見えた
赤に緑に紫に
花火は次々と夜空にひらく
まさかこんなところから
こんなふうにちゃんと見られるなんて
『ね? すごいと思わない?』
伝えたくても振り返ってもきみはいない
旅行に行ってきれいな景色を見ても
映画にいって素晴らしい物語に感動しても
カフェでとてもおいしいデザートに舌鼓を打っても
それを一番に伝えたいきみがいない
夜空に咲いては消えていく花火
こんなに・・・こんなにきれいなのに
きみがいないだけで
こんなに
こんなに辛いなんて
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