「あたし彼女」
いつも「虚構新聞」というサイトを愛読しています。
その虚構新聞に「『あした彼女』掲載サイトが削除 」と記事が出ていました。
虚構新聞なので、記事の内容は「虚構」なんですが、題材にしている事件は本物なので、虚構新聞によると『あした彼女』という小説が盗作をしたとされる『あたし彼女』という作品は実在していて、ケータイ小説大賞をとったという話はほんとなのだろうなぁと思って、例によって検索してみたら・・・ありました。
虚構新聞の記事によれば・・・
(引用開始)
こんな
小説で
200万
円
なら
オレにも
くれ
みたいな
(引用終わり)
これを読んで、笑ってしまいました。
私もざっと「わたし彼女」を読んでみましたが。
世の小説なんて得てしてそんなものです。
「こんなのなら俺にも書ける」
だけど、それに誰が気づいて、誰が作品として、世に出すか。それがポイントなのですよ~
「わたし彼女」はなかなかよかったですよ。よくあるドラマなのでしょうが、やっぱり読んでいてちょっぴり胸が痛みます。
すぐに読めますので、みなさま、のぞいてみて下さいね。
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Comments
遅コメントすみません(汗)
私も「あたし彼女」読みました。
簡単に読めるし、いかにも感があってこういうのがケータイ小説なんだろうなと思いました。
ただ、作者が意図しているかどうかわからないですが、前半と後半では文体が少しずつ変化していってるとか、途中になげやりになったときにはまた文体が戻ってるとか、そういう技は使える人なんだろうなと思いました。
そういう意味では、技工派なんでしょうね。
ただ、題材が。
あまりにもありふれた、使いならした題材だったので、それにはもう少し味をつけてほしかったなぁと思ったんですけど。
どうでしょう?
Posted by: pg | 2008.10.11 09:27
pgさん、いらっしゃい。
私が思うに、
「ありふれて、使いならした題材」を、
ケータイ小説のあの様式で、
うまく表現した見せたからこそ、
きっと支持を得たのだろうと。
水戸黄門やサザエさんみたいに、
少女マンガもある意味で、パターンってあります。
そのパターンにはまっていることで、「お約束」が果たされ、みんながほっとする、みたいな。
ケータイで小説を読む層には、あのくらいの感じが、一番しっくりくるような気がするです。
多少、途中で「え~」みたいなことがありつつも、最後は・・・みたいなね。
そういうところも、それも全て理解った上で、こういうストーリーを作ったとしたら、この作者はすごいですな^^
Posted by: BUBI | 2008.10.12 20:23